故郷とクチバシティ編
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138.確かな事
ハッキリとフジ老人はそう答えた
「わしがあの時...あの時グレンタウンへ行っていれば今、起こっている事は防げたのかもしれん」
「フジさん...」
「ユキナリが話しておったんじゃ...。このところ、ポケモン達に異変が起こっていると。わしがあの時...あの時ケイジの元へ行っていれば...」
そう話すフジ老人はとても小さくて、全ては自分のせいだと抱える姿に小夜は悲しくなった。何と声をかければいいのか迷っていた時、抱えていたコアが腕からすり抜け画面のフジ老人を見ていた
「コア...?」
画面の中で小さくふさぎこんでいるフジ老人にコアはそっと片足を出し、まるでよしよしと頭を撫でるような仕草をしたのだ
「イーブイ...」
ブィ...
「フジさん...、コアはきっとこう思ってるんだと思います。自分のせいだと思わないで欲しいと。フジさんは何も悪くないんだと」
「イーブイ...っ、ありがとう」
「フジさん、弟さんはポケモン達の事を想って研究をしてたんだと思います。だけど何かがあって道が逸れてしまった...。ミュウツーだってきっと悪いポケモンじゃないと思うんです...。だから、私、ミュウツーを見つけます。」
「そうかい...。日記を見つけてくれてありがとう。ケイジは今どこにいるのか分からない。もしかしたらもうこの世にはいないのかもな...。わしはわしの出来る事をしてみるよ、小夜ちゃんも無理はせんようにな」
「はい」
「イーブイ、ありがとうな...。お前さんはよい人に出会えて幸せじゃな」
フジ老人の言葉にコアは嬉しそうに一声鳴いた
「そうじゃ、お前さん達、これからどこへ向かうつもりなんだい?」
「あっ...まだ何も決めてなくて...。ミュウツーの手がかりがあればそこへ行こうと思っていたんですけど」
「そうかい...そうだ、一度マサラタウンへ戻ったらどうだい?ユキナリも会いたがっておったぞ。それに、もしかしたらユキナリにところに情報が入っておるかもしれんしな」
フジ老人にそう言われた小夜は火山の上から見えたマサラタウンを思い浮かべ、一度マサラタウンへと戻る事にした
◇◇◇
小夜、大丈夫?
電話が終わり肩の力が抜けた小夜を心配そうにコアが見上げたコアを小夜はギュッと抱きしめた
「コア....私、もしかしたらフジさんがって思っちゃった...」
それは僕も一緒だよ...。でも、あの人は違った。あの人は...いい人間だから...
「コア...、うん。そうだね」
そう言えば、マサラタウンって小夜の旅立った町だったよね?
「うん、グレンとナイトの2人と旅立った場所」
一回その町に帰るの?
「そうしようかなって思ってるよ」
でもどうやって帰るの?確か、グレンタウンから行く方法ってなかったんじゃ....
「あっ...」
小夜...そこは考えてなかったんだね...
コアに呆れられたような眼差しを向けられた小夜は苦笑いをするしかなかった
あっ...ぼくいい事思い出しちゃた
その楽し気な顔に小夜はまさか...と1つの可能性を考えていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何だかんだフジさんの事が好きなコアなのです
ハッキリとフジ老人はそう答えた
「わしがあの時...あの時グレンタウンへ行っていれば今、起こっている事は防げたのかもしれん」
「フジさん...」
「ユキナリが話しておったんじゃ...。このところ、ポケモン達に異変が起こっていると。わしがあの時...あの時ケイジの元へ行っていれば...」
そう話すフジ老人はとても小さくて、全ては自分のせいだと抱える姿に小夜は悲しくなった。何と声をかければいいのか迷っていた時、抱えていたコアが腕からすり抜け画面のフジ老人を見ていた
「コア...?」
画面の中で小さくふさぎこんでいるフジ老人にコアはそっと片足を出し、まるでよしよしと頭を撫でるような仕草をしたのだ
「イーブイ...」
ブィ...
「フジさん...、コアはきっとこう思ってるんだと思います。自分のせいだと思わないで欲しいと。フジさんは何も悪くないんだと」
「イーブイ...っ、ありがとう」
「フジさん、弟さんはポケモン達の事を想って研究をしてたんだと思います。だけど何かがあって道が逸れてしまった...。ミュウツーだってきっと悪いポケモンじゃないと思うんです...。だから、私、ミュウツーを見つけます。」
「そうかい...。日記を見つけてくれてありがとう。ケイジは今どこにいるのか分からない。もしかしたらもうこの世にはいないのかもな...。わしはわしの出来る事をしてみるよ、小夜ちゃんも無理はせんようにな」
「はい」
「イーブイ、ありがとうな...。お前さんはよい人に出会えて幸せじゃな」
フジ老人の言葉にコアは嬉しそうに一声鳴いた
「そうじゃ、お前さん達、これからどこへ向かうつもりなんだい?」
「あっ...まだ何も決めてなくて...。ミュウツーの手がかりがあればそこへ行こうと思っていたんですけど」
「そうかい...そうだ、一度マサラタウンへ戻ったらどうだい?ユキナリも会いたがっておったぞ。それに、もしかしたらユキナリにところに情報が入っておるかもしれんしな」
フジ老人にそう言われた小夜は火山の上から見えたマサラタウンを思い浮かべ、一度マサラタウンへと戻る事にした
◇◇◇
小夜、大丈夫?
電話が終わり肩の力が抜けた小夜を心配そうにコアが見上げたコアを小夜はギュッと抱きしめた
「コア....私、もしかしたらフジさんがって思っちゃった...」
それは僕も一緒だよ...。でも、あの人は違った。あの人は...いい人間だから...
「コア...、うん。そうだね」
そう言えば、マサラタウンって小夜の旅立った町だったよね?
「うん、グレンとナイトの2人と旅立った場所」
一回その町に帰るの?
「そうしようかなって思ってるよ」
でもどうやって帰るの?確か、グレンタウンから行く方法ってなかったんじゃ....
「あっ...」
小夜...そこは考えてなかったんだね...
コアに呆れられたような眼差しを向けられた小夜は苦笑いをするしかなかった
あっ...ぼくいい事思い出しちゃた
その楽し気な顔に小夜はまさか...と1つの可能性を考えていた
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何だかんだフジさんの事が好きなコアなのです