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佐庭 椿 (未変換の場合)
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・前世審神者で、加州清光と恋仲だった。今世では新一、蘭、園子と幼なじみ。
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蘭と園子に迫られ、困っていれば世良ちゃんが、「それは置いといてさ、……何でペットに宝石を?」と助けてくれた(本人は助けたつもりなかった思うが)ので、後日世良ちゃんにはお礼をしたいと思う。
「船が沈む前にこの亀だけは助け、……誰かに引き取ってもらおうと必死に接着剤で付けたという話じゃ。………お礼と飼育代を兼ねてのう。現地の漁師が海面に水槽ごと浮いてるのを見つけ、それが幸運にもわしの手元に来たというわけじゃよ」
「「「ふーん」」」
『へぇ……そうだったんだ』
「でもそれ、ちゃんと鑑定してもらったの?」
「ああ、じゃが鑑定士が鑑定中に亀に指を噛まれてしまってな。まぁ、亀は5月か11月にかけて脱皮するそうじゃから……本当は脱皮で自然に剥がれた宝石の鑑定を待ってから買うつもりだったが待ちきれなくてな」
園子の問いに返答する次郎吉おじ様。
「おい!観覧時間は終了だ!関係者以外はこの部屋から退出しろ」
なんて拡声器を持ったスーツを着た男が騒ぐ。恐らく警察の方だろうか。
「ぐずぐずするな!さっさと出ていけ!」
「誰だ?あの人」
蘭に話しかける世良ちゃん
「警視庁捜査二課の中森警部よ」
「捜査二課?」
「うん、怪盗キッド専任の警部さんらしいけど……」
「そうそう、キッド様がからむといつもいるしね」
「鈴木のじいさん、俺も退出した方がいいか?」
「いや大丈夫じゃよ。五条の孫はワシの友人の孫じゃからワシの孫みたいなモンじゃからな!」
次郎吉おじ様に話しかける鶴丸。次郎吉おじ様は、自分の孫みたいなモンだからいて大丈夫だと返答した。…………え?そういうもんか!?
「イテテテテっ、!」
「おい、坊主聞こえなかったか?関係者以外は出てけって言っただろ?」
「ああ、違うんです、中森警部。世良さんはうちの高校の……」
「ん?」
「第一、"坊主"って……………」
「まぁ、仕方ないさ。ボクは今日初めて警部さんと会ったわけだし」
ふと背後から、中森警部が世良ちゃんのことを頬をつねって、世良ちゃんは涙目だ。蘭が関係者であると中森警部に誤解を解く。
「……それに、頬をつねったのはキッドの変装か確かめるためだろうし……………ねっ!」
「ああああ……」
にっこり笑っていた世良ちゃんは、次の瞬間中森警部の、男の急所に蹴りをいれていた。
「い、痛そうだな」
『あははは…』
同情するかのような視線を中森警部に向ける鶴丸。
「脂汗をかいてるってことは警部も変装じゃないみたいだね」
「「ははは」」
「よう!蘭!」
「あっ」
「あ、お父さん!……来ないんじゃなかったの?」
蘭の名前を呼び、現れたのは蘭のお父さんだった。
「それがよう、テレビのニュースを見てたら、つい気になっちまってよう。まあ、一応娘も心配だしな」
「一応、ね……」
ジト目で自身の父親をみつめる蘭。
「皆後ろで大人しくしてるんじゃぞ」
「はーい」
「じゃあ予告の8時まであと30分だからトイレ済ましてくるよ」
「あ、近くのトイレ混んでたから二階の方がいいかも!」
「了解!」
世良ちゃんは小走りでトイレへと向かっていった。
「ねぇ、混んでたって園子いつトイレ行ったの?」
「さっき、この館内回ってたとき気づかなかった?」
「うん」
外から、「きゃ~!」大きな歓声が聞こえる。
「キッド!キッド!キッド!キッド!」
と、流石だ、このコールを聞いてると怪盗キッドの人気さがわかるな。
「それにしてもキッドコールすごいな」
トイレから帰ってきた世良ちゃんは、腕を組みながら呟く。
「うん」
「キッド様登場まであと何分?……………て、アンタ達もうちょっと近くに来れば?」
世良ちゃんと蘭に話しかけていたと思えば、後ろをぐるりと振り返り、私と鶴丸に話しかける。
『て、……園子は鶴丸と話したいだけでしょ?』
「ははは、悪いが遠慮しておく」
『そういうことだから、私達は離れてるよ』
鶴丸は世良ちゃんが帰ってきてからどこか警戒しているように距離をとった。鶴丸は何も言ってこないが、私の勘だが恐らく世良ちゃんに変装しているのだろう……怪盗キッドは。
『………それにしても水槽の周りに20人以上の警備員が囲んでて、どうやって怪盗キッドは盗むんだろうなぁ』
「それは俺も気になるな」
顎に手をあてる鶴丸。
『きっと鶴丸がとびきり驚くサプライズをしてくれると思うよ。怪盗キッドは』
「そうだな…!楽しみになってきたぞ!」
意外だと思ったのが…鶴丸のことだから世良ちゃんの正体がわかった瞬間に顔をつねるんじゃないかと思っていた。だが、今の鶴丸の様子は怪盗キッドあの厳重な警備の中どうやって盗み、周囲を驚かせるのか気になっているようだ。
「しかし、すごい警備ですなぁ」
「ああ、今回は万全だな。水槽の周りを固める20名に加え、二階の通路から、サーチライトを構えた100名の機動隊員が目を光らせている。しかもライトはバッテリー付き、消えることはない」
「ほう……」
「つまり今回ばかりはキッドお得意の暗闇に乗じて盗む作戦は使えんというわけだ、ガハハハハハ!!」
「きゃ、」
「うわっ!?」
「どけどけっ~!!!」
ふと離れてみていた私達の目の前に
下にしいていたカーペットが上へと引っ張られ、園子と世良ちゃんが巻き込まれ、前にいた警備員と中森警部、蘭のお父さん達がカーペットと水槽にサンドイッチ状態になってしまった。
「おお!流石だな怪盗キッドは!」
『鶴丸ってば何感心してるの!?』
「水槽を目隠しするとはな……」
「カーペットごと水槽を運び去る気か!?」
「クソッ」
「スリー、ツー、ワン」
なんて怪盗キッドの声が響いたかと思えば、引っ張られていたカーペットが床に落ち、サンドイッチ状態となっていた世良ちゃん達が床に倒れていた。
たまたまカーペットに巻き込まれなかった、蘭とコナンくんが巻き込まれた物達のそばへ寄る。
私も寄ろうとすれば、
「君は止めておけ」
『え……?』
がしりと鶴丸に腕を掴まれ、そばに寄ることができない。
「君のことを怪盗キッドに目をつけられたくないからな」
『………いや、鶴丸がそばにいる時点で目をつけられてると思うけど』
じゃあ、私だけが行くんじゃなくて2人で行けばいいのね。と言い鶴丸を無理矢理引っ張り2人で近寄る。くそ、鶴丸ってば私より細いクセに力強いな。
「園子、世良さん大丈夫!?!?」
『2人とも平気?』
「いたたたっ!」
「それより宝石は!?」
「「はっ!」」
世良ちゃんの声で水槽へと視線を向ければ、亀がどこにもいなくなってしまった。
「え……?」
「ウソ……!どこにもいないよ!?」
『………!』
「はっ!でも水槽の中にカード…………"シャイな人魚は泡となって我が拳中に消えました" "怪盗キッド"」
「な、何だと!?ほ、宝石が亀ごと消えただと!?そ、そんなわけない、捜せ!絶対この水槽のどこかにいるはずだ!岩の陰とか砂利の中とか!」
「はい!」
「むう……」
中森警部が機動隊員に指示をだす。
「おい、……鈴木のじいさんの足元に何か落ちてるぞ?」
「ん?こ、これは……怪盗キッドの!」
次郎吉おじ様の足元には怪盗キッドの絵がかかれたメッセージカードが落ちていた。
「何!?」
「何て書いてあるの!?」
「ほ、……"宝石は頂戴した。信じられないなら確かめてみよ"と書いてあるわい」
「な、何だと!?」
次郎吉おじ様はポケットから携帯をとりだし、どこかに電話をかけだした。
「今すぐ、水槽の金網のロックを解除し、脚立を用意せい!ワシが直接調べてくれるわ!」
脚立を運んできた機動隊員から受け取り、水槽の中を確認する次郎吉おじ様。
「どうなの!?おじ様!おじ様!」
「いるのか?いないのか?どっちだ!?」
「だ、だめじゃ。どこにもおらんわ」
脚立を使い上から覗き込んでいる次郎吉おじ様に話しかける、園子と中森警部。どうやら亀は本当に盗まれてしまったようだ。
「そ、そんな馬鹿な!?クソッ……」
「だめだ!だめだ!」
「ん?」
「入ってこないで!下がって!下がって!」
私達の騒ぎが聞こえたのか、お客さん達が中に入り込もうとしている。
そしてまた外からは「キッド!キッド!キッド!キッド!」とキッドコールが聞こえる。
「クソッ、犯罪者の応援なんかしやがって……」
「まあ、しかたないっすよ」
「ん?」
「カーペットで目隠しされてる間に、物の見事に宝石を背負ったデコ亀が取られてしまったんだから、ハハっ」
「あんた、なんでそんなに水槽の詳しい情報を知ってんだ?」
「ヘッ、ニュースでやってたんだよ」
「でもやられすぎなんじゃないか?」
「「ん?」」
中森警部と蘭のお父さんが言い合ってる中、話しかける世良ちゃん。
「カーペットにテグスを仕込まれて、それをつり上げるウインチを天井の照明に仕掛けられていたなんてさ」
「チェックしなかったのか?」
「あ、はい。カーペットも照明も水槽がここに展示される数日前に取り替えられたと聞いていたので……」
「何!?数日前だと!?」
「カーペットにコーラをぶちまけた客がいたから張り替えたんじゃが、やってきた内装業者がカーペットの色に合う照明と交換しないかと持ちかけてきたんじゃよ。…………ちょうど水槽を展示するスペースを取るためにこの部屋の美術品を別室に移動させてるところじゃったから、模様替えもいいかと思ってその案に乗ったんじゃが……今思えば内装業者のあの2人組もしかしたら…………」
「"もしかしたら"じゃねぇ!そいつがキッドとその手下なんだよ!展示場がここだってバレバレじゃねぇか!」
「小さい男じゃのう、済んだことを今さらグチグチと……」
「な、何だと!?」
「ま、今回はわしらの負け!撤収じゃ撤収。どうせもうきゃつはここから立ち去ってしまっ、_たたっイタタタ!!」
「…………と、見せかけて、まだこの展示場内にいるんじゃないのか?」
次郎吉おじ様が立ち去ってしまったと言おうとすれば、その頬をつねる世良ちゃんに変装した怪盗キッド。
「なに!?」
「だって……怪盗キッドっていつも暗闇にするか、煙幕を張って姿を消してるんだろ?でも今回は明かりがつきっぱなしで姿さえみせていないじゃないか!」
「あ、!」
「…………キッドが本当に亀ごと宝石を取ったんなら、まだこの中にいるはずだよ。出入り口を固めてた機動隊員は妙な動きをしてないしね。…………となると、今ボクがやったようにここにいる全員の顔をつねってキッドが誰かに変装していないか確かめたいところだけど……女の子の顔をつねるのはかわいそうだから……何人かの組になってボディーチェックし合うってのはどうだ?」
「ボディーチェック?」
『え…………?』
え?今、私のそばに鶴丸がいるから、私の相手って鶴丸になったりしないよね!?
「キッドなら宝石付きの亀を今も持ってるはずだしな!…………だよな?コナンくん?」
「う、……うんそうだね」
世良ちゃんに話しかけられているコナンくんをみて、鶴丸は
「何だ?あの坊主は?」
『あ、鶴丸も気づいた?なんか変だよね……あの子』
「いや、あれは変というか器が………………」
『え?簡単に言ってくれないとわからないんだけど……?』
「要は、中身がおかしいってことだ」
『な、なるほど?』