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クロスゲームの月島若葉(成り代わり)がMIXに転生していたら。
若葉っていうよりあかねちゃん感あるかも。
設定
月島若葉
立花兄弟と同い年でお隣に引っ越してきた。
立花投馬と前世好きだった樹多村光が瓜二つすぎてたまに呼び間違えてしまう。
運動神経抜群
6月10日生まれ。血液型はAB型。苦手なものは川と海とプール
同級生に勧められ美術部に所属。
月島若葉が月島若葉じゃない。
***
『初めまして隣に引っ越してきた月島といいます』
「あら、初めまして。立花です」
『これ、よかったら食べてください』
と菓子折りを今日から隣になる立花さんに渡す。挨拶も終わったので家へと戻ろうとすれば、ちょうど帰宅してきた立花さんの家族とすれ違う。軽く会釈すれば相手も会釈をする。ちらりと顔を盗み見れば、女の子に困らなさそうな位顔が整った顔をした男の子と、もう一人の男の子は昔どこかでみたことがある気がした。
あれ、……どこでだっけ?、立ち止まってしまった私を不審そうに見つめる二人
「どうしました?」
「どうした?」
やっぱり、……知ってる。昔私の家の隣に住んでて大好きだった男の子に、確か、名前は
『……光、?』
「コウ?誰のこと…?」
「は?…オレは投馬だけど」
『へ……?あ、えと!ごめんなさい!!何でもないです!!』思わず声に出してしまったようだ、一気に顔が熱くなる。忘れていた記憶が瞼に鮮やかに蘇る。私は早口で謝罪し、急いで家へ戻った。
「誰だ?あの子」
「お前のことコウ、って呼んでたな。知り合いか?」
「知らねぇよ」
***
『ああああっ~、やっちゃったよっ!!!』
帰宅し自室に戻れば、先程思い出した内容を振り返る。
私は月島若葉で、隣に住んでる樹多村光が大好きだった。私達は誕生日が一緒で両思いだった。――私が死ぬまでは。
光に自転車でスイミングスクールまで送ってもらったり、送り迎えのお礼にほっぺにキスしたり。「20歳までの誕生日プレゼント予定表」を光に渡して、20歳のプレゼントに「婚約指輪」と書き込むほど光のことを好きだった。あの時の私はなんとまぁ、マセてた。享年11歳、今は13歳、明日から中学2年生。あの時は水泳が大好きだったけど、今は苦手だ。そりゃそうだよね、死因は川の深みに足を取られた子を助けようとして激流に巻き込まれて死んだ。記憶を思い出す前からプールや川や海が苦手だったから、もしかしたら体は覚えてたのかもしれない。
***
自己紹介をし挨拶をすればクラスメイトは皆拍手して受け入れてくれた。
「ねぇ、月島さん!」
『うん?』
「部活どこか入るか決めた?」
『いや、まだかな』
「じゃあ、美術部入らない?」
『え?』
「………実はプリントの落書きみちゃったの」
『えっ…!』
うわぁ、それってネコの落書きだよね。数学の授業中に配られたプリントで回収すると思わなかったから消すのが間に合わなかったんだよね……
「上手だったし、特に入る部活なかったら美術部入ってよ!」
『………とりあえず見学しようかな』
「やったぁ!!!」
確か部活は強制じゃなかったし、入るかどうかは見学してから考えようかな。
***
入らないだろうなぁと考えていた私は無事美術部に入部しました。
見学中に部員と一緒にデッサンしたりイラスト書いたりと活動していれば、顧問の先生にべた褒めされて、入っちゃったっていうね、私ってば単純すぎるよ。
「………あ」
『ゲッ』
帰り道、前に歩いていたのはお隣の立花家の方達だ、このままバレませんように……なんて考えていたのが悪かったのかくるりと振り返る、光とそっくりな男の子と目があった。
「なぁ、お前名前は?」
『………月島若葉』
「…月島若葉って隣のクラスの転校生だよな…?」
『そうだよ。ってことは同い年か…………』
問いかけられたので返答をすれば光そっくりの男の子の隣に立つ双子……?にしては顔があまり似ていない男の子に話しかけられた。そっか、私達同級生なんだ。
「俺は立花走一郎、こっちは立花投馬」
光にそっくりなのが投馬くんで、面の良い男の子は走一郎くんかぁ。
『走一郎くんに投馬くんね、』
なーんて話していれば家に到着。最後に私が『お隣同士よろしくね』なんて言えば「おう」「じゃあね」と返事が返ってきた。投馬くんはなんか言いたそうな顔してたけど無視無視!!
若葉っていうよりあかねちゃん感あるかも。
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月島若葉
立花兄弟と同い年でお隣に引っ越してきた。
立花投馬と前世好きだった樹多村光が瓜二つすぎてたまに呼び間違えてしまう。
運動神経抜群
6月10日生まれ。血液型はAB型。苦手なものは川と海とプール
同級生に勧められ美術部に所属。
月島若葉が月島若葉じゃない。
***
『初めまして隣に引っ越してきた月島といいます』
「あら、初めまして。立花です」
『これ、よかったら食べてください』
と菓子折りを今日から隣になる立花さんに渡す。挨拶も終わったので家へと戻ろうとすれば、ちょうど帰宅してきた立花さんの家族とすれ違う。軽く会釈すれば相手も会釈をする。ちらりと顔を盗み見れば、女の子に困らなさそうな位顔が整った顔をした男の子と、もう一人の男の子は昔どこかでみたことがある気がした。
あれ、……どこでだっけ?、立ち止まってしまった私を不審そうに見つめる二人
「どうしました?」
「どうした?」
やっぱり、……知ってる。昔私の家の隣に住んでて大好きだった男の子に、確か、名前は
『……光、?』
「コウ?誰のこと…?」
「は?…オレは投馬だけど」
『へ……?あ、えと!ごめんなさい!!何でもないです!!』思わず声に出してしまったようだ、一気に顔が熱くなる。忘れていた記憶が瞼に鮮やかに蘇る。私は早口で謝罪し、急いで家へ戻った。
「誰だ?あの子」
「お前のことコウ、って呼んでたな。知り合いか?」
「知らねぇよ」
***
『ああああっ~、やっちゃったよっ!!!』
帰宅し自室に戻れば、先程思い出した内容を振り返る。
私は月島若葉で、隣に住んでる樹多村光が大好きだった。私達は誕生日が一緒で両思いだった。――私が死ぬまでは。
光に自転車でスイミングスクールまで送ってもらったり、送り迎えのお礼にほっぺにキスしたり。「20歳までの誕生日プレゼント予定表」を光に渡して、20歳のプレゼントに「婚約指輪」と書き込むほど光のことを好きだった。あの時の私はなんとまぁ、マセてた。享年11歳、今は13歳、明日から中学2年生。あの時は水泳が大好きだったけど、今は苦手だ。そりゃそうだよね、死因は川の深みに足を取られた子を助けようとして激流に巻き込まれて死んだ。記憶を思い出す前からプールや川や海が苦手だったから、もしかしたら体は覚えてたのかもしれない。
***
自己紹介をし挨拶をすればクラスメイトは皆拍手して受け入れてくれた。
「ねぇ、月島さん!」
『うん?』
「部活どこか入るか決めた?」
『いや、まだかな』
「じゃあ、美術部入らない?」
『え?』
「………実はプリントの落書きみちゃったの」
『えっ…!』
うわぁ、それってネコの落書きだよね。数学の授業中に配られたプリントで回収すると思わなかったから消すのが間に合わなかったんだよね……
「上手だったし、特に入る部活なかったら美術部入ってよ!」
『………とりあえず見学しようかな』
「やったぁ!!!」
確か部活は強制じゃなかったし、入るかどうかは見学してから考えようかな。
***
入らないだろうなぁと考えていた私は無事美術部に入部しました。
見学中に部員と一緒にデッサンしたりイラスト書いたりと活動していれば、顧問の先生にべた褒めされて、入っちゃったっていうね、私ってば単純すぎるよ。
「………あ」
『ゲッ』
帰り道、前に歩いていたのはお隣の立花家の方達だ、このままバレませんように……なんて考えていたのが悪かったのかくるりと振り返る、光とそっくりな男の子と目があった。
「なぁ、お前名前は?」
『………月島若葉』
「…月島若葉って隣のクラスの転校生だよな…?」
『そうだよ。ってことは同い年か…………』
問いかけられたので返答をすれば光そっくりの男の子の隣に立つ双子……?にしては顔があまり似ていない男の子に話しかけられた。そっか、私達同級生なんだ。
「俺は立花走一郎、こっちは立花投馬」
光にそっくりなのが投馬くんで、面の良い男の子は走一郎くんかぁ。
『走一郎くんに投馬くんね、』
なーんて話していれば家に到着。最後に私が『お隣同士よろしくね』なんて言えば「おう」「じゃあね」と返事が返ってきた。投馬くんはなんか言いたそうな顔してたけど無視無視!!