兄弟コンビ(リクエスト作品)
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『みんな...!無事でいて!』
小夜は必死になって森の中を走っていた。
小夜達は湖のほとりで野宿をしていた。湖ではコアやミズキが水浴びをしたり、たき火や星空を眺めて楽しく過ごしていた一行だったが事件が起きた。
いつものようにそれぞれの時間を過ごしていた一行の目の前に武装をした人間が現れ、いきなり攻撃してきたのだ。
グレン達は交戦していたがハンターたちの方が一枚上手だった。ポケモンの技を無効にし、動きを封じる機械を使い全員の身柄を拘束したのだ。そして、車に乗せるとそのまま走り去って行ってしまった。
小夜は車のタイヤ跡を追って森の中をただひたすらに走っていた。転んでも、枝で頬や体を傷つけても、それでも小夜は走っていた。
しかし、途中でタイヤの跡は消えており小夜はその場に座り込むしかなかった。
「みんな...っ...、どうしよう...私、どうしたら...」
小夜はこれからどうすればいいのか考えていた。そんな時、バックから1つの笛が転がり落ちた。
「これ...」
それは海辺で出会った妹思いな彼から貰った笛だった。
それは小夜の思いとなりオレに届く。オレは助けてくれた小夜達のためならどこへだって行こう。
その時の言葉を思い出した小夜は願いを込めて笛を吹いた
『お願い!助けて!』
笛の音はどこまでも届くような澄んだ音だった。そして、ビュンと一瞬強い風が吹いた時目の前にいたのは懐かしい青と白の彼だった
呼んだか?
「ラティオスさん...」
どうした?そんなボロボロの体で...他の奴らはどこだ?
その言葉を聞いた小夜はどうすることも出来ない自分と、ラティオスが来てくれた安心から我慢していた涙をポロポロと流し始めた。
お、おい!どうしたんだ⁈
あ~!お兄ちゃんが泣かせた~!
バッ!バカ!違うぞ!
もぉ~! お姉ちゃんどうしたの?大丈夫?
小夜は涙をぬぐいながら可愛らしい声のする方に顔を向けると、そこにはラティオスと似た少し小さいポケモンがいた。
「...あなたは?」
私はラティアス!お兄ちゃんの妹だよ!
「ラティアス...?」
うん!お姉ちゃんは小夜ちゃんでしょ?
「なんで私の名前...」
だって急にお兄ちゃんがどっか行こうとするんだもん!お兄ちゃんがそんな事するなんて初めてだし、前に貝殻を探してくれた女の子の事を嬉しそうに話してたから、そうかなって思って!
ラティアスの言葉を聞いていたラティオスは少し頬を赤くして余計なことは言うなとどこか慌てた様子でラティアスを叱っていた。
それで、どうしたんだ?1人でこんな所にいて。他の奴らは?
「お願いがあるの...力を貸してほしいの」
その後、小夜はこれまでの経緯を2人に涙ながら話した。話しを聞いたラティアスがプンスカプンと怒っており今にも追いかけようとしたが、ラティオスが闇雲に探さてもダメだと止めひとまず自分が探しに行くということになった。
お兄ちゃん、悪い人の場所分かった?
あぁ、今から“見せる”。いいか、小夜を落とすんじゃないぞ。
大丈夫だよ〜♪
ラティオスがハンター達を探しに出たあと、小夜とラティアスは2人で残っており、森を走り回った時に出来た傷を癒してもらっていた。そして、ラティオスからのテレパシーによって連絡を受けた2人はラティアスの背に乗って空を飛んでいた。
「ラティオスの言ってた見せるってなに?」
あのね!私とお兄ちゃんはお互いに見たものや感じた事をを共有する事ができるの!だから、今もお兄ちゃんの目を通して見えてる場所が私にも見えてて、そこに向かってるってことなんだ〜♪
「そうなんだ...2人はとっても仲がいいんだね」
ふふっ♪お兄ちゃんは人間の事が好きじゃないんだけど、小夜の事は良く話してくれるんだよ!自分を助けてくれてとってもいい子だって!それに、小夜の仲間達もいい奴らばっかりだって言ってたの!あんなに楽しそうなお兄ちゃんが見れて私も嬉しくて♪ありがとうね!
「お礼を言うのは私の方だよ、来てくれてありがとう」
絶対、みんなを助けようね!
「うん!」
『みんな、待っててね!』
2へ続く*
小夜は必死になって森の中を走っていた。
小夜達は湖のほとりで野宿をしていた。湖ではコアやミズキが水浴びをしたり、たき火や星空を眺めて楽しく過ごしていた一行だったが事件が起きた。
いつものようにそれぞれの時間を過ごしていた一行の目の前に武装をした人間が現れ、いきなり攻撃してきたのだ。
グレン達は交戦していたがハンターたちの方が一枚上手だった。ポケモンの技を無効にし、動きを封じる機械を使い全員の身柄を拘束したのだ。そして、車に乗せるとそのまま走り去って行ってしまった。
小夜は車のタイヤ跡を追って森の中をただひたすらに走っていた。転んでも、枝で頬や体を傷つけても、それでも小夜は走っていた。
しかし、途中でタイヤの跡は消えており小夜はその場に座り込むしかなかった。
「みんな...っ...、どうしよう...私、どうしたら...」
小夜はこれからどうすればいいのか考えていた。そんな時、バックから1つの笛が転がり落ちた。
「これ...」
それは海辺で出会った妹思いな彼から貰った笛だった。
それは小夜の思いとなりオレに届く。オレは助けてくれた小夜達のためならどこへだって行こう。
その時の言葉を思い出した小夜は願いを込めて笛を吹いた
『お願い!助けて!』
笛の音はどこまでも届くような澄んだ音だった。そして、ビュンと一瞬強い風が吹いた時目の前にいたのは懐かしい青と白の彼だった
呼んだか?
「ラティオスさん...」
どうした?そんなボロボロの体で...他の奴らはどこだ?
その言葉を聞いた小夜はどうすることも出来ない自分と、ラティオスが来てくれた安心から我慢していた涙をポロポロと流し始めた。
お、おい!どうしたんだ⁈
あ~!お兄ちゃんが泣かせた~!
バッ!バカ!違うぞ!
もぉ~! お姉ちゃんどうしたの?大丈夫?
小夜は涙をぬぐいながら可愛らしい声のする方に顔を向けると、そこにはラティオスと似た少し小さいポケモンがいた。
「...あなたは?」
私はラティアス!お兄ちゃんの妹だよ!
「ラティアス...?」
うん!お姉ちゃんは小夜ちゃんでしょ?
「なんで私の名前...」
だって急にお兄ちゃんがどっか行こうとするんだもん!お兄ちゃんがそんな事するなんて初めてだし、前に貝殻を探してくれた女の子の事を嬉しそうに話してたから、そうかなって思って!
ラティアスの言葉を聞いていたラティオスは少し頬を赤くして余計なことは言うなとどこか慌てた様子でラティアスを叱っていた。
それで、どうしたんだ?1人でこんな所にいて。他の奴らは?
「お願いがあるの...力を貸してほしいの」
その後、小夜はこれまでの経緯を2人に涙ながら話した。話しを聞いたラティアスがプンスカプンと怒っており今にも追いかけようとしたが、ラティオスが闇雲に探さてもダメだと止めひとまず自分が探しに行くということになった。
お兄ちゃん、悪い人の場所分かった?
あぁ、今から“見せる”。いいか、小夜を落とすんじゃないぞ。
大丈夫だよ〜♪
ラティオスがハンター達を探しに出たあと、小夜とラティアスは2人で残っており、森を走り回った時に出来た傷を癒してもらっていた。そして、ラティオスからのテレパシーによって連絡を受けた2人はラティアスの背に乗って空を飛んでいた。
「ラティオスの言ってた見せるってなに?」
あのね!私とお兄ちゃんはお互いに見たものや感じた事をを共有する事ができるの!だから、今もお兄ちゃんの目を通して見えてる場所が私にも見えてて、そこに向かってるってことなんだ〜♪
「そうなんだ...2人はとっても仲がいいんだね」
ふふっ♪お兄ちゃんは人間の事が好きじゃないんだけど、小夜の事は良く話してくれるんだよ!自分を助けてくれてとってもいい子だって!それに、小夜の仲間達もいい奴らばっかりだって言ってたの!あんなに楽しそうなお兄ちゃんが見れて私も嬉しくて♪ありがとうね!
「お礼を言うのは私の方だよ、来てくれてありがとう」
絶対、みんなを助けようね!
「うん!」
『みんな、待っててね!』
2へ続く*