セキチクシティ編
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99.優しい天使
こちらに向かって来る何かをコアは目を凝らして確認しようとしていた。そして、“それ”が土煙を上げながら走ってきていると理解した時、焦った様に小夜へ声を掛けた。
小夜!まずいよ!ケンタロスが凄い勢いでこっちに走って来てる!
「えっ?]
だから!ケンタロスがこっちに走って来てるんだってば!
コアが言っている事の意味をようやく理解した小夜は土煙が上がっている方を見た。
コアの言うとおりケンタロスがもの凄い勢いで走ってきており、周りにいたポケモン達はその勢いで吹き飛ばされていた。
僕達も早く逃げようよ!
「...ダメだよ!このままじゃ他のポケモン達がケガしちゃう...!それに、あの子も混乱してるみたいだし...。このままじゃ大変!」
そんなこと言ったって!どうすんのさ!
『どうしよう...このままじゃ皆傷ついちゃう...!でも、あの子をどうやって止めれば...。それに、何であの子はあんなに混乱してるんだろ...』
小夜は思考をフル回転させながら、未だもうスピードで走っているケンタロスを見た。そして、ある事に気づいたのだ。
「コア!シャワーズになれる⁈」
何言ってんの?そんなことより逃げなきゃ!
「ダメ!シャワーズになれる⁈」
ダメってなんだよ!なれるけど!
「なら、私を信じて...!」
えっ?
「わたしを、信じて」
そう言う小夜の目は真っ直ぐで見惚れてしまうような強さを持って光っていた。
~っ!もう!分かったよ!どうするの⁈
コアはシャワーズに変化しながら小夜に声を掛けた。
「私が合図したらケンタロスに向かって水鉄砲をしてくれる?出来るだけ強く!でもケンタロスには当てないで!」
OK!
ケンタロスに向き合いながら2人はその時を待った。
こちらに向かって走ってくるケンタロスをしっかりと見据え、ケンタロスとの距離がギリギリのところまでなった時、小夜はコアに向かって合図を出した。
コアの繰り出した水鉄砲はケンタロスの直ぐ足元に放たれ、それに驚いたケンタロスは地面に倒れてしまった。
そんなケンタロスに小夜はゆっくりと近づいて行った。
小夜!危ないよ!
「...大丈夫」
ケンタロスに近付きながら小夜は優しく声を掛けた。
「大丈夫だよ...大丈夫。今助けてあげるから...」
小夜が近づいて来ることに気づいたケンタロスは倒れたままこちらを睨んでいた。
小夜はゆっくり近付くとケンタロスの後ろへと周り、今回の原因となった物をとった。
枝?
「うん。これがお尻に刺さって痛かったからあんなに走り回ってたんだね」
お嬢さん、ありがとう
「いいえ、よかったです」
そう言って小夜がケンタロスの体を撫でると、ケンタロスもブォ~と鳴いていた。
(全く...ハラハラさせるよね。でも、小夜について来てよかった)
コアはケンタロスを撫でている小夜を見ながら晴れやかな気持ちでそう思っていた。
「ビューティフル!エクセレント!素晴らしい!優しき天使よ!」
その声は突然聞こえて来た。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主人公ちゃんの天使さね...
こちらに向かって来る何かをコアは目を凝らして確認しようとしていた。そして、“それ”が土煙を上げながら走ってきていると理解した時、焦った様に小夜へ声を掛けた。
小夜!まずいよ!ケンタロスが凄い勢いでこっちに走って来てる!
「えっ?]
だから!ケンタロスがこっちに走って来てるんだってば!
コアが言っている事の意味をようやく理解した小夜は土煙が上がっている方を見た。
コアの言うとおりケンタロスがもの凄い勢いで走ってきており、周りにいたポケモン達はその勢いで吹き飛ばされていた。
僕達も早く逃げようよ!
「...ダメだよ!このままじゃ他のポケモン達がケガしちゃう...!それに、あの子も混乱してるみたいだし...。このままじゃ大変!」
そんなこと言ったって!どうすんのさ!
『どうしよう...このままじゃ皆傷ついちゃう...!でも、あの子をどうやって止めれば...。それに、何であの子はあんなに混乱してるんだろ...』
小夜は思考をフル回転させながら、未だもうスピードで走っているケンタロスを見た。そして、ある事に気づいたのだ。
「コア!シャワーズになれる⁈」
何言ってんの?そんなことより逃げなきゃ!
「ダメ!シャワーズになれる⁈」
ダメってなんだよ!なれるけど!
「なら、私を信じて...!」
えっ?
「わたしを、信じて」
そう言う小夜の目は真っ直ぐで見惚れてしまうような強さを持って光っていた。
~っ!もう!分かったよ!どうするの⁈
コアはシャワーズに変化しながら小夜に声を掛けた。
「私が合図したらケンタロスに向かって水鉄砲をしてくれる?出来るだけ強く!でもケンタロスには当てないで!」
OK!
ケンタロスに向き合いながら2人はその時を待った。
こちらに向かって走ってくるケンタロスをしっかりと見据え、ケンタロスとの距離がギリギリのところまでなった時、小夜はコアに向かって合図を出した。
コアの繰り出した水鉄砲はケンタロスの直ぐ足元に放たれ、それに驚いたケンタロスは地面に倒れてしまった。
そんなケンタロスに小夜はゆっくりと近づいて行った。
小夜!危ないよ!
「...大丈夫」
ケンタロスに近付きながら小夜は優しく声を掛けた。
「大丈夫だよ...大丈夫。今助けてあげるから...」
小夜が近づいて来ることに気づいたケンタロスは倒れたままこちらを睨んでいた。
小夜はゆっくり近付くとケンタロスの後ろへと周り、今回の原因となった物をとった。
枝?
「うん。これがお尻に刺さって痛かったからあんなに走り回ってたんだね」
お嬢さん、ありがとう
「いいえ、よかったです」
そう言って小夜がケンタロスの体を撫でると、ケンタロスもブォ~と鳴いていた。
(全く...ハラハラさせるよね。でも、小夜について来てよかった)
コアはケンタロスを撫でている小夜を見ながら晴れやかな気持ちでそう思っていた。
「ビューティフル!エクセレント!素晴らしい!優しき天使よ!」
その声は突然聞こえて来た。
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主人公ちゃんの天使さね...