Suwa
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あー、ダメだぁ。諏訪さん、慰めてー」
「お前、何しに来たんだよ。さっさと家帰れ」
「だってー…もう無理だよ、どうしたらいいの?」
「俺からしたらお前のほうが無理だ。俺どうしたらいいんだ?」
「もう無理、もう…勉強したくない」
「てめぇのそれはただの現実逃避なんだよ」
だってー、という目の前の女は俺の三つ下。
つまり、まだかろうじて高校生、女子高校生というわけだ。
そんなそいつが俺の部屋に来てだら~ん、とし始めたのは1時間ほど前。
しかも大量の宿題を抱えて、だ。
久しぶりの非番で、読みたい本を買ってきていざ今から読まん、としているところにピンポンの嵐。
まあ今日が非番だってこと言ってから半分くらいはくるだろうなぁとは思っていたが、さすがにここまで切羽詰まってるとは思っていなかった。
「なんなのよ、この量の宿題は…。
私はきっと宿題に倒されるんだわ」
「大げさだろ、お前」
「なによ、諏訪さんだってこんな時期あったでしょ!!」
「高校生の宿命だな。俺も通った道だ。お前もしっかり満喫しろ」
「はぁ…もういや」
シャーペンを投げ出し、する気も起きないのかその場に寝ころび始めたそいつをみてさすがにため息が出てきた。
どうしたもんか、俺だってこの道を歩んできたんだ。なんとなく気持ちはわかるが…。
それに甘えさせてなるものか。
ぺしっと額を軽くはたくとそのまま参考書を開きなおさせる。
「ほら、ここ見たら大体載ってるからさっさとかけ」
「諏訪さん…。もうダメ。私大学行かずにそのまま専業主婦になる」
「ほぉー、誰に嫁ぐつもりだ?」
「諏訪さん」
「俺はやる気のない奴を嫁に迎えるつもりはねぇぞ」
「…どうしよう」
「おい、直そうと思えよ。そこは」
すると、ぱっと顔つきが変わったかと思うと、次の瞬間すごい勢いで起き上がってきた。
おいおい、元気有り余ってんじゃねぇか。
「それって、大学入学できたら結婚してくれるっていうプロポーズ!?」
「はぁ!?んでそんなことになるんだよ!!」
「だって、やる気のあるところを見たら嫁に迎えてくれるってことでしょ?
頑張る頑張る私!!!」
諏訪さんと同じ大学いけるように頑張るね!!。
そういいながら再びシャーペンを持ち直したそいつの姿を見て。
やる気が出てきたことはいいことだが…俺、なにか間違ったこと言ったような気がしてならない。
だけど、まぁ…。
こいつが嬉しそうならいいかと思う俺もただの単純な男なのかもしれない。
1/1ページ