グレンタウン編
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133.笑顔
姫!起きて大丈夫なのですか⁈
「うん。みんな...ごめんな」
おい、言う言葉はそれじゃねぇだろ
グレンの優しい手が小夜のおでこに置かれていた
「グレン...?」
ごめんなんて言うなよ
グレンがそう言うと他もメンバーも優しい表情で小夜を見ていた
「みんな...っ、ありがとう...!」
「ミズキ、さっきは私の事を思って言ってくれたんでしょ?」
姫...はい。どんなに酷いことをしてきたとしても姫にとって...親なのは違いないと思って...。
っ!...そっか...
「ありがとう。ミズキもコアも私の事を考えてくれてるのは分かってるから...。確かに...悲しいこともされてきた。でも...でもね、私は2人に笑って欲しくて...。私が良い子になれば2人とも笑ってくれると思ったの」
小夜...
「わたし、みんなにまだ言ってない事があるの。わたしは...手で触れた物や人の感情や記憶を見る事ができるの...」
それはサイコメトリーと呼ばれるものか?
「どうなんだろ...でも、気づいた時には物に触れると映像が浮かんだり人に触れるとその人の過去や思っている事を感じ取れるようになっていた」
生まれ持った力なのでしょうね
「2人に笑って欲しくて、でもどうしたらいいか分からないから2人がどうしたら笑ってくれるのか知りたくて触れてみたけど、感じ取れるのは...化け物、気持ち悪い、産まなきゃよかったって...そんなことばっかりだった」
「やっぱり...気持ち悪いよね」
自分の手を痛いほどに握りしめながら悲しそうに見ている小夜の手をコアが優しく舐めた
化け物なんかじゃない...小夜は化け物なんかじゃないよ!
「コア...」
僕に言ってくれたじゃんか!だから今度は僕が言うんだ!小夜は化け物なんかじゃない!絶対、絶対違うんだから!
「っ...コア...っありがとう」
コアの言う通りよ、小夜は私達の家族だもの。大事な、大事な家族だから化け物なんて思わないわ。その力は神様からの贈り物だと思うの。だって、私の力と似てると思わない?
「マリア...」
ちょっと!小夜の力は僕と似てるんだから僕とお揃いなの!!
はぁ~?私の力の方が似てるでしょうが!
僕とお揃い!
私とお揃いよ!
「ふふふ」
マリアとコアが言い合いをしている中、鈴のような笑い声が聞こえた。
小夜...?
「2人とも大好き...みんな大好きだよ!」
小夜が笑っていたのだ
今までも笑う事はあった。しかし、その笑顔にはいつも違和感があった。笑いたくてもどこか遠慮しているような、寂しい笑い方だった。
しかし、今の小夜は屈託のない優しい笑い方だった
とても綺麗で、可愛く、見ているこちらが笑顔になるようなそんな笑顔だった
そんな笑顔を見てみんなも笑顔になっていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ひと段落!
姫!起きて大丈夫なのですか⁈
「うん。みんな...ごめんな」
おい、言う言葉はそれじゃねぇだろ
グレンの優しい手が小夜のおでこに置かれていた
「グレン...?」
ごめんなんて言うなよ
グレンがそう言うと他もメンバーも優しい表情で小夜を見ていた
「みんな...っ、ありがとう...!」
「ミズキ、さっきは私の事を思って言ってくれたんでしょ?」
姫...はい。どんなに酷いことをしてきたとしても姫にとって...親なのは違いないと思って...。
っ!...そっか...
「ありがとう。ミズキもコアも私の事を考えてくれてるのは分かってるから...。確かに...悲しいこともされてきた。でも...でもね、私は2人に笑って欲しくて...。私が良い子になれば2人とも笑ってくれると思ったの」
小夜...
「わたし、みんなにまだ言ってない事があるの。わたしは...手で触れた物や人の感情や記憶を見る事ができるの...」
それはサイコメトリーと呼ばれるものか?
「どうなんだろ...でも、気づいた時には物に触れると映像が浮かんだり人に触れるとその人の過去や思っている事を感じ取れるようになっていた」
生まれ持った力なのでしょうね
「2人に笑って欲しくて、でもどうしたらいいか分からないから2人がどうしたら笑ってくれるのか知りたくて触れてみたけど、感じ取れるのは...化け物、気持ち悪い、産まなきゃよかったって...そんなことばっかりだった」
「やっぱり...気持ち悪いよね」
自分の手を痛いほどに握りしめながら悲しそうに見ている小夜の手をコアが優しく舐めた
化け物なんかじゃない...小夜は化け物なんかじゃないよ!
「コア...」
僕に言ってくれたじゃんか!だから今度は僕が言うんだ!小夜は化け物なんかじゃない!絶対、絶対違うんだから!
「っ...コア...っありがとう」
コアの言う通りよ、小夜は私達の家族だもの。大事な、大事な家族だから化け物なんて思わないわ。その力は神様からの贈り物だと思うの。だって、私の力と似てると思わない?
「マリア...」
ちょっと!小夜の力は僕と似てるんだから僕とお揃いなの!!
はぁ~?私の力の方が似てるでしょうが!
僕とお揃い!
私とお揃いよ!
「ふふふ」
マリアとコアが言い合いをしている中、鈴のような笑い声が聞こえた。
小夜...?
「2人とも大好き...みんな大好きだよ!」
小夜が笑っていたのだ
今までも笑う事はあった。しかし、その笑顔にはいつも違和感があった。笑いたくてもどこか遠慮しているような、寂しい笑い方だった。
しかし、今の小夜は屈託のない優しい笑い方だった
とても綺麗で、可愛く、見ているこちらが笑顔になるようなそんな笑顔だった
そんな笑顔を見てみんなも笑顔になっていた
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ひと段落!