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現代神話

杏奈「くっ.....」
下校中に怪物に遭遇し、左脚を爪で引っ掻かれ、出血と痛みで逃げるどころか立つことすらままならない状態。しかし彼女の正義感が強く、勇敢な性格上、恐怖するというよりは、不服そうにしていた。構わず怪物は彼女に噛みつき、喰らおうとした瞬間.....
『ギェェェ!?』
杏奈「え!?」
突然怪物が真っ二つに切り裂かれ、溶けるように消滅した。驚きながら周りを見渡すと、近くには背の高い白い髪を靡かせる人物が立っていた。胴の中心に縦の赤い2本のラインが引かれた白い袖のない、胸元には3つの赤い宝石が3つ横に並んで嵌め込まれているオフショルダーの服、その中にはタートルネックの袖なしの右半分が白、その反対が黒のインナーを来ており、下半身は紺色の前垂れの着いた前後3枚ずつの布が垂れ下がったウエストマントの下には同色のピッチリしたズボンと黒いブーツを履いて、深紅の瞳を光らせた青年だ。
「下がれ。」
杏奈「え?」
「下がれと言っておる。」
杏奈「う、うん!」
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