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2018/05 <追加更新中>

気温も日に日に上がり始めた初夏。猫のような嗅覚で涼しいところを見つけるのが得意な尾形。そして、そんなふうにふらりといなくなる彼を見つけるのが神がかり的に上手い牛山。

「ほら行くぞ」

今日もいつもと変わりなく、気まぐれにいなくなった尾形を見つけた牛山が彼を抱えようとすると真顔に猫目で睨まれて、拒否の態度をとられる。

「はいはい冷たいもんでも食いにいこうなー」

宥めつつ容赦なく連れていく。米俵のように抱えられながらも、暑さでそれ以上の抵抗をする気が起きないのか、はたまたこの連行を受け入れたのか、尾形は大人しく運ばれていった。
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