ふたご島編
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118.氷の女王
小夜が目覚めた後、夜が明けるまでグレンは小夜を尻尾で暖めていた。小夜にもう大丈夫だと言われても離そうとすることは無かった。
そんな様子を他の皆も呆れるように見ていたが、いつもは小夜を渡せと突っかかってくるマリアやコアがこの時は珍しく何も言ってこなかった。
吹雪の音が聞こえていたがいつのまにかその音も聞こえなくなり、洞窟の外から光が差し込んできており、外の様子を見に洞窟を出た小夜達の目に入ったのはキラキラと輝く絶景だった。
「わぁ....!キラキラしてるね」
凄い凄い!なにこれ~♪
素敵ね!なんでこんなキラキラしてるのかしら?
おそらく、ダイヤモンドダストと呼ばれる現象でしょう
「ダイヤモンドダスト?」
大気中の水蒸気が昇華して出来るという自然現象の1つですね。滅多に見られないそうですよ
そんなのが見られるなんて運がいいですね!
自然の恩恵だな
「綺麗だね...」
小夜の表情を見ていたグレンは少し安心していた。そして、小夜の様子を見ながらダイヤモンドダストを見ていた時、遠くの空を飛んでいる何かを見つけた。
おい、あれなんだ...
グレンに言われた方向を全員が見ると、確かに何かが空を飛んでいる様子が見えた。そして、それはだんだん近くに来ておりその姿捉えた時全員がその姿に目を奪われた。
整った顔立ちと薄い水色の体、そして青白く長い羽と対になるような長い尾を持った美しく優雅な鳥だった。
その美しい鳥は小夜達を眼下に見下ろしながら空中を旋回していた。そして、小夜の目の前にやってくると羽を羽ばたかせながら赤い瞳で小夜のことをじっと見つめていた。
(私はフリーザー)
「えっ?」
(貴女にはやるべきことがある)
「やるべきこと?」
(貴女には会うべき子がいるはず。だけどそれはとても辛いことになる)
(だけど貴女には出来るはず。その力がある。大丈夫、貴女にはその子達がいるから)
(貴女に幸運を...)
声が聞こえなくなったと思った時、目の前に留まっていた美しい鳥は綺麗な声で鳴くと一度小夜達の上を旋回して遠くの空へと羽ばたいていった。
何だったんだろうね...
「フリーザー...」
フリーザーって?
「声が聞こえて来たの...フリーザーって言ってた...」
声?私達は何も聞こえなかったわよ
小夜だけに聞こえる声ですか...
大丈夫か?何か言われたのか?
「うんうん...大丈夫だよ」
小夜はフリーザーの言葉を思い出していた。
『やらないといけないこと...会わないといけない子...』
それの言葉が何を意味するのか分からなかったが、フリーザーと言ったあのポケモンはきっといいポケモンだとそう感じていた。
おい、ほんとに大丈夫か?
「うん。大丈夫」
そう言った小夜がフリーザーの飛んでいった方を見た時、眼下に湖があるのが見えた。
「あれって...もしかしてあそこが雪解け水の流れる湖かな?」
そうだろうな、行ってみるか
「うん」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フリーザーさん素敵♡
小夜が目覚めた後、夜が明けるまでグレンは小夜を尻尾で暖めていた。小夜にもう大丈夫だと言われても離そうとすることは無かった。
そんな様子を他の皆も呆れるように見ていたが、いつもは小夜を渡せと突っかかってくるマリアやコアがこの時は珍しく何も言ってこなかった。
吹雪の音が聞こえていたがいつのまにかその音も聞こえなくなり、洞窟の外から光が差し込んできており、外の様子を見に洞窟を出た小夜達の目に入ったのはキラキラと輝く絶景だった。
「わぁ....!キラキラしてるね」
凄い凄い!なにこれ~♪
素敵ね!なんでこんなキラキラしてるのかしら?
おそらく、ダイヤモンドダストと呼ばれる現象でしょう
「ダイヤモンドダスト?」
大気中の水蒸気が昇華して出来るという自然現象の1つですね。滅多に見られないそうですよ
そんなのが見られるなんて運がいいですね!
自然の恩恵だな
「綺麗だね...」
小夜の表情を見ていたグレンは少し安心していた。そして、小夜の様子を見ながらダイヤモンドダストを見ていた時、遠くの空を飛んでいる何かを見つけた。
おい、あれなんだ...
グレンに言われた方向を全員が見ると、確かに何かが空を飛んでいる様子が見えた。そして、それはだんだん近くに来ておりその姿捉えた時全員がその姿に目を奪われた。
整った顔立ちと薄い水色の体、そして青白く長い羽と対になるような長い尾を持った美しく優雅な鳥だった。
その美しい鳥は小夜達を眼下に見下ろしながら空中を旋回していた。そして、小夜の目の前にやってくると羽を羽ばたかせながら赤い瞳で小夜のことをじっと見つめていた。
(私はフリーザー)
「えっ?」
(貴女にはやるべきことがある)
「やるべきこと?」
(貴女には会うべき子がいるはず。だけどそれはとても辛いことになる)
(だけど貴女には出来るはず。その力がある。大丈夫、貴女にはその子達がいるから)
(貴女に幸運を...)
声が聞こえなくなったと思った時、目の前に留まっていた美しい鳥は綺麗な声で鳴くと一度小夜達の上を旋回して遠くの空へと羽ばたいていった。
何だったんだろうね...
「フリーザー...」
フリーザーって?
「声が聞こえて来たの...フリーザーって言ってた...」
声?私達は何も聞こえなかったわよ
小夜だけに聞こえる声ですか...
大丈夫か?何か言われたのか?
「うんうん...大丈夫だよ」
小夜はフリーザーの言葉を思い出していた。
『やらないといけないこと...会わないといけない子...』
それの言葉が何を意味するのか分からなかったが、フリーザーと言ったあのポケモンはきっといいポケモンだとそう感じていた。
おい、ほんとに大丈夫か?
「うん。大丈夫」
そう言った小夜がフリーザーの飛んでいった方を見た時、眼下に湖があるのが見えた。
「あれって...もしかしてあそこが雪解け水の流れる湖かな?」
そうだろうな、行ってみるか
「うん」
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フリーザーさん素敵♡