ふたご島編
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117.暖かさ
小夜は暖かい気配がして目を覚ました。
「グ、グレン...?」
ばぁか、頑張り過ぎなんだよ
ほんとだよね、もぉ!倒れた時にはどうしようかと思ったよ!体は冷たいし!
コア!うるさいわよ!小夜の体に障るでしょ!
「マリア...?」
そう言うマリアも声を抑えたらどうだ、小夜がびっくりしてるだろ
小夜大丈夫ですか?
どこか痛みますか?
「.....何で皆外に出てるの?」
何でって!そんなの小夜が倒れたからに決まってるでしょ⁈
「倒れた...?」
...最初から話しましょうかね
ナイトは小夜の様子を見ると何かを悟ったかのように話し始めた。
ナイトの話しでは洞窟に入った時に顔面蒼白になったかと思えば、崩れるように倒れてしまったのだと言う。コアがプチパニックになっているとグレンが出てきて直ぐに小夜を暖めだし、ナイトの指示で小枝を集め火を焚き、コアはブースターになって洞窟内を暖めたそうだ。
それからは小夜の事が心配で全員出てきており、目が覚めるまで見守っていたのだと教えてもらった。
「そっか...」
『あの時音がしたのはグレンや皆が出てきた音だったんだ...』
体は大丈夫か?
グレンの尻尾に包まれていた小夜に声を掛けると、小夜は小さくうなずいた。
『暖かい...』
小夜はグレンの尻尾を触りながら俯いていた。
そんな小夜の様子が心配になったのか全員が小夜を覗き込むと小夜の瞳から一粒の雫が落ちた。
以前では感じる事の出来ない暖かさ
新しい出会い、認めてくれる人々、何もかもが初めての旅、体験
心配してくれる仲間と心からの絆
あの場所では感じる事も、出会うことも、経験することも叶わなかった事が今、この場所にはある
泣いてしまったことでアタフタしているコアやマリアやミズキ、ギョッとした様子で固まっているジンとグレン、そして難しい顔をしているナイト
目の前にいる6人がかけがえのない存在であり、今ここに自分がいるのだと、いてもいいのだと実感させてくれる仲間が今の自分にはいる
そのことが、ただその事だけが嬉しくて小夜は泣いていた。
お、おいっ!どうしたんだよ、どっか痛いのか⁈
固まっていたグレンが恐る恐る小夜に声を掛けると、小夜はゆっくりと顔を上げた。
「暖かい...」
えっ?
「暖かいね...皆がいる...わたし、1人じゃないんだ...」
小さなその声を全員が聞いていた。
...そんなの当たり前だろうが
お前は1人じゃねぇ
俺やこいつらがいる、いつだって一緒にいてやるから安心しろ
そう言ったグレンを見ると小夜の事をしっかりと見ていた。そして、周りを見渡すと他のみんなもグレンと同じような表情で小夜を見ていた。
「みんな...ありがとう...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
グレンがかっこよすぎる...!
小夜は暖かい気配がして目を覚ました。
「グ、グレン...?」
ばぁか、頑張り過ぎなんだよ
ほんとだよね、もぉ!倒れた時にはどうしようかと思ったよ!体は冷たいし!
コア!うるさいわよ!小夜の体に障るでしょ!
「マリア...?」
そう言うマリアも声を抑えたらどうだ、小夜がびっくりしてるだろ
小夜大丈夫ですか?
どこか痛みますか?
「.....何で皆外に出てるの?」
何でって!そんなの小夜が倒れたからに決まってるでしょ⁈
「倒れた...?」
...最初から話しましょうかね
ナイトは小夜の様子を見ると何かを悟ったかのように話し始めた。
ナイトの話しでは洞窟に入った時に顔面蒼白になったかと思えば、崩れるように倒れてしまったのだと言う。コアがプチパニックになっているとグレンが出てきて直ぐに小夜を暖めだし、ナイトの指示で小枝を集め火を焚き、コアはブースターになって洞窟内を暖めたそうだ。
それからは小夜の事が心配で全員出てきており、目が覚めるまで見守っていたのだと教えてもらった。
「そっか...」
『あの時音がしたのはグレンや皆が出てきた音だったんだ...』
体は大丈夫か?
グレンの尻尾に包まれていた小夜に声を掛けると、小夜は小さくうなずいた。
『暖かい...』
小夜はグレンの尻尾を触りながら俯いていた。
そんな小夜の様子が心配になったのか全員が小夜を覗き込むと小夜の瞳から一粒の雫が落ちた。
以前では感じる事の出来ない暖かさ
新しい出会い、認めてくれる人々、何もかもが初めての旅、体験
心配してくれる仲間と心からの絆
あの場所では感じる事も、出会うことも、経験することも叶わなかった事が今、この場所にはある
泣いてしまったことでアタフタしているコアやマリアやミズキ、ギョッとした様子で固まっているジンとグレン、そして難しい顔をしているナイト
目の前にいる6人がかけがえのない存在であり、今ここに自分がいるのだと、いてもいいのだと実感させてくれる仲間が今の自分にはいる
そのことが、ただその事だけが嬉しくて小夜は泣いていた。
お、おいっ!どうしたんだよ、どっか痛いのか⁈
固まっていたグレンが恐る恐る小夜に声を掛けると、小夜はゆっくりと顔を上げた。
「暖かい...」
えっ?
「暖かいね...皆がいる...わたし、1人じゃないんだ...」
小さなその声を全員が聞いていた。
...そんなの当たり前だろうが
お前は1人じゃねぇ
俺やこいつらがいる、いつだって一緒にいてやるから安心しろ
そう言ったグレンを見ると小夜の事をしっかりと見ていた。そして、周りを見渡すと他のみんなもグレンと同じような表情で小夜を見ていた。
「みんな...ありがとう...」
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グレンがかっこよすぎる...!