Chat.1《好きなものは好きだから》
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ジュ「それにしても、さっきの名無しには驚いたね」

ミラ「突如人が変わったな、名無しは二重人格というものなのか？昔本で読んだことがあるぞ」

ジュ「ミラって本当、どんな本読んでるの…」

名無し「う…ごめん、私昔から植物の観察が趣味なんだけど、私イラート周辺しか知らないから、つい興奮しちゃって…」

アル「でもありゃ変態の領域だぞ」

名無し「む…失礼ね…アル、好きなものに夢中になるのは皆一緒よ」

ティ「アルヴィン君もー、僕に夢中だよねー、はっ！それって僕のこと好きってこと？てーれーるー！」

アル「誰がいつどうティポに夢中だって言った！」

エリ「アルヴィンは、ティポが嫌いなんですか？」

名無し「あ、アルがエリーゼ泣かしてる」

ミラ「アルヴィン、子供をいじめるのは感心せんな」

ジュ「そうだよアルヴィン、大丈夫エリーゼ？」

アル「お前ら、エリーゼのことになるとエリーゼ中心なんだな…」

名無し「好きなものには夢中だから、ね」

アル「使い方おかしいだろ！」

***

Chat.2《幼馴染み？》
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ジュ「そういえばさっき、名無しが昔のアルヴィン、とか言ってたけど二人は知り合いだったの？」

エリ「友達ですか？」

名無し「ん？んー…それは違うような…」

アル「さりげなく傷つくこというな名無し」

名無し「だってそうじゃない。子供の頃っていってもほんの少しだったし、今だって数十年ぶりだもの…」

ミラ「何故そのような長期間、顔を合わせていないというのに互いに認識できたのだ？」

名無し「え？えーと、アルがもしかして私なんじゃないの？ってイラートで聞いてきたから。最初は驚いたわよ？私の知ってるアルと全然違うんだもの。本当に貴方、よく私だってわかったわね」

アル「出会った女性は忘れないようにしてるんだよ」

ティ「アルヴィン君超軽ーい」

ジュ「へー、それじゃあ二人は幼馴染みになるんだね」

名無し「どうなのかな…数年たまたま一緒にいる時期があっただけだったから…どう思う？アル」

アル「俺に聞くなよ、おたくがそうだってんなら、そうなんじゃねーの？」

ミラ「では二人は、たまたま幼い頃一緒にいた時期があった仲、ということだな」

ティ「感動の再会ー！ってやつ？」

ジュ「ミラ、その言い方は…」

アル「いいんだよ、実際そうだしな」

名無し「ははは、…んー、アル、今さらになるけどまたよろしくね」
　
アル「ああ、よろしくな、名無し」