別れ
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2
「お前の目的は何だ?」
「私はね、力が好きなのです。その力は是非とも私のコレクションにしたい」
「コレクションだと?」
「えぇ。まだ生きている人魚がいてよかった、ほとんどの人魚は私の実験材料としてドクターに渡しましたから」
「っ!なんですって...⁈」
「まさか人魚の中でも力を持つ者と持たない物がいるとは思いませんでしたからね。その力、必ず頂きましょう」
そう言うと目の前の男は腕を振り地面に叩きつけた
バリバリバリ!!
「渚!」
「分かってるわ!」
美凪は渚に抱えられると建物の中から飛び出し、少し離れた場所に避難した
「ママ!パパは大丈夫⁈」
「大丈夫よ」
自分に微笑んでいる母の笑顔の裏に緊張の色があることを美凪は感じていた
目の前では目にも止まらない速さの戦いが繰り広げられていた
爆音と共に砕ける建物
空中でぶつかる衝撃波
燃え上がる荒野
そんな光景が目の前に広がり美凪は動くことが出来なかった
そんな中、渚はこちらに向かって来る何十もの敵の存在に気づと美凪の首にペンダントをかけ、建物の陰に連れて行き身をひそめるように伝えた
「ママ...」
「大丈夫よ、直ぐに帰って来るからね」
美凪を隠した渚は爆音のする遠くのガイアが気になりながらも敵と対峙していた
その一瞬の隙だっだ
ガイアの様子に気を配っていた渚の背後に敵が迫っていたのだ
『やられるっ‼』
そう覚悟した時、渚の目の前を綺麗な白い髪が通った
「マ、マ... だいじょうぶ?」
「美凪...美凪っ!」
敵の刃は渚には届かなかった
代わりに美凪の胸を突き刺していたのだ
生き物なのかさえも分からない姿をした敵はドリル型をしている腕に刺さっている美凪を邪魔なものだというように振り捨てた
地面に叩きつけられた美凪の体からは赤い液体が溢れ出ていた
♢♢♢
その様子は遠くで戦っているガイアにも見えていた
「っ!美凪!渚!」
「おやおや、あちらに向かう余裕はないでしょう?」
「どけッ‼」
♢♢♢
美凪に駆け寄った渚は小さな手を握って胸に空いた穴を見ていた
「美凪!大丈夫よ!必ず助けるわっ!」
「マっ、マ...けがっ、して、な、い?」
「っ...!大丈夫だからっ!喋っちゃだめよっ!」
「よか、った...こわかったけどねっ、ママ、を、まもら、なきゃっ...て」
「うん、うんっ...!ありがとうっ...!美凪はママのヒーローよ!」
「そっ、か...」
周りの敵が2人に襲い掛かろうとしていたが、ガイアの放った衝撃波で全てが倒された
『ダメだわ...!このままじゃ...っ!ガイア...!』
「お前の目的は何だ?」
「私はね、力が好きなのです。その力は是非とも私のコレクションにしたい」
「コレクションだと?」
「えぇ。まだ生きている人魚がいてよかった、ほとんどの人魚は私の実験材料としてドクターに渡しましたから」
「っ!なんですって...⁈」
「まさか人魚の中でも力を持つ者と持たない物がいるとは思いませんでしたからね。その力、必ず頂きましょう」
そう言うと目の前の男は腕を振り地面に叩きつけた
バリバリバリ!!
「渚!」
「分かってるわ!」
美凪は渚に抱えられると建物の中から飛び出し、少し離れた場所に避難した
「ママ!パパは大丈夫⁈」
「大丈夫よ」
自分に微笑んでいる母の笑顔の裏に緊張の色があることを美凪は感じていた
目の前では目にも止まらない速さの戦いが繰り広げられていた
爆音と共に砕ける建物
空中でぶつかる衝撃波
燃え上がる荒野
そんな光景が目の前に広がり美凪は動くことが出来なかった
そんな中、渚はこちらに向かって来る何十もの敵の存在に気づと美凪の首にペンダントをかけ、建物の陰に連れて行き身をひそめるように伝えた
「ママ...」
「大丈夫よ、直ぐに帰って来るからね」
美凪を隠した渚は爆音のする遠くのガイアが気になりながらも敵と対峙していた
その一瞬の隙だっだ
ガイアの様子に気を配っていた渚の背後に敵が迫っていたのだ
『やられるっ‼』
そう覚悟した時、渚の目の前を綺麗な白い髪が通った
「マ、マ... だいじょうぶ?」
「美凪...美凪っ!」
敵の刃は渚には届かなかった
代わりに美凪の胸を突き刺していたのだ
生き物なのかさえも分からない姿をした敵はドリル型をしている腕に刺さっている美凪を邪魔なものだというように振り捨てた
地面に叩きつけられた美凪の体からは赤い液体が溢れ出ていた
♢♢♢
その様子は遠くで戦っているガイアにも見えていた
「っ!美凪!渚!」
「おやおや、あちらに向かう余裕はないでしょう?」
「どけッ‼」
♢♢♢
美凪に駆け寄った渚は小さな手を握って胸に空いた穴を見ていた
「美凪!大丈夫よ!必ず助けるわっ!」
「マっ、マ...けがっ、して、な、い?」
「っ...!大丈夫だからっ!喋っちゃだめよっ!」
「よか、った...こわかったけどねっ、ママ、を、まもら、なきゃっ...て」
「うん、うんっ...!ありがとうっ...!美凪はママのヒーローよ!」
「そっ、か...」
周りの敵が2人に襲い掛かろうとしていたが、ガイアの放った衝撃波で全てが倒された
『ダメだわ...!このままじゃ...っ!ガイア...!』