虹色の可能性
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
82.フジ老人の思い
白煙が消えた先を見るとこちらを睨みつけているイーブイの姿が見えた
お前も化け物か
「化け物...」
そうだろ?ポケモンの声が聞こえる人間はいない、そんなの普通じゃない...そんなの化け物だろうが!
あんたね!それ以上なんか言ってみなさい!ただじゃおかないわ!
イーブイの言葉を聞いてマリアは頭に血が上っており、今にも攻撃をしようとするその姿を見て小夜は急いで止めに入った
「マリア!ダメだよ!私は大丈夫だから...」
でも!
「大丈夫」
そう言った小夜を見てマリアは落ち着きを取り戻し、イーブイへと向き合った
「あの...急に近づいてごめんなさい。お話がしてみたくて」
お前と話す事なんかない、さっさと消えろ!
「...。マリア、行こう」
小夜はマリアに声を掛けると庭を後にしようとした
お前みたいな化け物が良くポケモンと一緒にいるな。お前と一緒にいるそいつもおかしいだろ
っ!あんたいい加減に!
マリアが取って掛かろうとした時、それを止めるように小夜がマリアの前に手を出した
小夜?
「...。私の事はどう言ってもいいよ。でも、マリア達の事を悪く言うのはやめてほしいの。」
はぁ?
「マリアはとっても優しくて強いの。私は化け物かもしれない。けど、マリア達はおかしくなんかない。それに、君も化け物じゃないでしょ?」
っ!
「マリア、行こう」
そう言った言葉を最後に小夜とマリアは庭から去って行った
その後ろ後ろ姿をイーブイは複雑な気持ちで見ていた
「おや、もう戻って来たのかい?」
「...イーブイ君に怒られちゃって」
「そうかい、そうかい。まぁ、気長に付き合いなさいな」
「はい...。」
「そう言えば、宿は取っておるんか?」
「はい、ポケモンセンターにお願いしています」
「そうかい。ここへはいつでも来て良いからね。あと、良かったらわしとポケモンタワーへ一緒に行ってくれんか?」
「あそこってお墓ですよね?」
「あぁ。お墓参りに行きたいんじゃが、なんせ歳じゃからな。上まで行くには疲れるんじゃよ」
「分かりました。」
「すまんな、でわ、行くとするか」
『カスミの言ってたこと...ホントだったのかも...泣』
フジ老人と一緒にポケモンタワーへ来た小夜は誰かに見られている視線を感じていた
「どうかしたかい?」
「い、いえ...」
「付き合わせてすまんな。ようやく着いたわい」
そう言ってフジ老人が足を止めた場所には小さな墓石が建てられていた。周りを見ると等間隔で同じような墓石があり、花が置いてある場所やお参りをしている人がまばらに見えた
「ここは...」
「あぁ、ここはわしの小屋で過ごしていたポケモン達の墓じゃよ」
フジ老人は目を細めながら墓石を撫でていた
「わしの元へ来るポケモン達は傷ついてる子が多い...。しかしな...この世界も捨てたものじゃないと思って欲しいと思うのじゃ。そして、最後の時まで大切に、大切に育てるんじゃよ。」
「あの子を、あのイーブイをよろしく頼む」
「....はい」
小夜は静かに、でも力強く返事をした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フジ老人を見習いたい。
白煙が消えた先を見るとこちらを睨みつけているイーブイの姿が見えた
お前も化け物か
「化け物...」
そうだろ?ポケモンの声が聞こえる人間はいない、そんなの普通じゃない...そんなの化け物だろうが!
あんたね!それ以上なんか言ってみなさい!ただじゃおかないわ!
イーブイの言葉を聞いてマリアは頭に血が上っており、今にも攻撃をしようとするその姿を見て小夜は急いで止めに入った
「マリア!ダメだよ!私は大丈夫だから...」
でも!
「大丈夫」
そう言った小夜を見てマリアは落ち着きを取り戻し、イーブイへと向き合った
「あの...急に近づいてごめんなさい。お話がしてみたくて」
お前と話す事なんかない、さっさと消えろ!
「...。マリア、行こう」
小夜はマリアに声を掛けると庭を後にしようとした
お前みたいな化け物が良くポケモンと一緒にいるな。お前と一緒にいるそいつもおかしいだろ
っ!あんたいい加減に!
マリアが取って掛かろうとした時、それを止めるように小夜がマリアの前に手を出した
小夜?
「...。私の事はどう言ってもいいよ。でも、マリア達の事を悪く言うのはやめてほしいの。」
はぁ?
「マリアはとっても優しくて強いの。私は化け物かもしれない。けど、マリア達はおかしくなんかない。それに、君も化け物じゃないでしょ?」
っ!
「マリア、行こう」
そう言った言葉を最後に小夜とマリアは庭から去って行った
その後ろ後ろ姿をイーブイは複雑な気持ちで見ていた
「おや、もう戻って来たのかい?」
「...イーブイ君に怒られちゃって」
「そうかい、そうかい。まぁ、気長に付き合いなさいな」
「はい...。」
「そう言えば、宿は取っておるんか?」
「はい、ポケモンセンターにお願いしています」
「そうかい。ここへはいつでも来て良いからね。あと、良かったらわしとポケモンタワーへ一緒に行ってくれんか?」
「あそこってお墓ですよね?」
「あぁ。お墓参りに行きたいんじゃが、なんせ歳じゃからな。上まで行くには疲れるんじゃよ」
「分かりました。」
「すまんな、でわ、行くとするか」
『カスミの言ってたこと...ホントだったのかも...泣』
フジ老人と一緒にポケモンタワーへ来た小夜は誰かに見られている視線を感じていた
「どうかしたかい?」
「い、いえ...」
「付き合わせてすまんな。ようやく着いたわい」
そう言ってフジ老人が足を止めた場所には小さな墓石が建てられていた。周りを見ると等間隔で同じような墓石があり、花が置いてある場所やお参りをしている人がまばらに見えた
「ここは...」
「あぁ、ここはわしの小屋で過ごしていたポケモン達の墓じゃよ」
フジ老人は目を細めながら墓石を撫でていた
「わしの元へ来るポケモン達は傷ついてる子が多い...。しかしな...この世界も捨てたものじゃないと思って欲しいと思うのじゃ。そして、最後の時まで大切に、大切に育てるんじゃよ。」
「あの子を、あのイーブイをよろしく頼む」
「....はい」
小夜は静かに、でも力強く返事をした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フジ老人を見習いたい。