故郷とクチバシティ編
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140.故郷
無人島で1泊した小夜達はマサラタウンへと向かって空の旅を続けていた
そして、しばらく行くと懐かしい風車とピンクの屋根が見えて来た
♢♢♢
「ついた...」
ここが小夜の旅立った町か
「うん。ここまでありがとうね、しばらく休んでね」
ジンに感謝を伝えボールに戻した小夜は彼らのいる場所へと歩みを進めた
扉の前に立った小夜だが扉を叩く事を戸惑っていた
『どうしよう...何も言わずに戻って来ちゃった...。迷惑だったかな…、それに出ていって欲しいって言われたら...』
不意にフワッとした感覚が小夜を包み込んだ
「グレン...」
大丈夫だ、俺たちがいる
そうグレンが言った時バックの中で5つのボールが揺れていた
行くぞ
「...うんっ!」
小夜が扉を開けるとそこは懐かしい場所だった
そして、彼女がいた
「小夜ちゃん!!どうしたの〜?!帰ってくるなら連絡くれれば良かったかのに〜!それにガーディも大きくなっちゃって〜」
「急にごめんなさ...」
「こら!謝らなくていーの!あっ!おじいちゃん〜!」
相変わらず元気な姉ちゃんだな
グレンが呆れているとオーキド博士とナナミが戻ってきた
「おぉ〜、2人とも元気じゃったか?」
「はい」
「そうか、そうか。急に帰って来てどうかしたのか?」
「あの...わたし、2人に話したいことがあって...」
「なになに~?どうしたの?」
「...これ、ナナミ。とりあえず座ろうかね」
オーキド博士は小夜の様子を見て真剣な表情になった。そんな博士を見たナナミも静かになり、3人はテーブルへと移動した
「あの....わ、わたし...」
「大丈夫じゃよ、ゆっくり話してごらん」
「....わたし、この世界の人間じゃないんです」
「えっ、まって...この世界の人間じゃないって...どういうこと⁈えっ⁈」
「これ、ナナミ。落ち着かんか」
「で、でも!」
「今小夜が話してくれてるじゃろ、まずはその話しを聞かんか」
「あっ...ごめんね」
ナナミが落ち着きを取り戻した後、小夜はこれまでの事をゆっくりと話し始めた
自分の生い立ち、ポケモンと話せること、創造神と呼ばれるアルセウスのこと、これまで出会ったポケモンたち、そしてミュウツーにまつわること
1つ1つの話しをゆっくりと話していた。時々、言葉に詰まってしまった時にはグレンがそっと尻尾で撫でてくれたことでまた話し始める事ができた
2人は何も言わずただ黙って聞いていた。こちらの世界に来ることになった時の話しをした時、ナナミは泣きそうな顔をしておりオーキド博士は難しい顔をしていた
小夜は話し終わった後、顔をあげる事が出来なかった
『どうしよう...気持ち悪いって思った?ごめんなさい....ごめんなさい』
ギュッと目をつぶってそんなことを思っていた時、小夜の体を何かが包み込んだ
「....ナ、ナナミさん?」
「辛かったよね...」
「えっ」
「辛かったよね、悲しかったよね...よく頑張ったね」
ナナミは泣きながら小夜を抱きしめていた
「なんで....わたしが悪い子だから...」
「違うよ!小夜ちゃんは悪い子なんかじゃない!とってもいい子なんだから!...頑張ったね、よく頑張ったよ」
「がんばった...?わたし、わ、った、し...」
小夜はナナミの腕の中で泣いていた。そんな小夜をナナミはギュッと抱きしめており、オーキド博士は涙ぐみながら2人を見ていた
2人が泣き止んだ後、オーキド博士とナナミは何も疑うことなく小夜の言葉を信じると言った
「信じてくれるんですか...?」
「当たりまえじゃない!だって小夜ちゃんの言うことなんだもん!」
「そうじゃ。お前さんの言う事を信じれないわけなかろう」
「ありがとう、ごさいます...」
「ねぇ、小夜ちゃん。私、ずっと思ってた事があるの。小夜ちゃんと過ごした日々は私にとってすごく楽しい日ばっかりだった。だからね、小夜ちゃんみたいな妹がいたらどんなに楽しいだろうって。だからね....
私達と家族になってくれない?」
「えっ....で、でも、私はこの世界の人間じゃなくて...」
「そんなの関係ないわ。私は小夜ちゃんと家族になりたいの。だめ、かな?」
オーキド博士もナナミと同じような表情で小夜を見ていた
「私もお前さんが家族になってくれたら嬉しいの。それに、もうここはお前さんの家で、この街は故郷じゃろ?」
「...っいいんですか?わ、わたしなんかが...」
「も~!私なんかがじゃなくて小夜ちゃんだから家族になってほしいんだって!ねっ?」
そう笑うナナミは優しく笑っていた
「っ、よ、よろしくお願いしますっ!」
その様子をグレンが優しく見守っていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とても素敵な家族ですね(T_T) カンドウ
無人島で1泊した小夜達はマサラタウンへと向かって空の旅を続けていた
そして、しばらく行くと懐かしい風車とピンクの屋根が見えて来た
♢♢♢
「ついた...」
ここが小夜の旅立った町か
「うん。ここまでありがとうね、しばらく休んでね」
ジンに感謝を伝えボールに戻した小夜は彼らのいる場所へと歩みを進めた
扉の前に立った小夜だが扉を叩く事を戸惑っていた
『どうしよう...何も言わずに戻って来ちゃった...。迷惑だったかな…、それに出ていって欲しいって言われたら...』
不意にフワッとした感覚が小夜を包み込んだ
「グレン...」
大丈夫だ、俺たちがいる
そうグレンが言った時バックの中で5つのボールが揺れていた
行くぞ
「...うんっ!」
小夜が扉を開けるとそこは懐かしい場所だった
そして、彼女がいた
「小夜ちゃん!!どうしたの〜?!帰ってくるなら連絡くれれば良かったかのに〜!それにガーディも大きくなっちゃって〜」
「急にごめんなさ...」
「こら!謝らなくていーの!あっ!おじいちゃん〜!」
相変わらず元気な姉ちゃんだな
グレンが呆れているとオーキド博士とナナミが戻ってきた
「おぉ〜、2人とも元気じゃったか?」
「はい」
「そうか、そうか。急に帰って来てどうかしたのか?」
「あの...わたし、2人に話したいことがあって...」
「なになに~?どうしたの?」
「...これ、ナナミ。とりあえず座ろうかね」
オーキド博士は小夜の様子を見て真剣な表情になった。そんな博士を見たナナミも静かになり、3人はテーブルへと移動した
「あの....わ、わたし...」
「大丈夫じゃよ、ゆっくり話してごらん」
「....わたし、この世界の人間じゃないんです」
「えっ、まって...この世界の人間じゃないって...どういうこと⁈えっ⁈」
「これ、ナナミ。落ち着かんか」
「で、でも!」
「今小夜が話してくれてるじゃろ、まずはその話しを聞かんか」
「あっ...ごめんね」
ナナミが落ち着きを取り戻した後、小夜はこれまでの事をゆっくりと話し始めた
自分の生い立ち、ポケモンと話せること、創造神と呼ばれるアルセウスのこと、これまで出会ったポケモンたち、そしてミュウツーにまつわること
1つ1つの話しをゆっくりと話していた。時々、言葉に詰まってしまった時にはグレンがそっと尻尾で撫でてくれたことでまた話し始める事ができた
2人は何も言わずただ黙って聞いていた。こちらの世界に来ることになった時の話しをした時、ナナミは泣きそうな顔をしておりオーキド博士は難しい顔をしていた
小夜は話し終わった後、顔をあげる事が出来なかった
『どうしよう...気持ち悪いって思った?ごめんなさい....ごめんなさい』
ギュッと目をつぶってそんなことを思っていた時、小夜の体を何かが包み込んだ
「....ナ、ナナミさん?」
「辛かったよね...」
「えっ」
「辛かったよね、悲しかったよね...よく頑張ったね」
ナナミは泣きながら小夜を抱きしめていた
「なんで....わたしが悪い子だから...」
「違うよ!小夜ちゃんは悪い子なんかじゃない!とってもいい子なんだから!...頑張ったね、よく頑張ったよ」
「がんばった...?わたし、わ、った、し...」
小夜はナナミの腕の中で泣いていた。そんな小夜をナナミはギュッと抱きしめており、オーキド博士は涙ぐみながら2人を見ていた
2人が泣き止んだ後、オーキド博士とナナミは何も疑うことなく小夜の言葉を信じると言った
「信じてくれるんですか...?」
「当たりまえじゃない!だって小夜ちゃんの言うことなんだもん!」
「そうじゃ。お前さんの言う事を信じれないわけなかろう」
「ありがとう、ごさいます...」
「ねぇ、小夜ちゃん。私、ずっと思ってた事があるの。小夜ちゃんと過ごした日々は私にとってすごく楽しい日ばっかりだった。だからね、小夜ちゃんみたいな妹がいたらどんなに楽しいだろうって。だからね....
私達と家族になってくれない?」
「えっ....で、でも、私はこの世界の人間じゃなくて...」
「そんなの関係ないわ。私は小夜ちゃんと家族になりたいの。だめ、かな?」
オーキド博士もナナミと同じような表情で小夜を見ていた
「私もお前さんが家族になってくれたら嬉しいの。それに、もうここはお前さんの家で、この街は故郷じゃろ?」
「...っいいんですか?わ、わたしなんかが...」
「も~!私なんかがじゃなくて小夜ちゃんだから家族になってほしいんだって!ねっ?」
そう笑うナナミは優しく笑っていた
「っ、よ、よろしくお願いしますっ!」
その様子をグレンが優しく見守っていた
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とても素敵な家族ですね(T_T) カンドウ