おつきみ山編
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39.思い
ソルロックが話してくれた内容はこうだ....。
ソルロックとルナトーンは月や宇宙との関係が強く、満月の晩には月のエネルギーを体内に吸収する習慣があるのだという
そのエネルギーを狙う人間が現れたのだ
その人間たちはソルロック達の体にあるエネルギーを狙って乱獲を繰り返した
初めは応戦していた彼らであるが、人間の力にはかなわずホウエン地方から逃げるしかなかったという
そして、カントー地方まで逃れ逃れてきた所、ポケモン達からおつきみ山の情報を聞き、月の力を吸収することが出来る場所を見つけたのだった
私達は奴らに追われてここまで来たのです。
「そんな....」
人間はいつも私利私欲に私達を使おうとする。
お前もそうだろ?
「えっ?」
お前だっていざとなったらそいつらのこと見放すんだろ?人間なんてそんなもんだろ
「わ、私は....グレンとナイトのことを見放したりしない....」
そんなの口だけだろ
「私は....私は2人がいてくれたからここまで来れたの。2人は私にとって...大事な人なの。だから...だから、絶対見放したりなんてしない!2人とはずっと一緒にいるの!」
そう言った小夜にグレンとナイトは驚いていた
初めてだった
これまで一緒に旅をする中で初めて“感情”という名の表情を、口調を小夜が見せたのだ
これまで多少の表情の変化を見せる事はあっても、感情というまでの表情を見せたことは無かった
そんな小夜が初めて感情を見せたのだ
自分たちを決して見放すことはないと
大切な人なのだと
ずっと一緒にいるのだと
そう決意するかのように、自分の感情に乗せて宣言したのだ
グレンは自然と口角を挙げて小夜の横に立った
そいつの言葉は嘘じゃねぇよ
「グレン...」
こいつは、小夜は俺たちを見放すような奴じゃない
そして、ナイトもグレンとは逆の立ち位置で小夜の横に立った
小夜は貴方達を襲った人間とは違います
「ナイト....」
私も人間は嫌いです。しかし、小夜は私達ポケモンをけして物のようには扱わない。
そんなこと分かんないだろ!!
いいえ、それに、貴方達ももう分かっているはずです。小夜がそのような人間ではないと
っ!!
「あ、あの...ごめんなさい...」
はぁ?
小夜の言葉に訳が分からない様子でソルロックは間の抜けた声を出した
「ルナトーンさんやソルロックさん達に辛い思いをさせたのは人間だから...だから、ごめんなさい。謝ったって何か変わる訳じゃないけど...でも、人間のせいで辛い思いをしたのは事実だから....。だから、ごめんなさい」
そう言って洋服の裾をギュッと握りしめながら謝る小夜を見てルナトーンもソルロックも驚いた様子だった
小夜はこういう人間です
同じような声を掛けられた経験のあるナイトが2人に声をかければ、肩の力が抜けたような様子でこちらを見ていた
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思ったよりおつきみ山編が長くなってます....
ソルロックが話してくれた内容はこうだ....。
ソルロックとルナトーンは月や宇宙との関係が強く、満月の晩には月のエネルギーを体内に吸収する習慣があるのだという
そのエネルギーを狙う人間が現れたのだ
その人間たちはソルロック達の体にあるエネルギーを狙って乱獲を繰り返した
初めは応戦していた彼らであるが、人間の力にはかなわずホウエン地方から逃げるしかなかったという
そして、カントー地方まで逃れ逃れてきた所、ポケモン達からおつきみ山の情報を聞き、月の力を吸収することが出来る場所を見つけたのだった
私達は奴らに追われてここまで来たのです。
「そんな....」
人間はいつも私利私欲に私達を使おうとする。
お前もそうだろ?
「えっ?」
お前だっていざとなったらそいつらのこと見放すんだろ?人間なんてそんなもんだろ
「わ、私は....グレンとナイトのことを見放したりしない....」
そんなの口だけだろ
「私は....私は2人がいてくれたからここまで来れたの。2人は私にとって...大事な人なの。だから...だから、絶対見放したりなんてしない!2人とはずっと一緒にいるの!」
そう言った小夜にグレンとナイトは驚いていた
初めてだった
これまで一緒に旅をする中で初めて“感情”という名の表情を、口調を小夜が見せたのだ
これまで多少の表情の変化を見せる事はあっても、感情というまでの表情を見せたことは無かった
そんな小夜が初めて感情を見せたのだ
自分たちを決して見放すことはないと
大切な人なのだと
ずっと一緒にいるのだと
そう決意するかのように、自分の感情に乗せて宣言したのだ
グレンは自然と口角を挙げて小夜の横に立った
そいつの言葉は嘘じゃねぇよ
「グレン...」
こいつは、小夜は俺たちを見放すような奴じゃない
そして、ナイトもグレンとは逆の立ち位置で小夜の横に立った
小夜は貴方達を襲った人間とは違います
「ナイト....」
私も人間は嫌いです。しかし、小夜は私達ポケモンをけして物のようには扱わない。
そんなこと分かんないだろ!!
いいえ、それに、貴方達ももう分かっているはずです。小夜がそのような人間ではないと
っ!!
「あ、あの...ごめんなさい...」
はぁ?
小夜の言葉に訳が分からない様子でソルロックは間の抜けた声を出した
「ルナトーンさんやソルロックさん達に辛い思いをさせたのは人間だから...だから、ごめんなさい。謝ったって何か変わる訳じゃないけど...でも、人間のせいで辛い思いをしたのは事実だから....。だから、ごめんなさい」
そう言って洋服の裾をギュッと握りしめながら謝る小夜を見てルナトーンもソルロックも驚いた様子だった
小夜はこういう人間です
同じような声を掛けられた経験のあるナイトが2人に声をかければ、肩の力が抜けたような様子でこちらを見ていた
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思ったよりおつきみ山編が長くなってます....