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ぴぴぴと起床時間を伝えるいつもの朝。 遠慮ない電子音に、頭と体がゆるゆるぼーっと目覚め、アラームが鳴り続ける枕元の時計を腕を伸ばして止めてから、ごろんと仰向けに寝転がり、もう一度目を閉じた。 カーテンの隙間から差し込む朝日は閉じた瞼を羽毛でくすぐるような柔らかさ。 そして聞こえる、羽毛より柔らかくクリームより甘い妻の声。 「ルーカス、起きて」 目をつぶったままの俺の肩を彼女のしなやかな手が小さく優しく揺さぶり、さらに囁く。 「ねぇ、起きて。今日は日曜日なのよ?」 やっぱり目覚ましをセットしたのは君だったのか。 いたずらっ娘め。 「だって、せっかくのお休みなのに、ルーカスが寝ているのは寂しいわ」 「ああ、眠っていて悪かった」 額にキスしながら伝える彼女の我儘にあっさり撃沈。 寝坊するなんてもったいない。今日は日曜日なのだから、彼女とゆっくり楽しく過ごすのだ。 「ところで、サイバーシックス」 シーツから腕を伸ばし妻を抱き寄せる。 「朝食は?」右の瞼にキス。 「サステナンス」 「昼飯は?」左の瞼にもキス。 「サステナンス」 「夕飯は?」そして、口にキス。 「サステナンス」 唇を軽く合わせたまま彼女はふふと声をだし、そっと離れニコリと俺に微笑む。黒いタイツに白いエプロンが初々しい。 俺の過ごす幸せな日々は今日も酸っぱく甘い。 END |
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