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加州清光とダイエットする子
学パロ
作者もダイエットしてるけどちゃんとした知識ないですすみません()
構造有
***
「ふ、太った…!」
風呂上がり、何気なく測った体重。ま、まさか10キロも増えてるなんて…!
最近おかしいとは思っていた。制服であるブラウスのボタンを留める時心なしか胸元が苦しいと思ったり(この時は胸"だけ"が成長しているのだと勘違いしていた)、スカートのホックが取れてしまったり、体育の授業中息が荒くなったり、他にも気になることがたくさんあったが、私はいままで気付かないフリをしてきた。その結果がこれだ。
そういえば…
「あんた最近丸くなったね」
とクラスメイトである加州くんに言われたんだった。それで何となく気になって体重を測ったら……あらなんとまぁ、体重が10キロ増えていたっていうね…。
クラスメイトの加州くんは女の子に負けない位女子力が高く、肌も色白で肌荒れもなく髪も艶がありサラサラしており、近くにいるといい匂いのする男の子だ。
一方、私はお菓子やジュースを食し、肌荒れが酷く、一年中日焼け止めをぬらない肌は色黒で髪の毛はボサボサで毎日ヘアアイロンで髪を巻いてヘアオイルをつけて誤魔化している(全然誤魔化きれていないと思われる)。
まぁクラスの中心にいるような男の子_加州清光くんは、オタク兼陰キャである私にも話しかけてくれる子だ。クラスの女の子達と女子トークしたり、男子とも盛り上がったりと人気者である。
以前、彼女と一緒に帰っている姿を何度か見かけたことがある。その相手はコロコロと違う子になっていたりと中々長続きしていないようだ。
なんでも"恋人"というより"女友達"としか見られないらしい。
「ねぇ、聞いてよ!体重10キロ増えてた!!」
「へぇ~、………って、10キロ!?!?確かに太ったとは思ったけどそんなに……!」
「ううう、……元の体重でもギリギリ標準体重だったのに、今確実に肥満だよ…」
「とりあえず痩せな」
「うん。頑張る」
とりあえずで痩せられたら世の中皆細い子ばかりだよ??。はぁー、と大きなタメ息をつけば、友達からは呆れた視線を送られる。
「よし、名前が半年で10キロ痩せたらあの店のカフェのパフェ奢ってあげよう!」
「やったぁ!!!」
「ぷ、あはは!ダイエットすんのに達成したらパフェ食べるって…!」
私と友人の盛り上がる声がたまたま通りかかった加州くんに聞こえていたのか大爆笑される。
「か、加州くん…!」
「加州くん、そんなに笑わなくても……」
友人が加州くんを見て頬を染める。あ、この子加州くんのこと推してるのか…?
「あー、ごめんごめん」
「…それにしてもダイエットに半年もかけるもんなの?…3ヶ月で10キロ痩せました~!とかSNSとかでよく見るけど」
「あんたダイエット舐めすぎ」
「か、加州くんの言う通り!体重10キロ落とすのに6ヶ月~1年位かけてゆっくり落とさないとリバウンドするよ!?」
「へ…?はい」
加州くんと友人に怒られてしまった。それにしても加州くんって……
「俺みたいなのもダイエットするんだ、…って思った?」
「人の心でも読めるんですか???」
「いや、あんたが顔に出すぎてるだけ。……付き合ってた彼女とか友達がそういう話するから詳しいだけ」
「そっか」
加州くんがそう言うと何故か納得してしまう。
「まぁ、頑張りなよ」
「あ、うん」
「名前~!加州くんからいい匂いした!」
「ね、いい匂いしたね」
私達から離れた加州くん。そっと小声で話す友人に同意する。流石モテる男は違うな。よし、無事にダイエット成功してパフェ奢ってもらうぞ~~~!!!
それからは毎日地獄とは言わず、今まで起きていた1時間前に起き、朝に軽くジョギングして、3食バランスの良い食事をとって、間食は一切せず、毎日お風呂に入る。どんなに忙しくても10分以上湯船に浸かる。髪の毛は自然乾燥ではなくドライヤーで乾かす。風呂あがりはストレッチする、等々。現役の女子高生が習慣にしていそうなことを同じく現役の女子高生である私も始めた。そしたら、スルっと痩せた。母には「ダイエットで痩せやすいのは今のうちよ…年をとるとどんどん痩せづらくなるから…」と死んだ目で見つめられた。
「おお!半年で15キロも痩せたの!?」
「うん」
「それになんか美意識高くなった気がする…」
「パフェ楽しみだなぁ」
「あんた、油断してるとまたリバウンドするよ?」
「ゲ、加州くん」
加州くんにはあれから良く絡まれるようになった。
「ははは、リバウンドしないように頑張るよ」
最近ダイエットのせいか自分磨きすることが楽しくなってきた。
「加州くんさ、いつもいい匂いするけど香水かなんかつけてる?」
「あー、それ多分柔軟剤だと思う」
え?
「推しに話すの緊張するって言ってたのにいつの間に仲良くなってるの!?」
それに加州くん香水つけてなかったんだ!?どんな柔軟剤使ってるんだよ。私も知りたい。
「なんかだんだん慣れてきたんだよね」
「なるほど…」
「……あんたには推しいないの?」
じっと私の様子を伺う加州くん。
「いるよ」
「だれ?」
「え?名前ってばそういうの興味ないかと思ってた…」
「私だって女子高生なんだから推しの1人や2人はいるよ!」
「で?誰なの?」
興味津々な2人。ちょっと2人とも顔近いんですけど。
「佐藤くん」
「え?」
「は?アイツのどこが推せるの!?」
「笑った顔とか優しそうでいいじゃん。癒し系でなんか可愛いんだよね」
そう。私は同じクラスの佐藤くんを推している。たれ目でほわほわした雰囲気のある彼は癒し系で、会話しているとつい私までほわほわしてしまう。
「そういえば名前、よく佐藤くんと会話してる時ニヤついてたね」
「えっ!?そんな顔にでてた!?」
「うん」
「………名字は佐藤のことが好きなの?」
今まで無言であった加州くんに問いかけられる。
「いや。ただの推しだよ」
「ふーん、そっか」
ニッコリ微笑む加州くん。何だか嫌な予感が。
「じゃあさ、俺と佐藤どっちがかわいい?」
「そりゃあ佐藤くんでしょ」
「はっ!?何で!?」
私が佐藤くんと即答すれば、一気に不機嫌になる加州くん。
「だって加州くんはかわいいじゃなくてかっこいいでしょ」
佐藤くんがふにゃりと笑った顔みてあの可愛さに勝てるヤツなんていないでしょ…!
「!、あっそ」
と言った加州くんは別のグループに話しかけに言ってしまった。
「あーあ、せっかく推しのこと語ろうと思ったのに」
「名前、…加州くん照れてたね」
「え?あれただかっこいいって言われ慣れてないから戸惑っただけでしょ」
私みたいな脇役に主役がときめくはずなんてないもの。
学パロ
作者もダイエットしてるけどちゃんとした知識ないですすみません()
構造有
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「ふ、太った…!」
風呂上がり、何気なく測った体重。ま、まさか10キロも増えてるなんて…!
最近おかしいとは思っていた。制服であるブラウスのボタンを留める時心なしか胸元が苦しいと思ったり(この時は胸"だけ"が成長しているのだと勘違いしていた)、スカートのホックが取れてしまったり、体育の授業中息が荒くなったり、他にも気になることがたくさんあったが、私はいままで気付かないフリをしてきた。その結果がこれだ。
そういえば…
「あんた最近丸くなったね」
とクラスメイトである加州くんに言われたんだった。それで何となく気になって体重を測ったら……あらなんとまぁ、体重が10キロ増えていたっていうね…。
クラスメイトの加州くんは女の子に負けない位女子力が高く、肌も色白で肌荒れもなく髪も艶がありサラサラしており、近くにいるといい匂いのする男の子だ。
一方、私はお菓子やジュースを食し、肌荒れが酷く、一年中日焼け止めをぬらない肌は色黒で髪の毛はボサボサで毎日ヘアアイロンで髪を巻いてヘアオイルをつけて誤魔化している(全然誤魔化きれていないと思われる)。
まぁクラスの中心にいるような男の子_加州清光くんは、オタク兼陰キャである私にも話しかけてくれる子だ。クラスの女の子達と女子トークしたり、男子とも盛り上がったりと人気者である。
以前、彼女と一緒に帰っている姿を何度か見かけたことがある。その相手はコロコロと違う子になっていたりと中々長続きしていないようだ。
なんでも"恋人"というより"女友達"としか見られないらしい。
「ねぇ、聞いてよ!体重10キロ増えてた!!」
「へぇ~、………って、10キロ!?!?確かに太ったとは思ったけどそんなに……!」
「ううう、……元の体重でもギリギリ標準体重だったのに、今確実に肥満だよ…」
「とりあえず痩せな」
「うん。頑張る」
とりあえずで痩せられたら世の中皆細い子ばかりだよ??。はぁー、と大きなタメ息をつけば、友達からは呆れた視線を送られる。
「よし、名前が半年で10キロ痩せたらあの店のカフェのパフェ奢ってあげよう!」
「やったぁ!!!」
「ぷ、あはは!ダイエットすんのに達成したらパフェ食べるって…!」
私と友人の盛り上がる声がたまたま通りかかった加州くんに聞こえていたのか大爆笑される。
「か、加州くん…!」
「加州くん、そんなに笑わなくても……」
友人が加州くんを見て頬を染める。あ、この子加州くんのこと推してるのか…?
「あー、ごめんごめん」
「…それにしてもダイエットに半年もかけるもんなの?…3ヶ月で10キロ痩せました~!とかSNSとかでよく見るけど」
「あんたダイエット舐めすぎ」
「か、加州くんの言う通り!体重10キロ落とすのに6ヶ月~1年位かけてゆっくり落とさないとリバウンドするよ!?」
「へ…?はい」
加州くんと友人に怒られてしまった。それにしても加州くんって……
「俺みたいなのもダイエットするんだ、…って思った?」
「人の心でも読めるんですか???」
「いや、あんたが顔に出すぎてるだけ。……付き合ってた彼女とか友達がそういう話するから詳しいだけ」
「そっか」
加州くんがそう言うと何故か納得してしまう。
「まぁ、頑張りなよ」
「あ、うん」
「名前~!加州くんからいい匂いした!」
「ね、いい匂いしたね」
私達から離れた加州くん。そっと小声で話す友人に同意する。流石モテる男は違うな。よし、無事にダイエット成功してパフェ奢ってもらうぞ~~~!!!
それからは毎日地獄とは言わず、今まで起きていた1時間前に起き、朝に軽くジョギングして、3食バランスの良い食事をとって、間食は一切せず、毎日お風呂に入る。どんなに忙しくても10分以上湯船に浸かる。髪の毛は自然乾燥ではなくドライヤーで乾かす。風呂あがりはストレッチする、等々。現役の女子高生が習慣にしていそうなことを同じく現役の女子高生である私も始めた。そしたら、スルっと痩せた。母には「ダイエットで痩せやすいのは今のうちよ…年をとるとどんどん痩せづらくなるから…」と死んだ目で見つめられた。
「おお!半年で15キロも痩せたの!?」
「うん」
「それになんか美意識高くなった気がする…」
「パフェ楽しみだなぁ」
「あんた、油断してるとまたリバウンドするよ?」
「ゲ、加州くん」
加州くんにはあれから良く絡まれるようになった。
「ははは、リバウンドしないように頑張るよ」
最近ダイエットのせいか自分磨きすることが楽しくなってきた。
「加州くんさ、いつもいい匂いするけど香水かなんかつけてる?」
「あー、それ多分柔軟剤だと思う」
え?
「推しに話すの緊張するって言ってたのにいつの間に仲良くなってるの!?」
それに加州くん香水つけてなかったんだ!?どんな柔軟剤使ってるんだよ。私も知りたい。
「なんかだんだん慣れてきたんだよね」
「なるほど…」
「……あんたには推しいないの?」
じっと私の様子を伺う加州くん。
「いるよ」
「だれ?」
「え?名前ってばそういうの興味ないかと思ってた…」
「私だって女子高生なんだから推しの1人や2人はいるよ!」
「で?誰なの?」
興味津々な2人。ちょっと2人とも顔近いんですけど。
「佐藤くん」
「え?」
「は?アイツのどこが推せるの!?」
「笑った顔とか優しそうでいいじゃん。癒し系でなんか可愛いんだよね」
そう。私は同じクラスの佐藤くんを推している。たれ目でほわほわした雰囲気のある彼は癒し系で、会話しているとつい私までほわほわしてしまう。
「そういえば名前、よく佐藤くんと会話してる時ニヤついてたね」
「えっ!?そんな顔にでてた!?」
「うん」
「………名字は佐藤のことが好きなの?」
今まで無言であった加州くんに問いかけられる。
「いや。ただの推しだよ」
「ふーん、そっか」
ニッコリ微笑む加州くん。何だか嫌な予感が。
「じゃあさ、俺と佐藤どっちがかわいい?」
「そりゃあ佐藤くんでしょ」
「はっ!?何で!?」
私が佐藤くんと即答すれば、一気に不機嫌になる加州くん。
「だって加州くんはかわいいじゃなくてかっこいいでしょ」
佐藤くんがふにゃりと笑った顔みてあの可愛さに勝てるヤツなんていないでしょ…!
「!、あっそ」
と言った加州くんは別のグループに話しかけに言ってしまった。
「あーあ、せっかく推しのこと語ろうと思ったのに」
「名前、…加州くん照れてたね」
「え?あれただかっこいいって言われ慣れてないから戸惑っただけでしょ」
私みたいな脇役に主役がときめくはずなんてないもの。
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