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67.グレンの進化
夜ご飯を食べ終え眠りについた一行だったが、小夜はふと目が覚めてしまった。そして、側にいるはずのグレンがおらず、どこに行ったのかと思いあたりを見回してみると、岬の先に座り空を見ている姿があった。
「どうしたの?」
っ!べ、別に
「...今日はいろんな事があったね。ジンも仲間になってくれて...。ジンの事、認めてくれてありがとう」
別に。お前が決めた事だしな...。あいつがいなかったらあの時お前の事を守れなかった...
「...グレン、私ね、いつもグレンに助けてもらってる。旅に出たその日からいっつもグレンに助けてばかりだった。だから、今度は私が力になりたい。」
そう言って小夜がグレンの前に置いたのはほのおの石だった。
っ!お前、これ...
「ずっとね、考えてたの。あの時グレンが言った言葉を。」
“もし俺がウインディ だったら”
「マサキさんにほのおの石を見せてもらった時からグレンも考えてたんじゃないの?進化したいって。でも、あの時、言ってくれたみたいに私や皆んなに迷惑がかかると思って迷ってた。」
「ほんとは進化したいんだよね?あの群れから出て、1人でいた時から必死で強くなろうと頑張って、私達を守ってくれる位強くなった。グレンの事だからもっと強くって、皆んなを守れるくらい強くなりたいって思ってたんでしょ?」
っ...でも...
「もし、まだ私や皆んなに迷惑がかかると思ってるなら、それは違うよ。マリアも、ナイトも、そしてジンも仲間なんだよ?皆んな口では言わないけど、グレンの事、大事に思ってる。そんな大事な仲間が進化したいって、強くなりたいって思ってることに反対しないよ。」
「私だってそう。グレンがウインディ になったって、どんな姿になったって私はグレンが好きだよ。私のことを思ってくれる様に、私もグレンのことを思ってる。だから、」
そう言って小夜はほのおの石をグレンに近づけた。
「私はグレンが決めたことを応援する。」
小夜...ほんとにいいのか...?
「私はどんなグレンも好き。これからも一緒だよ」
自分のことを真っすぐに見ている小夜の言葉は、スッと心の中に馴染んだ感覚がした。そして、グレンは決意した。
これからどんな事があろうと小夜を守ると。
どんな事があっても小夜を信じようと。
目の前に置かれているほのおの石にそっと手を触れた瞬間、グレンの体を淡い光が包み、小夜は一瞬目を閉じてしまった。
そして、次に小夜が目を開けた時、目の前にいたのは以前よりも色鮮やかなオレンジ色をした獅子だった。
その姿は月の光を浴びて神々しくも見え、威風堂々とした姿に小夜は見とれていた。
「グレン...」
小夜...
「おめでとう。かっこいいね」
...小夜、俺はお前を絶対に守る。この姿を受け入れてくれたお前を何があっても守ってやる。
「...うん。これからもよろしくね」
小夜は自分のおでこをグレンの鼻先につけながらそう伝えた。
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ついに、ついに!グレンが進化しました〜!
夜ご飯を食べ終え眠りについた一行だったが、小夜はふと目が覚めてしまった。そして、側にいるはずのグレンがおらず、どこに行ったのかと思いあたりを見回してみると、岬の先に座り空を見ている姿があった。
「どうしたの?」
っ!べ、別に
「...今日はいろんな事があったね。ジンも仲間になってくれて...。ジンの事、認めてくれてありがとう」
別に。お前が決めた事だしな...。あいつがいなかったらあの時お前の事を守れなかった...
「...グレン、私ね、いつもグレンに助けてもらってる。旅に出たその日からいっつもグレンに助けてばかりだった。だから、今度は私が力になりたい。」
そう言って小夜がグレンの前に置いたのはほのおの石だった。
っ!お前、これ...
「ずっとね、考えてたの。あの時グレンが言った言葉を。」
“もし俺がウインディ だったら”
「マサキさんにほのおの石を見せてもらった時からグレンも考えてたんじゃないの?進化したいって。でも、あの時、言ってくれたみたいに私や皆んなに迷惑がかかると思って迷ってた。」
「ほんとは進化したいんだよね?あの群れから出て、1人でいた時から必死で強くなろうと頑張って、私達を守ってくれる位強くなった。グレンの事だからもっと強くって、皆んなを守れるくらい強くなりたいって思ってたんでしょ?」
っ...でも...
「もし、まだ私や皆んなに迷惑がかかると思ってるなら、それは違うよ。マリアも、ナイトも、そしてジンも仲間なんだよ?皆んな口では言わないけど、グレンの事、大事に思ってる。そんな大事な仲間が進化したいって、強くなりたいって思ってることに反対しないよ。」
「私だってそう。グレンがウインディ になったって、どんな姿になったって私はグレンが好きだよ。私のことを思ってくれる様に、私もグレンのことを思ってる。だから、」
そう言って小夜はほのおの石をグレンに近づけた。
「私はグレンが決めたことを応援する。」
小夜...ほんとにいいのか...?
「私はどんなグレンも好き。これからも一緒だよ」
自分のことを真っすぐに見ている小夜の言葉は、スッと心の中に馴染んだ感覚がした。そして、グレンは決意した。
これからどんな事があろうと小夜を守ると。
どんな事があっても小夜を信じようと。
目の前に置かれているほのおの石にそっと手を触れた瞬間、グレンの体を淡い光が包み、小夜は一瞬目を閉じてしまった。
そして、次に小夜が目を開けた時、目の前にいたのは以前よりも色鮮やかなオレンジ色をした獅子だった。
その姿は月の光を浴びて神々しくも見え、威風堂々とした姿に小夜は見とれていた。
「グレン...」
小夜...
「おめでとう。かっこいいね」
...小夜、俺はお前を絶対に守る。この姿を受け入れてくれたお前を何があっても守ってやる。
「...うん。これからもよろしくね」
小夜は自分のおでこをグレンの鼻先につけながらそう伝えた。
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ついに、ついに!グレンが進化しました〜!