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佐庭 椿 (未変換の場合)
※名字は変換されません
・前世審神者で、加州清光と恋仲だった。今世では新一、蘭、園子と幼なじみ。
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「おはよ、椿」
『おはよー清光くん』
「……あのさ、今日の放課後って空いてたりする?」
『空いてるよ』
「じゃあさ、…俺とデートしてくれない?」
『いいよ。けどさ、デートって軽々しく言ってると女の子に勘違いされて、また面倒なことになるよ?』
「俺もデートって言う相手ちゃんと選んでるよ?」
断られるかな、……と内心緊張していれば、いいよ、とあっさり受け入れてくれた。
冷たく聞こえるけど、勘違いされるよ?ってわざわざ教えてくれるとこ優しいよな。
『そっか』
どこか複雑そうな表情の椿。俺の態度あからさますぎたかな……?
「じゃあ、また後でね」
デートのお誘いをOKしてもらえたことが嬉しすぎたせいか口元が緩んでしまう。
俺が椿のそばを離れれば、鈴木さんや毛利さんからからかわれていた。途中安定の名前も出されていたが、
『そうかなー?でも、やっぱ初期刀しか勝たんだよ』
「は?」
「ショキトウって何?」
………ショキトウ……初期刀
どうして急に刀の話がでてくるんだ?
「て、……何で俺は刀のこと言ってるってわかったんだ……?」
***
「それじゃあ、行こっか」
『あ、はい』
学園生活が終了し、放課後となった。
俺が、「行こうか」と言えば、椿はやや緊張した面持ちだ。
「……ふ、別にそんな緊張しなくてもいいのに」
『えっ!?緊張してるようにみえた?』
「うん」
『そ、そっか……』
そんなつもりなかったんだけどなー、と呟く彼女。自覚なかったんだ。
そして目的地に向かう途中、俺はつい先日にあった、「アンタさ、この前工藤の家に行くって話してたけど何の用事があったの?」と問いかければ、椿は
『ああ、…………実は、その日の朝に事件に遭遇してね、その事件と昔、工藤のお父さんが解決した事件となにか関係性があるのかと思って、工藤の家にお邪魔して資料を見せてもらったんだ。……まぁ、全く関係なかったんだけどね』
「そうだったんだ」
どうやら俺の予想は当たっていたようだ。
他にも山本のことや鈴木さん毛利さんの話で盛り上がっていれば、目的地に到着した。
『ここおしゃれだね』
「うん、俺のお気に入りの店」
椿を連れてきたのは最近見つけたお気に入りの西洋風のカフェだ。ここのオムライス、ホワイトソースかかってて美味しいんだよなぁ、後で椿におすすめしとこ。
『オシャレ番長みたい』
「何それダッサ」
気が緩んでいたのか思わず、安定に対する口調になってしまい、あ、やべ!と思ったが本人は気にせずむしろ大爆笑していた。
『ふっ、あはははっ!』
「えっ?何、急に!?」
『何か友達みたいで楽しいなって』
「えっ、俺達友達じゃなかったの?」
『ううん、友達だよ。ただ今の会話が楽しくって』
友達"みたい"と言うので、俺達って友達じゃなくて実はただのクラスメイトって認識されてたの?と軽くショック受けていたが、ちゃんと友達だと思ってくれていたようだ。
「そ、……………あ、!」
『どうしたの?』
「……そういえば前、安定にもオシャレ番長だねって言われたな。って思って」
『ふっ、……そっか」』
そうだ、そういえば昔、安定にシロツメクサで王冠作ってあげた時、初めてマニキュアを塗った際に「清光って、オシャレ番長だね!」と言われたことを思い出した。
椿に安定にも同じことを言われたと言えば、懐かしそうに、どこか遠くを見るような目をしていた。せっかく距離が近くなったと思ったのに遠くなってしまった様だ。
「あのさ、ずっと気になってたんだけどさ」
『うん』
「安定とアンタはいつ仲良くなったの?」
『え?……昔だけど』
「おかしい。……俺と安定は幼馴染みで昔から一緒にいたのに、知らないはず無いのに、それにアイツのことだからアンタのことも絶対俺に話してるはずなのに……」
安定のことだから、何か良いことがあるとすぐ俺に話していたはすだ、アイツが俺に隠し事なんてしない。なんか変だ。
思わず顎に手をあてて考えてしまう。
『………もしかして、私のことデートに誘ったのってそれを聞くため?』
「え、あ、そうじゃなくて、別のこと聞きたくって」
どこか言いづらそうに俺に問う椿。そうじゃない。"ただアンタのことが知りたくて"、なんて言える勇気まだないけど。
『何が聞きたいの?』
「えっと……」
それに聞きたかったのは他にもある……安定との関係についてだ。
「………や」
『や?』
「安定のこと好きなの?」
『え?………なんだ、そんなことか』
「は?」
『もっと深刻な話されるのかと思って……』
「………」
椿に安定のことが好きだと言われたらどうしようかと思っていたのに、なんだ、そんなことか、って言われるなんて想像してなかった。軽く睨みつければ椿はビクリと肩を揺らした。
『や、安定は普通に好きだよ。家族愛って感じ』
「そっか、………てっきり俺、アンタの初恋の相手が安定かと思って…」
『安定がー?ないない!安定だったらたんぽぽの花よりつくし摘んで渡してきて、"これって食べれるのー?"って言ってきそうだし』
「ぷ、あはは!確かに!」
思わず吹きだしてしまった。そんなこと昔あった気がする……!安定のやつ椿のこと絶対内緒にしてたな……!!
「コ、コホン……安定じゃないってことはその初恋の相手って誰なの?」
『え、もうその話終了したかと思ってたんだけど……』
「工藤新一?」
『いや、違うけど。て、なんで工藤がでてくるの?』
気を取り直し、初恋の相手が誰なのか質問する。そうか、工藤じゃないのか……。
「だって幼馴染みなんでしょ!?」
『幼馴染みだけど違うよ。そもそも工藤は蘭が好きなの!』
幼馴染みって聞くと大抵の少女漫画は恋愛してるしなぁ。それに、あの噂もあったから、ひょってして椿が工藤のことを好きなのではないかと思っていたが、全然そんなことなかったようだ。ただの勘違いだったのか。
「ふぅん、そっか。アンタの恋愛話聞けるかと思ったのに」
『私の恋愛話なんて聞いても楽しくないよ!?』
「そう?」
アンタの恋愛、結構気になるんだけどな。
『私的には清光くんの恋愛話聞きたいなー、…なんてね、あはは…』
「俺の話?全然いいけど」
意外、俺のことあんまり興味ないかと思ってたのに……。
『あ、ありがとう!』
「うん」
『……それじゃあ、清光くんは今まで何人の人と付き合ってきたの?』
「4人位かな」
『えっ、以外と少ない………!』
「彼女じゃなくて女友達と2人きりでいるとか全然あるから、結構勘違いされるんだよね」
同級生の男子達にはとかには色々言われてる気がする。というか「加州ってアイツ絶対女遊び激しいだろ」って言ってるのを聞いたことあるし。やば、髪の毛に枝毛できてる。
「それに、彼女が他の女友達と仲良くするな。とかうるさいし、俺は愛されたいのに愛して欲しいって言うし………」
『…………後、噂で聞いたんだけど、清光くんの歴代の彼女の外見が皆おんなじらしいって聞いたんだけど…』
「は?何それ」
うん……?初耳なんだけど?
『……背が低くて、髪か長くて雰囲気がほんわかしてる』
「あー……………うん………確かに言われてみればそうかもしれない」
うん、それ夢にでてくる初恋の相手の外見と同じだな。と腕組みをする。だけど俺ってばそんな誰にも話したことなかったんだけどな。あ、けど女友達と雑誌みてた時に「この中で清光の好きな子ってどんな感じー?」と聞かれ、髪がロングヘアで背が低くて、優しげな表情を浮かべていた子を選んだことはあったな。………………それが原因か!?
『それって清光くんの好みのタイプなんだね』
「………」
椿にもバレてしまったか…………。
『好みのタイプバレバレだと大変だね。清光くんはモテるから女友達でも自分の好みの外見?に似てる子いたら気をつけなね』
そうやって注意してくれるけど、アンタは俺のこと全然意識してくれないんだ。
「…………じゃあアンタも俺のこと狙ってるの?」
『は???……………いや別に狙ってないけど。それに私ほんわかしてないし』
じーっと観察するように椿の反応をみる。照れた様子は無いし、むしろ驚いているようだ。…………そうかな、?本人には自覚ないんだろうけど椿と話してると癒されるんだけどな。ただ俺が気になってるだけだからそう思うだけなのか……?
「…………じゃあ、アンタの好みは?」
頬杖をつき、椿に問いかける。気になってたこと聞けた!よくやった俺……!
『私?………おばあさんになっても好きでいてくれる人かな』
「ふーん、アンタって結構乙女なんだね」
そんな感じするな。
『そうかな?……園子には負けるとは思うけど…』
「鈴木さんは乙女じゃなくてミーハーじゃない?」
『あー、確かに…………』
「ごめん、長話しちゃって、とりあえず注文しよっか」
『う、うん!何注文しよっかな』
「おすすめはオムライス。ホワイトソースがかかっててすごい美味しいよ」
『えっ、それ絶対美味しいやつじゃん。それ注文しよっかな』
「じゃあ、俺もそうする」
帰る頃に「よかったら、俺と連絡先交換してくれない?」と勇気を振り絞れば、椿は
『もちろん!』
「安定のもいる?」
『欲しい!!』
「あ、うん」
安定のもいる?と聞けば即答で返ってくる返答に、少し引いてしまった。俺結構頑張ってアピールしてるつもりなんだけどなぁ。
『ありがとう。今日は楽しかったよ!また誘ってね』
「もちろん。俺も楽しかった」
『うん』
「それじゃあ、バイバイ」
『うん、バイバイ!また明日ね』
彼女を家まで送り、俺はそのまま自身の家へと引き返す。
夢を見た。
"主にこれ、あげる"
"ありがとう!たんぽぽだ…!"
"………これ主にそっくりだね"
"え?どこが!?私金髪じゃないけど?"
"主の笑った顔たんぽぽみたいなんだもん"
"ふ、ふふそっか"
自身が主と呼んでいる女性にたんぽぽを渡す。笑った表情は顔がボヤけて良く見えないが、幸せそうに見えた。そして、この女性が椿ならいいのに、と思ってしまった。