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5.嘘と君
ガーディの言葉に小夜は一瞬戸惑ってしまった
なぜ何も言わない!どうして嘘をついた!
「ご、ごめんなさい」
怯えながら答える小夜にガーディは驚いた
俺の言葉が聞こえるのか?!
「み、みんな聞こえてるんじゃないの...?」
聞こえる訳ないだろ?!ポケモンの声が聞こえる人間なんかいる訳ないだろうが
「そ、そうなの?」
当たり前だろ。お前、そんなことも分からないのか?それか、それも嘘か?
「うそ...?」
そうだ。お前は俺が倒したときガーディと言っただろ。それなのに、じじいが俺の事を知っているか聞いた時分からないと答えた。なんで嘘をついた!なにか企んでここに来たんじゃないだろうな?!
『あぁ、そうか....。でも、なんであの時私ガーディなんて知ってたんだろ....。』
おい!黙ってないで答えろ!
「ご、ごめんなさい。でも、本当に何も分からないの。あの時はなぜかあなたの事は分かって」
そんなこと信じると思うのか?!あのじいさんや姉ちゃんは騙せても俺は騙されないからな!
そうガーディが吠えたときナナミが現れた。小夜に向かって威嚇している姿を見て注意をしたが、そんなナナミの声を無視するようにそっぽを向けて部屋から出ていった
「小夜ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫です。ごめんなさい。」
「謝ることないのよ。ごめんなさいね、あのガーディも悪い子じゃないのよ。」
「あの子は博士かナナミさんの子ですか?」
「違うのよ。あの子は保護してる子なの」
「保護...?」
「そう。あの子はね、昔傷だらけで道に倒れていた所をおじいちゃんが見つけたの。どうやら群れから追い出されたみたいでね」
「どうして、群れから追い出されたんですか?」
「それはね、あの子の毛の色が原因だと思うわ」
「毛の色?」
ナナミは小夜のいる部屋の本棚から1冊の本を取り出した
「ガーディは通常この写真の子みたいにオレンジやクリーム色をした毛の色なんだけど、あの子は他の子よりも色が濃ゆいのよ。それに、部分的に赤色の毛も混じっているからそれも原因なのかもね」
そう話すナナミの表情が悲しみの表情に変わったのを小夜は気づいた。ナナミの見せてくれた本に載っているガーディは確かにあのガーディよりも毛の色は薄く、小夜の記憶の底にあるガーディと同じだった
「ケガはもう治っているから森に帰ってもいいんだけど、なぜかここにずっといるのよね。それに、森の見回りみたいなこともしてくれているの。群れを追い出されてからは1人で放浪してたみたいでね、他の子よりも強いレベルみたいなの。だから、森を警備してくれてるのかもね。本当はとっても優しい子なのよ」
そう話すナナミはさっきまでの悲しい表情とは違い優しい表情になっていた
「さてと、すっかり話しこんじゃったわね。もう寝ましょうか。今度小夜ちゃんに吠えたら怒っちゃんだから」
ナナミはほっぺたを膨らませながらガーディの出ていった部屋の方を見ていた。そして、小夜におやすみなさいと声を掛けると部屋から出ていった
一人になった小夜は久しぶりに感じるお布団の軟らかさを感じながら、ガーディの事を考えているうちに睡魔へといざなわれていった
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガーディ君の過去を知る回でした。
やっぱり、話を詰め込んじゃう癖があるのかもしれない....。
ガーディの言葉に小夜は一瞬戸惑ってしまった
なぜ何も言わない!どうして嘘をついた!
「ご、ごめんなさい」
怯えながら答える小夜にガーディは驚いた
俺の言葉が聞こえるのか?!
「み、みんな聞こえてるんじゃないの...?」
聞こえる訳ないだろ?!ポケモンの声が聞こえる人間なんかいる訳ないだろうが
「そ、そうなの?」
当たり前だろ。お前、そんなことも分からないのか?それか、それも嘘か?
「うそ...?」
そうだ。お前は俺が倒したときガーディと言っただろ。それなのに、じじいが俺の事を知っているか聞いた時分からないと答えた。なんで嘘をついた!なにか企んでここに来たんじゃないだろうな?!
『あぁ、そうか....。でも、なんであの時私ガーディなんて知ってたんだろ....。』
おい!黙ってないで答えろ!
「ご、ごめんなさい。でも、本当に何も分からないの。あの時はなぜかあなたの事は分かって」
そんなこと信じると思うのか?!あのじいさんや姉ちゃんは騙せても俺は騙されないからな!
そうガーディが吠えたときナナミが現れた。小夜に向かって威嚇している姿を見て注意をしたが、そんなナナミの声を無視するようにそっぽを向けて部屋から出ていった
「小夜ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫です。ごめんなさい。」
「謝ることないのよ。ごめんなさいね、あのガーディも悪い子じゃないのよ。」
「あの子は博士かナナミさんの子ですか?」
「違うのよ。あの子は保護してる子なの」
「保護...?」
「そう。あの子はね、昔傷だらけで道に倒れていた所をおじいちゃんが見つけたの。どうやら群れから追い出されたみたいでね」
「どうして、群れから追い出されたんですか?」
「それはね、あの子の毛の色が原因だと思うわ」
「毛の色?」
ナナミは小夜のいる部屋の本棚から1冊の本を取り出した
「ガーディは通常この写真の子みたいにオレンジやクリーム色をした毛の色なんだけど、あの子は他の子よりも色が濃ゆいのよ。それに、部分的に赤色の毛も混じっているからそれも原因なのかもね」
そう話すナナミの表情が悲しみの表情に変わったのを小夜は気づいた。ナナミの見せてくれた本に載っているガーディは確かにあのガーディよりも毛の色は薄く、小夜の記憶の底にあるガーディと同じだった
「ケガはもう治っているから森に帰ってもいいんだけど、なぜかここにずっといるのよね。それに、森の見回りみたいなこともしてくれているの。群れを追い出されてからは1人で放浪してたみたいでね、他の子よりも強いレベルみたいなの。だから、森を警備してくれてるのかもね。本当はとっても優しい子なのよ」
そう話すナナミはさっきまでの悲しい表情とは違い優しい表情になっていた
「さてと、すっかり話しこんじゃったわね。もう寝ましょうか。今度小夜ちゃんに吠えたら怒っちゃんだから」
ナナミはほっぺたを膨らませながらガーディの出ていった部屋の方を見ていた。そして、小夜におやすみなさいと声を掛けると部屋から出ていった
一人になった小夜は久しぶりに感じるお布団の軟らかさを感じながら、ガーディの事を考えているうちに睡魔へといざなわれていった
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ガーディ君の過去を知る回でした。
やっぱり、話を詰め込んじゃう癖があるのかもしれない....。