虹色の可能性
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87.叫び
ロケット団が空へ消えて行った直後、ジュンサーたちがやって来た
事の詳細はフジ老人がジュンサーへ説明しており、小屋の庭にいたポケモン達はどの子も捕られていはいないとのことだった
イーブイを始め、小夜のポケモン達はポケモンセンターへと運ばれ手当を受けている間、小夜はフジ老人やジュンサーと話しをしていた
「あの子は...ロケット団の研究所で実験をされていたんじゃな...。」
「なんて酷いことを...!必ずロケット団は私達が捕まえてみせます!それに、小夜ちゃんの話ではポケモンタワーにも現れたようですからしばらくシオンタウンは重点的に巡回をします!」
そう言いながら敬礼をしてジュンサーはポケモンセンターを後にした
「あの子...実験されて人間が嫌いになってしまったんですね...」
「あぁ。そうじゃろうな。だから誰にも心を開かずずっと1人でおったんじゃろ」
「でも、あの子、他のポケモン達を守ろうとしていました...。だから、きっととっても優しい子だと思います...。」
「あぁ。あの子にも仲間が出来ればいいんじゃがな...。」
しんみりとした雰囲気の中、奥から大きな音がしたかと思えばラッキーとジョーイさんが血相をかいて処置室から飛び出してきた
「何事じゃ!」
「フジ老人!それが、イーブイが突然暴れ出して....!」
その言葉を聞いて小夜は処置室へ走っていた
処置室に入った小夜はこちらを見ながら毛を逆立て、睨んでいるイーブイの姿があった
「...どうしたの?大丈夫?」
俺に近づくな! こっちに来るな!
また痛い事をするんだろ?!
もうやめろ...やめてくれ...!
そう叫んでいるイーブイは怯えている様で、それでも必死に自分を守ろうとしている様で痛々しかった
小夜はゆっくりとイーブイに近付いていった
来るな!
近づいてくる小夜に向かってイーブイはスピードスターを繰り出してた
しかし、小夜は歩みを止めることなく体や頬に痛みを感じても、それでもゆっくりとイーブイに近づいて行った
そして、イーブイの正面に来るのと膝を床に付きイーブイと視線を合わせ抱きしめたのだ
イーブイは何が起きたのか分からなかった
目の前にいる人間が自分をふわりと抱きしめたのだ
「ごめんね...怖かったよね」
お、まえっ...!
離せ!俺から離れろ!
イーブイがバタバタと暴れても小夜はイーブイを離そうとはしなかった
人間なんかに...
人間なんかに俺の気持ちが分かるわけない!
俺は人間の実験台...
俺は化け物だ...お前たち人間が俺を化け物にしたんだ!
そう言ってイーブイは小夜の肩に噛み付いた
「っ!ごめんね...。人間のせいで怖い思いをさせてごめんなさい、悲しい思いをさせてごめんなさい...」
な、なんで...
なんで泣いてんだよ...!
お前もあいつらと同じ人間だろ!?なのになんで泣いてんだよ...!
「君は化け物なんかじゃないよ」
っ!
「あの人達のせいで君がどれだけ苦しくて、辛い思いをしてきたのか私には分からない...。きっと私が思ってる以上に苦しくて、辛くて、悲しかったと思う。」
「だけど、君は化け物なんかじゃない。だって、庭のポケモン達を守ったのは君でしょ?望まない力だったかもしれない...。でも、その力で君はたくさんのポケモン達を守ってくれた。」
「君は化け物なんかじゃないよ」
その言葉を聞いたイーブイは涙を流していた
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つ、辛い...(泣)
ロケット団が空へ消えて行った直後、ジュンサーたちがやって来た
事の詳細はフジ老人がジュンサーへ説明しており、小屋の庭にいたポケモン達はどの子も捕られていはいないとのことだった
イーブイを始め、小夜のポケモン達はポケモンセンターへと運ばれ手当を受けている間、小夜はフジ老人やジュンサーと話しをしていた
「あの子は...ロケット団の研究所で実験をされていたんじゃな...。」
「なんて酷いことを...!必ずロケット団は私達が捕まえてみせます!それに、小夜ちゃんの話ではポケモンタワーにも現れたようですからしばらくシオンタウンは重点的に巡回をします!」
そう言いながら敬礼をしてジュンサーはポケモンセンターを後にした
「あの子...実験されて人間が嫌いになってしまったんですね...」
「あぁ。そうじゃろうな。だから誰にも心を開かずずっと1人でおったんじゃろ」
「でも、あの子、他のポケモン達を守ろうとしていました...。だから、きっととっても優しい子だと思います...。」
「あぁ。あの子にも仲間が出来ればいいんじゃがな...。」
しんみりとした雰囲気の中、奥から大きな音がしたかと思えばラッキーとジョーイさんが血相をかいて処置室から飛び出してきた
「何事じゃ!」
「フジ老人!それが、イーブイが突然暴れ出して....!」
その言葉を聞いて小夜は処置室へ走っていた
処置室に入った小夜はこちらを見ながら毛を逆立て、睨んでいるイーブイの姿があった
「...どうしたの?大丈夫?」
俺に近づくな! こっちに来るな!
また痛い事をするんだろ?!
もうやめろ...やめてくれ...!
そう叫んでいるイーブイは怯えている様で、それでも必死に自分を守ろうとしている様で痛々しかった
小夜はゆっくりとイーブイに近付いていった
来るな!
近づいてくる小夜に向かってイーブイはスピードスターを繰り出してた
しかし、小夜は歩みを止めることなく体や頬に痛みを感じても、それでもゆっくりとイーブイに近づいて行った
そして、イーブイの正面に来るのと膝を床に付きイーブイと視線を合わせ抱きしめたのだ
イーブイは何が起きたのか分からなかった
目の前にいる人間が自分をふわりと抱きしめたのだ
「ごめんね...怖かったよね」
お、まえっ...!
離せ!俺から離れろ!
イーブイがバタバタと暴れても小夜はイーブイを離そうとはしなかった
人間なんかに...
人間なんかに俺の気持ちが分かるわけない!
俺は人間の実験台...
俺は化け物だ...お前たち人間が俺を化け物にしたんだ!
そう言ってイーブイは小夜の肩に噛み付いた
「っ!ごめんね...。人間のせいで怖い思いをさせてごめんなさい、悲しい思いをさせてごめんなさい...」
な、なんで...
なんで泣いてんだよ...!
お前もあいつらと同じ人間だろ!?なのになんで泣いてんだよ...!
「君は化け物なんかじゃないよ」
っ!
「あの人達のせいで君がどれだけ苦しくて、辛い思いをしてきたのか私には分からない...。きっと私が思ってる以上に苦しくて、辛くて、悲しかったと思う。」
「だけど、君は化け物なんかじゃない。だって、庭のポケモン達を守ったのは君でしょ?望まない力だったかもしれない...。でも、その力で君はたくさんのポケモン達を守ってくれた。」
「君は化け物なんかじゃないよ」
その言葉を聞いたイーブイは涙を流していた
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つ、辛い...(泣)