ふたご島編
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111.いつか会いに
コアが小夜の元に来てからしばらくしてグレンをはじめ、全員が小夜の元へやって来たためジョーイさんに声を掛けると全員体調には問題ないという事で、その日のうちに全員診察室から小夜の元へと戻って来た。
コアはマリアやジンから抜け駆けだと文句を言われていたが小夜がそんな2人をなだめ、今は全員夢の中である。
『あれ....ここは?』
小夜がふと目を覚ますとそこは一面爽やかな青空が広がり、青々とした草原が広がる場所だった。さっきまで傍にいた皆はおらず小夜1人だけであった。しかし、不思議と不安な気持ちや怖さは無かった。
周辺を見渡した時、少し遠くの方から球体のような物が近づいて来た。その球体は小夜の周りをふよふよと漂うとパッと光って光が弾けたかと思えば、そこにいたのは白い体に紫色の長い尻尾のような物がある生き物だった。
「あなたは...誰?」
ぼくは...ミュウツー
そう言った生き物はあどけなさの残る幼い子どものようだった。
「ミュウツー...?」
君はだれ?
「私は小夜」
小夜...
「ここはあなたの世界?」
...?ぼくはずっとここにいる
「1人なの?」
そう...ぼくは1人...
でも小夜が来た。小夜も1人?
「私は...皆がいる。今は皆がいるよ」
みんなって?
「大切な仲間なの。皆にであって私は幸せ」
そう言った小夜を不思議そうに見ながらミュウツーは何かを考えているようで、両手をかざすと次の瞬間には3匹のポケモンが空中を走り回っていた。
「この子達って...」
ヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネ...
ポケモン...小夜の仲間もポケモン...?
「うん。」
3匹のポケモン達はミュウツーと小夜の周りを楽しそうに駆け回ると、ミュウツーもクルクルと回り小夜も同じようにくるりと回って見せた。
すると、風に乗るかのようにふわりと体が浮かびそのまま空を飛び始めた。先ほどまで草原だった場所は森に変わり、空も夕焼けや星空など色々な景色へと変わっていった。
これが小夜の見てきた世界?
「...そっか、なんだか見覚えがあると思ったら私達が見てきた世界の風景だったんだ...」
あれはなに?
「あれは川だよ」
川...? あれは?
「あれは山」
山...知らないことばかり...
「ミュウツーはここから出れないの?」
ぼくはここから出れない
「どうして?」
ぼくは動けないから...
「動けない?」
そう...。ぼくにはいない...仲間がいない
ぼくはポケモン...?人間...?
「ミュウツー...?」
ぼくは作られたポケモン...
「作られた?」
ぼくは1人ぼっち...
小夜も行っちゃう...
「えっ?」
ミュウツーに言われて小夜が自分の体を見ると、手や足が透けていた。
「っ⁈なに、これ...」
小夜もいなくなる...
ぼくはまた1人...
さみしい
こわい
どうして
ぼくはだれ...
「ミュウツー!」
小夜はミュウツーに向かって手を伸ばすがミュウツーとの距離は遠くなり、小夜は暗い穴の中へ引きずり込まれていた。
ミュウツーは小夜の声に反応する事はなく、体を小さく丸め何かに怯えるようだった。
その姿を見た小夜は一瞬自分と重なった。
こちらの世界に来る前の、あちらの世界にいた時にずっと怯えていた頃の自分自身に。
「ミュウツー!!」
小夜は闇に包まれながら思い切り叫んだ
「必ず!必ずまた会えるから!」
「必ずまた会いに来るから!」
そう叫んだ小夜が最後に見たのは一筋の涙を流してこちらを見ているミュウツーの姿だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミュウツーが登場しました!
子どもの頃のミュウツーってかわいいですよね~(デレ)
コアが小夜の元に来てからしばらくしてグレンをはじめ、全員が小夜の元へやって来たためジョーイさんに声を掛けると全員体調には問題ないという事で、その日のうちに全員診察室から小夜の元へと戻って来た。
コアはマリアやジンから抜け駆けだと文句を言われていたが小夜がそんな2人をなだめ、今は全員夢の中である。
『あれ....ここは?』
小夜がふと目を覚ますとそこは一面爽やかな青空が広がり、青々とした草原が広がる場所だった。さっきまで傍にいた皆はおらず小夜1人だけであった。しかし、不思議と不安な気持ちや怖さは無かった。
周辺を見渡した時、少し遠くの方から球体のような物が近づいて来た。その球体は小夜の周りをふよふよと漂うとパッと光って光が弾けたかと思えば、そこにいたのは白い体に紫色の長い尻尾のような物がある生き物だった。
「あなたは...誰?」
ぼくは...ミュウツー
そう言った生き物はあどけなさの残る幼い子どものようだった。
「ミュウツー...?」
君はだれ?
「私は小夜」
小夜...
「ここはあなたの世界?」
...?ぼくはずっとここにいる
「1人なの?」
そう...ぼくは1人...
でも小夜が来た。小夜も1人?
「私は...皆がいる。今は皆がいるよ」
みんなって?
「大切な仲間なの。皆にであって私は幸せ」
そう言った小夜を不思議そうに見ながらミュウツーは何かを考えているようで、両手をかざすと次の瞬間には3匹のポケモンが空中を走り回っていた。
「この子達って...」
ヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネ...
ポケモン...小夜の仲間もポケモン...?
「うん。」
3匹のポケモン達はミュウツーと小夜の周りを楽しそうに駆け回ると、ミュウツーもクルクルと回り小夜も同じようにくるりと回って見せた。
すると、風に乗るかのようにふわりと体が浮かびそのまま空を飛び始めた。先ほどまで草原だった場所は森に変わり、空も夕焼けや星空など色々な景色へと変わっていった。
これが小夜の見てきた世界?
「...そっか、なんだか見覚えがあると思ったら私達が見てきた世界の風景だったんだ...」
あれはなに?
「あれは川だよ」
川...? あれは?
「あれは山」
山...知らないことばかり...
「ミュウツーはここから出れないの?」
ぼくはここから出れない
「どうして?」
ぼくは動けないから...
「動けない?」
そう...。ぼくにはいない...仲間がいない
ぼくはポケモン...?人間...?
「ミュウツー...?」
ぼくは作られたポケモン...
「作られた?」
ぼくは1人ぼっち...
小夜も行っちゃう...
「えっ?」
ミュウツーに言われて小夜が自分の体を見ると、手や足が透けていた。
「っ⁈なに、これ...」
小夜もいなくなる...
ぼくはまた1人...
さみしい
こわい
どうして
ぼくはだれ...
「ミュウツー!」
小夜はミュウツーに向かって手を伸ばすがミュウツーとの距離は遠くなり、小夜は暗い穴の中へ引きずり込まれていた。
ミュウツーは小夜の声に反応する事はなく、体を小さく丸め何かに怯えるようだった。
その姿を見た小夜は一瞬自分と重なった。
こちらの世界に来る前の、あちらの世界にいた時にずっと怯えていた頃の自分自身に。
「ミュウツー!!」
小夜は闇に包まれながら思い切り叫んだ
「必ず!必ずまた会えるから!」
「必ずまた会いに来るから!」
そう叫んだ小夜が最後に見たのは一筋の涙を流してこちらを見ているミュウツーの姿だった。
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ミュウツーが登場しました!
子どもの頃のミュウツーってかわいいですよね~(デレ)