家族のありかた(リクエスト作品)
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騒動の後、森に木を育てる事が始まった。研究所の職員達がせめてもの償いにと提案したのだ
そんな中ザルード達が現れた。ココ達が心配する中ザルードがまぁ、見てろと声をかけた時ザルード達のふりかけたツルが黄金色の花吹雪となり木の苗がみるみると育ちはじめ、ザルード達がポケモンや人間と共に森を育て始めた
森のポケモン、人間、そしてザルード達
それぞれが自分に出来ることを行い互いに助け合って森を育てる
その光景を見たザルードの長老がココに語りかけていた
“人間とポケモンをつないだ。ココは人間でありポケモン。お互いの心を持っているからできたことだ”と
長老の話しを聞いていたココの表情が何かを決意した表情に見え、それと同時にココを見ていたザルードがどこか悲しそうなそれでいて、嬉しそうな顔をしていたことに小夜は気づいた
しばらくしてサトシ達が旅立つ事になった
「またどこかで会おうな!」
そう笑う彼らはとても輝いていた
そして
ココが旅に出たいとザルードに伝えたのだ
「俺は人間とポケモン、その二つの懸け橋になりたい!」
「そんなのお前にはできないさ!どうせすぐ泣いて帰って来るぞ!」
「そんなことない!なってみせるさ!」
「勝手にしろ!」
「ごめん、とうちゃん..。」
駆け出すココの背中を見ているザルードに仲間の1人が声をかけた
「おい、これで良かったのか?」
「あぁ。さぁ!みんな、息子の旅立ちだ!よろしく頼む!」
ザルードの合図でココの見送りの為の準備が始まった。そして、神木から吹き上がる噴水が空を輝かせた
それと同時にマリアが花びらの舞を空中に巻き上げ他のメンバーも各配置で空に打ち上げた技のマリアージュが起こった時、噴水の空にかかる大きな虹が現れ花びらの風がココとサトシを包み込んだのだ
それを見ていたサトシとピカチュウは大興奮しており、ココは神木の方を驚いたように見ていた。そこにはこちらを優しく見ているザルードの姿があった
「とおちゃん...俺、頑張ってくるよ!」
そして、元気よく駆けだすココをザルードは見守っていた
「思う存分、なってこい、人間とポケモンのかけ橋ってやつに。お前ならなれる。だってそうだろ?お前は俺の自慢の息子だ!」
『俺の 自慢の息子 だ』
そっか、あれはあなただったんだね...
「ザルードさん、あなたが伝えたかったのはこの事をだったんだね…」
「あぁ?なんか言ったか?」
「うんうん。それじゃあ、みんなも戻ってきたから私たちも行きますね」
「そうか...色々ありがとな」
他のザルード達にも挨拶をし、旅立とうとした小夜にザルードの声が届いた
「お前は...お前達はいい家族だ!」
「っ!...うん!」
向かい合った2人の表情はとても晴れやかだった
◇◇◇
ザルード達と別れた 小夜はコアを腕に抱き道を歩いていた
ねー、これからどこ行くの?色々あって結局ここがどこなのか良く分かってないよ
「そうだね...どうしようか」
そう悩んでいた時、リーンとどこからか音が聞こえてきたかと思った次の瞬間には見覚えのある場所に立っていた
「ここって...オーキド研究所?」
もぉ〜!何がどうなってんのさ!
コアがやけくそのように叫んだ時、辺りは白い空間に包まれ目の前に彼が現れた
「アルセウスさん?」
やぁ、おかえり
「? もしかして...アルセウスさんがココ達のいる所へ私たちを?」
そうだ
はぁ〜?!なんでそんなことするんだよ!
これこれ、これでも私はこの世界の創造神だぞ。そんな口のきき方は...
そんなの関係ないでしょ!急に飛ばされて僕も小夜も大変だったんだから!
うるさいの〜。それに、我が飛ばしたがそう願ったのは じゃぞ
「...わたし?」
覚えておらんのか?それとも無自覚なのか...。そなたはザルードの想いを聴き、奴らの力になりたいと願った。その願いが我に届きあの場所へそなたらを向かわせたのだろう。
全てはそなたの想いからだ
小夜は優しいからね〜、しょうがない
「あはは...ごめんね」
それで、想いは届いたのか?
アルセウスの質問に嬉しそうに笑顔で答えたのだった
おわり*