ひとりぼっちの君へ
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65.思いの丈
なんだと?
何でその力を使おうとしねぇんだよ!
お前に何がわかる!
はっ!知らねぇよ!お前の気持ちなんか!そんだけの力を持ってて使おうとしねぇやつの気持ちなんか分かってたまるか!
その言葉を聞いたタツベイはグレンに向かって技を出していた。
っ...
タツベイの技によって木に叩きつけられたグレンだったが、その目はしっかりとタツベイを見ていた。
こんだけの力があんのにな...!
この力で守ることも出来ただろうがよ!
っ!
でも、お前は逃げたんだろ?
お前は自分の力から逃げたんじゃねぇ!
一族の奴らがお前のことを毛嫌いした目で見たから。その視線に耐えれなかったんだろうが!
グレンがそう吠えると、タツベイはもう一撃グレンに向かって技を出していた。
ぐっ...!
はっ...、図星ってか。
...そうだ、オレはオレを見る一族の奴らから逃げたんだ。
あんな目で見られるくらいなら1人でいる方がいいんだ...。
この洞窟には力の高いポケモンが集まってると聞いて、ここでならオレはあの目から逃げれると思った。
オレはそいつの言う通り、一族から逃げてきた。オレを見るあの目から逃げてきたんだ...
そう言うタツベイは酷く小さい子どものように見えた。
「逃げてもいいんじゃないかな...?」
小夜は優しく穏やかな口調でタツベイにそう呟いた。
「逃げることは悪いことじゃないと思うの。きっとその時の君は一族から出る事で自分を守ってたんじゃないかな...」
「誰だって自分のことを嫌な目で見るところにいるのは辛いことだよね...。辛い気持ちを押し殺してそこにいることは出来ると思う。でも、それは逆に自分を傷つける事になる場合もあると思うの。」
「グレンの言う通り、その力で一族を守ることも出来たと思う。でも、それは守りたいって思える人がいる時だと思うの。きっと君は周りの人から酷い事を言われたり、酷い目にあってきたんじゃないかな...。だから、一族の誰かを守りたいって考えられないくらい自分の心が傷ついていたんだよ...。」
「君は逃げたんじゃない。君は、君を守ったんだよ。」
そう言いながらはタツベイに優しく触れていた。
お前...オレが怖くないのか...?
「どうして怖いなんて思うの?君は私達を崖崩れや洞窟のポケモン達から守ろうとしてくれた優しくて強い子でしょ?」
当たり前のように話す小夜にタツベイはただ、茫然として小夜を見ていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タツベイもグレンも、お互いに思うことがあるのでしょうね...
なんだと?
何でその力を使おうとしねぇんだよ!
お前に何がわかる!
はっ!知らねぇよ!お前の気持ちなんか!そんだけの力を持ってて使おうとしねぇやつの気持ちなんか分かってたまるか!
その言葉を聞いたタツベイはグレンに向かって技を出していた。
っ...
タツベイの技によって木に叩きつけられたグレンだったが、その目はしっかりとタツベイを見ていた。
こんだけの力があんのにな...!
この力で守ることも出来ただろうがよ!
っ!
でも、お前は逃げたんだろ?
お前は自分の力から逃げたんじゃねぇ!
一族の奴らがお前のことを毛嫌いした目で見たから。その視線に耐えれなかったんだろうが!
グレンがそう吠えると、タツベイはもう一撃グレンに向かって技を出していた。
ぐっ...!
はっ...、図星ってか。
...そうだ、オレはオレを見る一族の奴らから逃げたんだ。
あんな目で見られるくらいなら1人でいる方がいいんだ...。
この洞窟には力の高いポケモンが集まってると聞いて、ここでならオレはあの目から逃げれると思った。
オレはそいつの言う通り、一族から逃げてきた。オレを見るあの目から逃げてきたんだ...
そう言うタツベイは酷く小さい子どものように見えた。
「逃げてもいいんじゃないかな...?」
小夜は優しく穏やかな口調でタツベイにそう呟いた。
「逃げることは悪いことじゃないと思うの。きっとその時の君は一族から出る事で自分を守ってたんじゃないかな...」
「誰だって自分のことを嫌な目で見るところにいるのは辛いことだよね...。辛い気持ちを押し殺してそこにいることは出来ると思う。でも、それは逆に自分を傷つける事になる場合もあると思うの。」
「グレンの言う通り、その力で一族を守ることも出来たと思う。でも、それは守りたいって思える人がいる時だと思うの。きっと君は周りの人から酷い事を言われたり、酷い目にあってきたんじゃないかな...。だから、一族の誰かを守りたいって考えられないくらい自分の心が傷ついていたんだよ...。」
「君は逃げたんじゃない。君は、君を守ったんだよ。」
そう言いながらはタツベイに優しく触れていた。
お前...オレが怖くないのか...?
「どうして怖いなんて思うの?君は私達を崖崩れや洞窟のポケモン達から守ろうとしてくれた優しくて強い子でしょ?」
当たり前のように話す小夜にタツベイはただ、茫然として小夜を見ていた。
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タツベイもグレンも、お互いに思うことがあるのでしょうね...