旅立ち
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
13.旅立ちのプロローグ ~オーキド博士視点~
「旅をしてみたい」
そう言った小夜の目は真っすぐだった事が嬉しかった
森の中でガーディに倒されていた女の子は酷く怯えている様子だった。年のわりに大人びた口調でわしに話す小夜と名乗った女の子がどうも気になったわしは自分の研究所へと案内した
するとどうじゃ、自分の名前と年以外は分からないという
ポケモンの事も知らないとすると、記憶喪失じゃなかろうかとわしは思った
小さな体で何かに押しつぶされそうなのを必死に耐えているようなその様子を見て、わしもナナミもそのままにしておくわけにはいかなかった
それからはナナミが様子を見ていた。その中でもしかしたら酷いことをされていたんじゃないかという話を聞いた時、わしは初めて合った時の事を思い出した
わしが手を差し伸べた時、小夜は怯えるような反応を見せた。そして、大人びた口調に変わらない表情....。そこにナナミの話す内容を結び付けた時、実に嫌な憶測が頭の中で生まれた
『もしかしたら虐待を受けていたのではないか。そして、そのことが原因で記憶喪失になったのではないか』
そう思った時、いたたまれない思いになった。こんな小さな子がそんな目にあってよいのかと
ナナミの提案でポケモンたちの世話を手伝うようになった小夜は少しずつ表情を見せてくれるようになった。そして、ポケモンたちの世話をしている時の小夜はナナミの言うように軟らかい表情を見せるようになっていた
ポケモンたちと触れ合う事があの子にとって良い影響を与えているとわしは思った。だから、調査を自分が引き受ける・旅に出たいと言った時わしはすぐに賛成する事にしたのじゃ
もちろん、ナナミが心配することも分かるがこの研究所内にずっといるよりも、旅に出る方が良いと思ったのじゃ。孫であるグリーン達のように旅をすることで成長出来る事がたくさんある。そして、小夜にはそれが必要だと思ったんじゃ
ナナミもその事が分かっているようで、わしの話を静かに聞いていたかと思えば今度は小夜の旅の準備をすると張り切っていた
ナナミをなだめつつ、パートナーポケモンをどうしようかと考えていると、丸まっていたガーディが聞き耳を立てるように耳を動かしていた
はて....これはどうしたもんかの~
あのガーディも群れを追われここまでやってきたもんじゃからな~
しかし、ここ最近の様子を見てる限りじゃこれはもしかすると、もしかするかもしれんの~
そうオーキド博士は穏やかな気持ちで床についた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回はオーキド博士の回でした。博士もいいおじいちゃんですよね~
次回は主人公視点とガーディ君の番です🌼
長くならないように気をつけます.....。 たぶん....(;´∀`)
「旅をしてみたい」
そう言った小夜の目は真っすぐだった事が嬉しかった
森の中でガーディに倒されていた女の子は酷く怯えている様子だった。年のわりに大人びた口調でわしに話す小夜と名乗った女の子がどうも気になったわしは自分の研究所へと案内した
するとどうじゃ、自分の名前と年以外は分からないという
ポケモンの事も知らないとすると、記憶喪失じゃなかろうかとわしは思った
小さな体で何かに押しつぶされそうなのを必死に耐えているようなその様子を見て、わしもナナミもそのままにしておくわけにはいかなかった
それからはナナミが様子を見ていた。その中でもしかしたら酷いことをされていたんじゃないかという話を聞いた時、わしは初めて合った時の事を思い出した
わしが手を差し伸べた時、小夜は怯えるような反応を見せた。そして、大人びた口調に変わらない表情....。そこにナナミの話す内容を結び付けた時、実に嫌な憶測が頭の中で生まれた
『もしかしたら虐待を受けていたのではないか。そして、そのことが原因で記憶喪失になったのではないか』
そう思った時、いたたまれない思いになった。こんな小さな子がそんな目にあってよいのかと
ナナミの提案でポケモンたちの世話を手伝うようになった小夜は少しずつ表情を見せてくれるようになった。そして、ポケモンたちの世話をしている時の小夜はナナミの言うように軟らかい表情を見せるようになっていた
ポケモンたちと触れ合う事があの子にとって良い影響を与えているとわしは思った。だから、調査を自分が引き受ける・旅に出たいと言った時わしはすぐに賛成する事にしたのじゃ
もちろん、ナナミが心配することも分かるがこの研究所内にずっといるよりも、旅に出る方が良いと思ったのじゃ。孫であるグリーン達のように旅をすることで成長出来る事がたくさんある。そして、小夜にはそれが必要だと思ったんじゃ
ナナミもその事が分かっているようで、わしの話を静かに聞いていたかと思えば今度は小夜の旅の準備をすると張り切っていた
ナナミをなだめつつ、パートナーポケモンをどうしようかと考えていると、丸まっていたガーディが聞き耳を立てるように耳を動かしていた
はて....これはどうしたもんかの~
あのガーディも群れを追われここまでやってきたもんじゃからな~
しかし、ここ最近の様子を見てる限りじゃこれはもしかすると、もしかするかもしれんの~
そうオーキド博士は穏やかな気持ちで床についた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回はオーキド博士の回でした。博士もいいおじいちゃんですよね~
次回は主人公視点とガーディ君の番です🌼
長くならないように気をつけます.....。 たぶん....(;´∀`)