ひとりぼっちの君へ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
63.洞窟の中へ
音が聞こえたという洞窟へ向かうと、岩が崩れ入口だった部分は塞がっていた。
確か、以前にも崩れたことがあったと言っていましたね...。今も地盤が緩く崩れる事があるのでしょう
「さっきのタツベイさん大丈夫かな...マリア、岩をどかす事出来る?」
えぇ!簡単よ!
そう言ってマリアは岩を念力でどかしていった。マリアにお礼を伝えると、小夜は躊躇することなく洞窟の中へと入って行った。
「洞窟の中はあんまり崩れてないみたい」
大きく崩れたのは入口だけだったみたいですね
これくらいなら、あのタツベイはきっと大丈夫よ
「うん...。戻ろうか」
小夜はタツベイの事が気になったがあまり長く洞窟の中にいるのは危ないと思い、来た道を戻ろうとした。
その矢先、ガラッと音がし現れたのは大きな角を持つポケモンだった。
っ!サイドンか
そのポケモンに気づいたグレンが小夜を守るように前に出て構えるが、それよりも前にサイドンの繰り出した技によって無数の岩が小夜を目掛けて飛んできていた。
くそっ!
グレンも既に手遅れだと悟ると、小夜を庇う態勢をとった。
しかし、ものすごい風が吹いたかと思えば2人に向かって飛んできていた岩は消し去られており、風のした方を見るとそこいたのは見覚えのあるポケモンだった。
「タツベイさん...」
こいつらは襲いに来た人間じゃない
タツベイがそうサイドンに伝えると、サイドンはゆっくりと洞窟の奥へ消えていった。
はぁ〜、お前たちオレの忠告を聞かなかったな
「ご、ごめんなさい」
小夜が謝っていると、ポンッ!と音がしてマリアとナイトが出てきた。
ちょっと!はあんたの事心配してここまで来たのよ!
...はぁ?
マリアの言葉にタツベイは訳が分からないと言う表情をしていた。
「凄い音がして洞窟の前に行ってみたら入口が岩で崩れてたの。それで、君が怪我をしてないか心配になって...」
それでわざわざここまで来たのか
「よ、余計なお世話って思ったんだけど、心配だったから...。でも、なんで君が私達にこの洞窟に入るなって言ったのか分かった気がする...」
...
「君は私達のこと心配してくれてたんだよね?こんな風に洞窟が崩れることや、さっきみたいに強いポケモンがいるから」
もし、忠告を無視して先程洞窟の中に入っていたら、私達は生き埋めでしたでしょうね
(まっ、私がいるから生き埋めにはならなかったと思うけど)
「君はそうならないように私達に忠告してくれたんでしょ?」
別にそんなつもりはない
「でも、結果的に君のおかげで私達は助かったから。さっきも危ない所を助けてくれてありがとう。」
そう言いながら自分の事を真っ直ぐな瞳で見ている小夜にタツベイは不思議な感覚を感じていた。
...さっさと洞窟から出るぞ。さっきみたいにポケモンが襲ってくるとも限らないからな
そう言われ、一行は洞窟の外へ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう少し続きます
音が聞こえたという洞窟へ向かうと、岩が崩れ入口だった部分は塞がっていた。
確か、以前にも崩れたことがあったと言っていましたね...。今も地盤が緩く崩れる事があるのでしょう
「さっきのタツベイさん大丈夫かな...マリア、岩をどかす事出来る?」
えぇ!簡単よ!
そう言ってマリアは岩を念力でどかしていった。マリアにお礼を伝えると、小夜は躊躇することなく洞窟の中へと入って行った。
「洞窟の中はあんまり崩れてないみたい」
大きく崩れたのは入口だけだったみたいですね
これくらいなら、あのタツベイはきっと大丈夫よ
「うん...。戻ろうか」
小夜はタツベイの事が気になったがあまり長く洞窟の中にいるのは危ないと思い、来た道を戻ろうとした。
その矢先、ガラッと音がし現れたのは大きな角を持つポケモンだった。
っ!サイドンか
そのポケモンに気づいたグレンが小夜を守るように前に出て構えるが、それよりも前にサイドンの繰り出した技によって無数の岩が小夜を目掛けて飛んできていた。
くそっ!
グレンも既に手遅れだと悟ると、小夜を庇う態勢をとった。
しかし、ものすごい風が吹いたかと思えば2人に向かって飛んできていた岩は消し去られており、風のした方を見るとそこいたのは見覚えのあるポケモンだった。
「タツベイさん...」
こいつらは襲いに来た人間じゃない
タツベイがそうサイドンに伝えると、サイドンはゆっくりと洞窟の奥へ消えていった。
はぁ〜、お前たちオレの忠告を聞かなかったな
「ご、ごめんなさい」
小夜が謝っていると、ポンッ!と音がしてマリアとナイトが出てきた。
ちょっと!はあんたの事心配してここまで来たのよ!
...はぁ?
マリアの言葉にタツベイは訳が分からないと言う表情をしていた。
「凄い音がして洞窟の前に行ってみたら入口が岩で崩れてたの。それで、君が怪我をしてないか心配になって...」
それでわざわざここまで来たのか
「よ、余計なお世話って思ったんだけど、心配だったから...。でも、なんで君が私達にこの洞窟に入るなって言ったのか分かった気がする...」
...
「君は私達のこと心配してくれてたんだよね?こんな風に洞窟が崩れることや、さっきみたいに強いポケモンがいるから」
もし、忠告を無視して先程洞窟の中に入っていたら、私達は生き埋めでしたでしょうね
(まっ、私がいるから生き埋めにはならなかったと思うけど)
「君はそうならないように私達に忠告してくれたんでしょ?」
別にそんなつもりはない
「でも、結果的に君のおかげで私達は助かったから。さっきも危ない所を助けてくれてありがとう。」
そう言いながら自分の事を真っ直ぐな瞳で見ている小夜にタツベイは不思議な感覚を感じていた。
...さっさと洞窟から出るぞ。さっきみたいにポケモンが襲ってくるとも限らないからな
そう言われ、一行は洞窟の外へ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう少し続きます