みんなポケモン！２

何が近づいて来ているのかとグレン達が警戒していると、紫色の体をしたポケモンが現れた。

君たち、どうかしたの？

なんだ、お前！

こら、グレン。そんな威圧的になってはいけません。

すみません、あなたはニドランですね。

そうだけど、そっちの子大丈夫？元気ないみたいだから。お腹空いたの？

えぇ、ちょっと疲れたみたいで。どこか、休める場所はありませんか？

それなら、一緒においでよ！

そう言ってニドランは草原の奥へと向かって行った。

おい、あいつのこと信用していいのか？！

とりあえず、今は人目につかない場所へ移動しましょう。奴らがまた来る可能性もありますし。まぁ、あれだけしたのでしばらくは怖気ついて来ないと思いますけど

（こいつ、相当やったな。）




ニドランの後をついて3人は草原の中を歩いていた。

さぁ、着いたよ！

そう言うニドランの先を見ると、一面花畑が広がっていた。

「わぁ〜綺麗」

花畑を見た小夜の表情が明るくなったのを見てグレンとナイトは少しホッとした気持ちになった。

きのみを持ってくるからちょっと待っててね！

そう言ってニドランは取りに行き、たくさんのきのみを持ってきてくれた。

とりあえず、いただきましょうか

「...う、うん」

小夜の元気がない様子を見てグレンは声をかけた。

せっかくもらったんだから食えよ

「...そうだね」

3人がもらったきのみを食べていると、ニドランが駆け寄ってきた。

ちょっとは元気になった？

はい、ありがとうございます

そっか！よかった！

今ね、向こうで皆んなで踊ってるから君たちも来なよ！キレイハナやラフレシア達もいるからさ！

そう言われニドランの後をついて行くとポケモン達が輪になって踊っている様子が見えた。