もう一人の神様(リクエスト作品)
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もう1人の神様.4
「どうして...」
「シーナさんとダモスさんがやってくれたんだ!」
『そっか...ダモスさん達はポケモンと心を見せ合う事ができるって言ってたから』
「でもなんでアルセウスは動かないんだ⁈」
ポケモン達の攻撃が止まったにも関わらず、アルセウスは動かないまま水にのみこまれていた。そして、そんな様子を見ていたサトシが何かを見つけると2階から梁をつたって下へと向かおうとしていた
「サトシ⁈」
「ギシンだ!あいつが本物の命の宝玉を持ってる!アルセウスに返すんだ!」
そう言うとピカチュウと一緒にギシンの元へ向かい、命の宝玉を取り返したのだ
銀の水がさらに流し込まれアルセウスが沈んでいく中、サトシが懸命にアルセウスに声をかけるが、全く反応を示さなかった
「なんで...」
そして、目を疑うような光景が広がりはじめた
ピカチュウやサトシの体が透け始め、徐々に消滅し始めたのだ
それはサトシ達だけではなく、タケシやヒカリ、シーナも一緒だった
「未来は変わらない...アルセウスは死にお前たちが来る事は無くなるのだ!」
「ギシン...!貴様っ...!」
「ダモス、お前も諦めろ。もはやアルセウスには誰の声も届かぬ」
下を見下ろしながら勝ち誇ったように笑うギシンに対して、ダモスは何も言わずただ、アルセウスに心を見せようとしていた
『どうしよう...どうすれば皆を救えるの⁈』
小夜、落ち着いて。私達がいます
ナイトを見ると力強い目をしていた。そして、マリアも同じ目をしておりバックの中にいる4つのボールが自分たちもいると言わんばかりにカタカタと揺れていた
「みんな...ありがとう!」
小夜はもう一度アルセウスを見ると、ジンをボールから出して2階から1階へと移動した
「ダモスさん!」
「君は!ここは危険だ!離れなさい!」
「私に何が出来るか分からないけど、私も力を貸します!」
「なに⁈」
「私はポケモン達と話せます!ダモスさんのようには出来ないかもしれないけど、私もアルセウスさんに話しかけてみますから!」
「しかし!」
「迷ってる暇はありません!未来のために!」
「っ!そうだな、よろしく頼む!」
そう言うと、ダモスと小夜は手を合わせ意識をアルセウスへと集中した
『こ、これは...』
意識の世界の中で小夜が見たものはアルセウスを包む怒りの感情だった。その感情は波となりアルセウスの心へ入ろうとするダモスを拒絶していた
『このままじゃ皆の気持ちが伝わらない!少しでも怒りの波が途絶えてくれれば...!』
「アルセウスさん...私です、小夜です。彼方を助けに来ました。アルセウスさん...聞こえますか?小夜です」
怒りの波にのみこまれそうになりながらも小夜はいつもと変わらない口調でアルセウスを呼ぶと閉じていた目が開き小夜と視線が合わさった
お前は...
その一瞬を見逃さずダモスがアルセウスへと心を見せると怒りの波は次第に治まっていき、サトシの持ってきた命の宝玉に触れるとアルセウスの体がまばゆい輝きを放った
そして、消えたはずのサトシやピカチュウが姿を現したのだ
「ピカチュウ!」
サトシ!
「よかった...!」
喜んでいたのも束の間、崩れ出していた神殿の崩壊は止まらずそれぞれが外へ逃げだそうとしていた
小夜もがれきが当たるからとジンやナイト、マリアをボールに入れ神殿の外へ出ようとしていたが、脱出の混乱で装身具が体にからまって身動きの取れなくなっていたヒノアラシを見つけた
「君!大丈夫よ!今、とってあげるからね」
わ~ん!たすけて~!
「大丈夫よ」
そう言いながら優しく装身具を外し、ヒノアラシを抱きかかえて外に出ようとした小夜だったが、上から岩が落ちてきている事には気がついていなかった
5へつづく*
「どうして...」
「シーナさんとダモスさんがやってくれたんだ!」
『そっか...ダモスさん達はポケモンと心を見せ合う事ができるって言ってたから』
「でもなんでアルセウスは動かないんだ⁈」
ポケモン達の攻撃が止まったにも関わらず、アルセウスは動かないまま水にのみこまれていた。そして、そんな様子を見ていたサトシが何かを見つけると2階から梁をつたって下へと向かおうとしていた
「サトシ⁈」
「ギシンだ!あいつが本物の命の宝玉を持ってる!アルセウスに返すんだ!」
そう言うとピカチュウと一緒にギシンの元へ向かい、命の宝玉を取り返したのだ
銀の水がさらに流し込まれアルセウスが沈んでいく中、サトシが懸命にアルセウスに声をかけるが、全く反応を示さなかった
「なんで...」
そして、目を疑うような光景が広がりはじめた
ピカチュウやサトシの体が透け始め、徐々に消滅し始めたのだ
それはサトシ達だけではなく、タケシやヒカリ、シーナも一緒だった
「未来は変わらない...アルセウスは死にお前たちが来る事は無くなるのだ!」
「ギシン...!貴様っ...!」
「ダモス、お前も諦めろ。もはやアルセウスには誰の声も届かぬ」
下を見下ろしながら勝ち誇ったように笑うギシンに対して、ダモスは何も言わずただ、アルセウスに心を見せようとしていた
『どうしよう...どうすれば皆を救えるの⁈』
小夜、落ち着いて。私達がいます
ナイトを見ると力強い目をしていた。そして、マリアも同じ目をしておりバックの中にいる4つのボールが自分たちもいると言わんばかりにカタカタと揺れていた
「みんな...ありがとう!」
小夜はもう一度アルセウスを見ると、ジンをボールから出して2階から1階へと移動した
「ダモスさん!」
「君は!ここは危険だ!離れなさい!」
「私に何が出来るか分からないけど、私も力を貸します!」
「なに⁈」
「私はポケモン達と話せます!ダモスさんのようには出来ないかもしれないけど、私もアルセウスさんに話しかけてみますから!」
「しかし!」
「迷ってる暇はありません!未来のために!」
「っ!そうだな、よろしく頼む!」
そう言うと、ダモスと小夜は手を合わせ意識をアルセウスへと集中した
『こ、これは...』
意識の世界の中で小夜が見たものはアルセウスを包む怒りの感情だった。その感情は波となりアルセウスの心へ入ろうとするダモスを拒絶していた
『このままじゃ皆の気持ちが伝わらない!少しでも怒りの波が途絶えてくれれば...!』
「アルセウスさん...私です、小夜です。彼方を助けに来ました。アルセウスさん...聞こえますか?小夜です」
怒りの波にのみこまれそうになりながらも小夜はいつもと変わらない口調でアルセウスを呼ぶと閉じていた目が開き小夜と視線が合わさった
お前は...
その一瞬を見逃さずダモスがアルセウスへと心を見せると怒りの波は次第に治まっていき、サトシの持ってきた命の宝玉に触れるとアルセウスの体がまばゆい輝きを放った
そして、消えたはずのサトシやピカチュウが姿を現したのだ
「ピカチュウ!」
サトシ!
「よかった...!」
喜んでいたのも束の間、崩れ出していた神殿の崩壊は止まらずそれぞれが外へ逃げだそうとしていた
小夜もがれきが当たるからとジンやナイト、マリアをボールに入れ神殿の外へ出ようとしていたが、脱出の混乱で装身具が体にからまって身動きの取れなくなっていたヒノアラシを見つけた
「君!大丈夫よ!今、とってあげるからね」
わ~ん!たすけて~!
「大丈夫よ」
そう言いながら優しく装身具を外し、ヒノアラシを抱きかかえて外に出ようとした小夜だったが、上から岩が落ちてきている事には気がついていなかった
5へつづく*