78.発電所の出会い

ケンジと別れた小夜はしばらくの間、グレンをはじめ他の皆に質問攻めにあっていたが、怪我もしておらず大丈夫だと分かるとそれぞれボールに戻っていった。

グレンだけはナイトと入れ替わるように外へ出てきており、一緒に歩いているところである。


ったく！本当にお前は心配ばっかかけるな

「ごめんね...」

いいか?!これからは俺から離れるなよ！

「うん、気をつけるね」

グレンに念を押された小夜は苦笑いしていた。


辺りは暗くなって来ていたが、少し先に目をやるとチカチカと光っている建物が目に入った。

「あれってケンジさんが言ってた発電所かな？」

そうじゃねぇか？

「暗くなってきたし、今日はあそこで休ませてもらおう」

そうだな



発電所へと無事に着いた小夜達は野宿の準備を始めた。

マリアやジンはテントを見たことが初めてだったようで、目をキラキラさせながら見ていた。

そんな2人に手伝ってもらいながらテントを張り終えた頃、辺りに灰色の雲が空を覆っていた。

「なんか天気悪くなりそうだね...」

雨が降る前にテントに入りましょ

マリアにそう言われ、ポケモン達をボールに戻そうとした時、一瞬何かが光ったかと思うと同時に稲妻が轟き、何とか音のした方を見ると、そこには稲妻をまとった大きな鳥がこちらを見下ろしていた。

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今回はちょっと短めです...
さて、稲妻の鳥さんと言ったらあの方ですね～♪