ヒーロー(リクエスト作品)
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ヒーロー.2
「っ....」
小夜が目覚めた時そこは病院だった。
例によって全員外に出ており、(ミズキは部屋に近い外の池にいたが、窓から部屋の中に顔だけ入れていた。ジンも中には入れないという事で外にいたが、ミズキのように顔だけ部屋の中に入れている状態である)小夜が目覚めた時それはそれは大騒ぎだった。そんなポケモンをジョーイさんがなだめ、ジュンサーさんを呼んでくれた。
ジュンサーさんから聞いた事の次第はこうだ。
小夜を連れ去ったのは人身売買を行っている組織であり警察でも問題視をしていたとのことである。そして、ジュンサー達が建物から上がる煙に気づき現場に駆け付けた時、破壊光線や雷でも落ちたのかというように辺りの建物は崩れており、所々は火の海だったという。
犯人の2人はボコボコにされているという言葉が似合う程の傷だったそうだ。そんな2人をよそに小夜の周りにはポケモン達が小夜を守るように囲んでいたと言う。
身体検査の結果特に問題は無く、平手打ちされた頬も数日以内には赤みも引くとの事だった。
ジュンサーさんが帰った後、起き上がろうとした小夜をグレンが前足でおでこを抑えベッドへと戻した。
まだ寝てろ
「もう大丈夫だよ」
傷は痛みますか...?
「うんうん、大丈夫。直ぐに治るって言ってたし」
小夜...ごめんなさい。あの時、私が一緒に行っていれば...
「マリア、そんなこと言わないで。私が大丈夫って言ったんだし、マリアのせいじゃないよ」
で、でも...
「マリアにそんな顔をさせて私の方こそ、ごめんね。良い人だって思ったんだけど...私ももっと人を疑わないとダメだね...」
...疑わなくていい
「えっ?」
お前が人を疑うなんで出来っこねぇだろ?だから、別に疑おうとしなくていい
「で、でも...またみんなに迷惑かけちゃう」
お前の代わりに俺達が警戒してやるよ。だから、小夜は小夜のままでいろ
「....っうん、ありがとう」
小夜が涙ぐみながらそう答えるとその様子を見ていたコアが小夜を泣かせたと騒ぎ出し、病室は賑やかなものになった。
「みんな、助けに来てくれてありがとう...。みんなの後ろ姿、かっこよかった。まるで、ヒーローみたで。本当にありがとうね」
小夜の言葉に全員が誇らしげに笑っていた。
おわり*
「っ....」
小夜が目覚めた時そこは病院だった。
例によって全員外に出ており、(ミズキは部屋に近い外の池にいたが、窓から部屋の中に顔だけ入れていた。ジンも中には入れないという事で外にいたが、ミズキのように顔だけ部屋の中に入れている状態である)小夜が目覚めた時それはそれは大騒ぎだった。そんなポケモンをジョーイさんがなだめ、ジュンサーさんを呼んでくれた。
ジュンサーさんから聞いた事の次第はこうだ。
小夜を連れ去ったのは人身売買を行っている組織であり警察でも問題視をしていたとのことである。そして、ジュンサー達が建物から上がる煙に気づき現場に駆け付けた時、破壊光線や雷でも落ちたのかというように辺りの建物は崩れており、所々は火の海だったという。
犯人の2人はボコボコにされているという言葉が似合う程の傷だったそうだ。そんな2人をよそに小夜の周りにはポケモン達が小夜を守るように囲んでいたと言う。
身体検査の結果特に問題は無く、平手打ちされた頬も数日以内には赤みも引くとの事だった。
ジュンサーさんが帰った後、起き上がろうとした小夜をグレンが前足でおでこを抑えベッドへと戻した。
まだ寝てろ
「もう大丈夫だよ」
傷は痛みますか...?
「うんうん、大丈夫。直ぐに治るって言ってたし」
小夜...ごめんなさい。あの時、私が一緒に行っていれば...
「マリア、そんなこと言わないで。私が大丈夫って言ったんだし、マリアのせいじゃないよ」
で、でも...
「マリアにそんな顔をさせて私の方こそ、ごめんね。良い人だって思ったんだけど...私ももっと人を疑わないとダメだね...」
...疑わなくていい
「えっ?」
お前が人を疑うなんで出来っこねぇだろ?だから、別に疑おうとしなくていい
「で、でも...またみんなに迷惑かけちゃう」
お前の代わりに俺達が警戒してやるよ。だから、小夜は小夜のままでいろ
「....っうん、ありがとう」
小夜が涙ぐみながらそう答えるとその様子を見ていたコアが小夜を泣かせたと騒ぎ出し、病室は賑やかなものになった。
「みんな、助けに来てくれてありがとう...。みんなの後ろ姿、かっこよかった。まるで、ヒーローみたで。本当にありがとうね」
小夜の言葉に全員が誇らしげに笑っていた。
おわり*