開花予報 ~アズールポーチ
めぐりあう星の結晶
桜の花がほころび始めた春の公園。
まだ腰をすえての花見客の姿はなく、いつもの散歩ついでにちらちらと色づきつつある清楚な花の蕾を見上げている、そんな人たちがまばらに見える位だ。
その公園の広場で天助ポーチは春の休日を近所の子供達とのボール遊びに費やしていた。
大福太陽が少し傾き始めて、涼しかった風が冷たいものに変わり始めると、それぞれの子供達の親が彼らを迎えにやって来た。
各々お家の方向へ帰っていく子供達とポーチは手を振り合った。
と、その中にひとり、ぽつんと残された小さな悪魔属の男の子がいた。
ポーチは一瞬、背後の木陰に視線を向けるが、もじもじと足元に視線を落として俯く男の子の隣に腰を下ろして
「お迎え、ちょっと遅いね?」
と声をかけた。
「もう少し、遊びましょうか。」
覗き込むと、男の子はほっとしたような笑顔を見せた。
さっきの子供達の誰かが忘れて行った、メロンのような色形のゴム製のボールを転がして遊んでいると程なくして、その子の母親が迎えに来た。
ポーチに向かっての会釈をしながら小走りで公園の中へ入ってくる母親の姿を認めるなり、男の子はボールを取り落として母親の元へ駆け寄るとひしと脚に抱きついた。そして母親に促されて
「ありがとぉ。お姉ちゃん。また遊んでねぇー!」
とにこにこと手を振りながら帰って行った。
振られていないもう片方の手は、しっかりと母親の手に包まれていた。
それに応えて手を振り返し見送りながら、ポーチは背後に声をかける。
「出てくれば良かったのに。暇じゃなかった?」
誰もいない木陰。彼女の独り言のようだった。おもむろに、足元に転がったボールを両手で拾い上げた少女は、ひょいっと後ろにむけてそれを投げ放った。触角の頭上を弧を描き通り越したボールは木陰に茂る草花に吸い込まれるかと思われた。
しかし
「いや。…気付いていたのか。」
短い返事と共に一瞬風景が歪み、そこにひとりの少年が姿を現した。投げられたボールを受け止めると一歩、木陰から歩み出る。
背に六枚の皮膜羽を持つ彼の名はアズール。死者の国「無間冥王獄」の住人から「冥王」と呼ばれる存在だ。
普段、いわゆる現世「聖魔和合界」に降りることが出来ない彼は、極力この世界の命との関わりを避けているようだった。
本来ならいるはずのない人。しかし、ひんやりとした風にその蒼い毛髪がさらさらと靡いている。
彼は今そこに存在していた。
「まあね☆」
振り向きざま、ポーチは嬉しそうに微笑んだ。頭上の一対の触角はふわり、ポニーテールの長い金糸の髪はさらりと揺れる。
「…本当に、子供が好きなんだな…。」
アズールがこの場所で子供達と遊んでいる彼女を見つけたのは、働く者の昼休みの終わり頃だった。それから早い日が傾き始めるまでの間、ポーチはずっと子供達を相手にし続けていたのだ。
「そう見えた?」
「ああ。」
背中の二対の羽根をひろげ、ふわりと軽やかに跳躍したポーチはくるりと身を翻し、アズールが現れた樹木の手前にある金属製の囲いのひとつに腰掛ける。丁度彼の左隣になる位置だった。
「そうね。好きよ。」
応える少女の隣の囲いにアズールも腰を預ける。
「何ていうか、小さな子供って『可能性』そのもの!て感じがして…ね。わくわくするの。」
ふふ…と笑いながら話すポーチの横顔を、アズールは黙って見つめていた。
この休日が明ける頃、ポーチが教職に就く事はアズールも知っている。
三年程前、再会を果たした時に彼女が抱えていたのは「児童心理学」の大きな本。その頃から掲げていた教師になるという目標を、ポーチは現実に叶えたのだ。
可能性そのものである小さな命たち。それを導き育む役目。それはとても彼女に相応しく思える。だから勤め先が決まったのを知らされた時、アズールは穏やかに「おめでとう」と伝えた。
でも、それしか言えなかった。
彼女を祝いたい気持ちは本物なのに…。
「子供って、お母さん大好きよね。」
「え?」
不意に振られた話題に、アズールはハッとして聞き返す。
「アズールは…、「お母さん」て知りたかった…?」
躊躇いがちな、少し寂しそうな響きの少女の問いかけにアズールは戸惑った。
彼は戦使の遺伝子を操作されて創造された「命」だった。思い返しても親の記憶というものはなく、それ自体は彼にとってさして感傷的になる材料ではなかった。改めて問われて思考してみるが、正直良く判らなかった。
「別に…。」
「私でよければ、「お母さん」やろうか?」
短く応える傍らの少年を覗き込む、スクリーングラス越しに見える少女の表情は真剣だ。
「…バ…ッカ。」
一瞬呆気にとられたアズールは呆れたように呟き、それだけ言われたポーチはといえば、肩をすくめて茶化すように笑って見せた。
真意といえるようなものはない他愛無い会話。そう落ち着ける事に少年は決めた。
視線を上げると、空はゆっくりとオレンジのグラデーションを描き始めていた。
時間と言うのは刻々と過ぎていく。
それが命の世界の当たり前だと、アズールはぼんやり考えていた。
「ね、赤ちゃんって、どうやって生まれるか知ってる?」
「は?!」
唐突に切り出された話題に、アズールは面食らう。
「お父さんの中で生まれた沢山の小さなお星様のひとつと…お母さんの中で生まれたひとつの小さな卵が巡り逢って…、お母さんのお腹の中で命になるの。」
初め左の掌に落とした視線を右の掌に移した少女は、瞳を閉じて蕾を象るようにその手を合わせた。
「星を抱いた卵が命になっていく間、お母さんはお腹の中でずっとそれを守って育んでいくの。生まれてからも愛情を注いで、成長を見守って…。だから子供は、お母さん大好きなのかな。…あ、でも…。」
そこまで夢でも見ているかのようにゆったりと話していた少女の表情が不意に変わった。眉間にしわがよっている。
「お父さんだって、お母さん共々赤ちゃんを守るのに頑張ってるのよね。愛情だって注いでるはずなのに、小さな子ってどうしてもお母さんにべったりみたいに見えるんだけど、それってお父さん何だかソンだと思わない??」
「…さぁ…?」
突然立ち上がった少女に早口にまくし立てられて、アズールはそう答えるのが精一杯だった。
「…もう…。」
それを聞いたポーチが不満そうな返事をしたが、顔を背けながら小さく息を漏らした姿は『取り繕おうとしている』…そんな風にも見えて、少年は言葉を見つけられなかった。
さわさわと木立を揺らす風はいよいよ冷たさを増してきた。春とはいえ、日が落ちれば気温はいきなりぐっと下がる。
「さ…て、私達も帰ろうか。」
ふるっと身震いをして、ポーチはアズールに笑いかけた。いつもの愛らしく明るい笑顔だ。
「ああ…。」
預けていた腰を囲いから離したアズールの返答を聞くなり、ポーチは少年の手をとった。
「はーい。それじゃあ、一緒に帰りましょうねぇ。アズールくぅん☆」
「オマエな…。」
小さな子に語りかけるような口調のポーチに、アズールは深いため息をついてみせたが、繋がれた手はしっかりと握り返し振り払うことはしなかった。
『うらやましい ね』
さきの話をしながらそんな言葉が浮かんだことを、ポーチは口にすることが出来なかった。
(あなた と わたし。
どちらに対して浮かんだのかな…。)
掌から伝わる温もりは絆だとポーチは思いたかった。
しかしそれを未来へ繋げたいという想いは、まだ冷たい春の風に乗せるしかないのだった。
終わり
☆★☆★☆
☆あとがきみたいなもの☆
こちらは…現時点で未発表作です。(※2013年にページタイトルの本に漫画として収録しました)
サイト書き下ろしというか先行発表というか、です。
大分前に脳内構想はあらかた出来上がっていたお話で、本当は、その大分前…の時期に発行された本に載せるつもりでいたのですが、時間の都合で漫画化を断念していたモノ…だったりします。げふり。
出来るようなら次回配本に入れたいなぁと思っていたのですが、
先日お友達からいただいたアズポチ本に触発され、また兼ねてから思っていた2000の世界の「命」の育まれ方…等を具体的に考えてみたくなって、何だか昨日と今日のトータル3時間強くらいでSS一本文章にしちゃいました♪
…何やってんの、この人…。
「あらかた出来上がっていたお話」は実は前半の「ポーチは子供好き」て部分だけだったりします。
「赤ちゃん云々」はこの数日数時間で浮かんだものです。
天使属と悪魔属が大方を締めるこの世界の知的生命体(?)
「遺伝子」と呼ばれるものは存在していても、どちらかというとエレメンタル的なエナジーの塊がその源のように思えて、
母親の胎内で育まれる赤ちゃんの辿る進化を思い描いた時、
地球上の生き物のような海の生き物から派生した「お魚の進化(仮呼称)」は違うよねぇ?と思いました。
どっちかというと宇宙的というか、いっそのこと神秘的に「お星様の進化(仮呼称)」とでもした方がわかり易いかなぁ?とか思ってみた次第です。←何も判り易くないよ…;;;
光と闇のエナジーが混ざり合って命の核を形成して、それは最初小さな宇宙。そこに次第に血肉の膜が覆っていき地上に生れ落ちる姿を象る…。
そんなイメージが浮かびました。
ヒトの精子、卵子に当たるものの呼称とか形とか受精にあたる現象のしくみとか。
そんなモノにまで考えが及んでしまったつわり終盤。
むしろそんな時期だから余計に考えがむいてしまったのかもしれませんが…。
まあなんていうか、切ない系でまとまったように見ていただけたら言うこと無し!でございます。
読んでいただいてありがとうございました。
2007年6月13日 イラスト系の更新はどうした―!!ごめんなさいぃぃぃ!!海王寺千愛
桜の花がほころび始めた春の公園。
まだ腰をすえての花見客の姿はなく、いつもの散歩ついでにちらちらと色づきつつある清楚な花の蕾を見上げている、そんな人たちがまばらに見える位だ。
その公園の広場で天助ポーチは春の休日を近所の子供達とのボール遊びに費やしていた。
大福太陽が少し傾き始めて、涼しかった風が冷たいものに変わり始めると、それぞれの子供達の親が彼らを迎えにやって来た。
各々お家の方向へ帰っていく子供達とポーチは手を振り合った。
と、その中にひとり、ぽつんと残された小さな悪魔属の男の子がいた。
ポーチは一瞬、背後の木陰に視線を向けるが、もじもじと足元に視線を落として俯く男の子の隣に腰を下ろして
「お迎え、ちょっと遅いね?」
と声をかけた。
「もう少し、遊びましょうか。」
覗き込むと、男の子はほっとしたような笑顔を見せた。
さっきの子供達の誰かが忘れて行った、メロンのような色形のゴム製のボールを転がして遊んでいると程なくして、その子の母親が迎えに来た。
ポーチに向かっての会釈をしながら小走りで公園の中へ入ってくる母親の姿を認めるなり、男の子はボールを取り落として母親の元へ駆け寄るとひしと脚に抱きついた。そして母親に促されて
「ありがとぉ。お姉ちゃん。また遊んでねぇー!」
とにこにこと手を振りながら帰って行った。
振られていないもう片方の手は、しっかりと母親の手に包まれていた。
それに応えて手を振り返し見送りながら、ポーチは背後に声をかける。
「出てくれば良かったのに。暇じゃなかった?」
誰もいない木陰。彼女の独り言のようだった。おもむろに、足元に転がったボールを両手で拾い上げた少女は、ひょいっと後ろにむけてそれを投げ放った。触角の頭上を弧を描き通り越したボールは木陰に茂る草花に吸い込まれるかと思われた。
しかし
「いや。…気付いていたのか。」
短い返事と共に一瞬風景が歪み、そこにひとりの少年が姿を現した。投げられたボールを受け止めると一歩、木陰から歩み出る。
背に六枚の皮膜羽を持つ彼の名はアズール。死者の国「無間冥王獄」の住人から「冥王」と呼ばれる存在だ。
普段、いわゆる現世「聖魔和合界」に降りることが出来ない彼は、極力この世界の命との関わりを避けているようだった。
本来ならいるはずのない人。しかし、ひんやりとした風にその蒼い毛髪がさらさらと靡いている。
彼は今そこに存在していた。
「まあね☆」
振り向きざま、ポーチは嬉しそうに微笑んだ。頭上の一対の触角はふわり、ポニーテールの長い金糸の髪はさらりと揺れる。
「…本当に、子供が好きなんだな…。」
アズールがこの場所で子供達と遊んでいる彼女を見つけたのは、働く者の昼休みの終わり頃だった。それから早い日が傾き始めるまでの間、ポーチはずっと子供達を相手にし続けていたのだ。
「そう見えた?」
「ああ。」
背中の二対の羽根をひろげ、ふわりと軽やかに跳躍したポーチはくるりと身を翻し、アズールが現れた樹木の手前にある金属製の囲いのひとつに腰掛ける。丁度彼の左隣になる位置だった。
「そうね。好きよ。」
応える少女の隣の囲いにアズールも腰を預ける。
「何ていうか、小さな子供って『可能性』そのもの!て感じがして…ね。わくわくするの。」
ふふ…と笑いながら話すポーチの横顔を、アズールは黙って見つめていた。
この休日が明ける頃、ポーチが教職に就く事はアズールも知っている。
三年程前、再会を果たした時に彼女が抱えていたのは「児童心理学」の大きな本。その頃から掲げていた教師になるという目標を、ポーチは現実に叶えたのだ。
可能性そのものである小さな命たち。それを導き育む役目。それはとても彼女に相応しく思える。だから勤め先が決まったのを知らされた時、アズールは穏やかに「おめでとう」と伝えた。
でも、それしか言えなかった。
彼女を祝いたい気持ちは本物なのに…。
「子供って、お母さん大好きよね。」
「え?」
不意に振られた話題に、アズールはハッとして聞き返す。
「アズールは…、「お母さん」て知りたかった…?」
躊躇いがちな、少し寂しそうな響きの少女の問いかけにアズールは戸惑った。
彼は戦使の遺伝子を操作されて創造された「命」だった。思い返しても親の記憶というものはなく、それ自体は彼にとってさして感傷的になる材料ではなかった。改めて問われて思考してみるが、正直良く判らなかった。
「別に…。」
「私でよければ、「お母さん」やろうか?」
短く応える傍らの少年を覗き込む、スクリーングラス越しに見える少女の表情は真剣だ。
「…バ…ッカ。」
一瞬呆気にとられたアズールは呆れたように呟き、それだけ言われたポーチはといえば、肩をすくめて茶化すように笑って見せた。
真意といえるようなものはない他愛無い会話。そう落ち着ける事に少年は決めた。
視線を上げると、空はゆっくりとオレンジのグラデーションを描き始めていた。
時間と言うのは刻々と過ぎていく。
それが命の世界の当たり前だと、アズールはぼんやり考えていた。
「ね、赤ちゃんって、どうやって生まれるか知ってる?」
「は?!」
唐突に切り出された話題に、アズールは面食らう。
「お父さんの中で生まれた沢山の小さなお星様のひとつと…お母さんの中で生まれたひとつの小さな卵が巡り逢って…、お母さんのお腹の中で命になるの。」
初め左の掌に落とした視線を右の掌に移した少女は、瞳を閉じて蕾を象るようにその手を合わせた。
「星を抱いた卵が命になっていく間、お母さんはお腹の中でずっとそれを守って育んでいくの。生まれてからも愛情を注いで、成長を見守って…。だから子供は、お母さん大好きなのかな。…あ、でも…。」
そこまで夢でも見ているかのようにゆったりと話していた少女の表情が不意に変わった。眉間にしわがよっている。
「お父さんだって、お母さん共々赤ちゃんを守るのに頑張ってるのよね。愛情だって注いでるはずなのに、小さな子ってどうしてもお母さんにべったりみたいに見えるんだけど、それってお父さん何だかソンだと思わない??」
「…さぁ…?」
突然立ち上がった少女に早口にまくし立てられて、アズールはそう答えるのが精一杯だった。
「…もう…。」
それを聞いたポーチが不満そうな返事をしたが、顔を背けながら小さく息を漏らした姿は『取り繕おうとしている』…そんな風にも見えて、少年は言葉を見つけられなかった。
さわさわと木立を揺らす風はいよいよ冷たさを増してきた。春とはいえ、日が落ちれば気温はいきなりぐっと下がる。
「さ…て、私達も帰ろうか。」
ふるっと身震いをして、ポーチはアズールに笑いかけた。いつもの愛らしく明るい笑顔だ。
「ああ…。」
預けていた腰を囲いから離したアズールの返答を聞くなり、ポーチは少年の手をとった。
「はーい。それじゃあ、一緒に帰りましょうねぇ。アズールくぅん☆」
「オマエな…。」
小さな子に語りかけるような口調のポーチに、アズールは深いため息をついてみせたが、繋がれた手はしっかりと握り返し振り払うことはしなかった。
『うらやましい ね』
さきの話をしながらそんな言葉が浮かんだことを、ポーチは口にすることが出来なかった。
(あなた と わたし。
どちらに対して浮かんだのかな…。)
掌から伝わる温もりは絆だとポーチは思いたかった。
しかしそれを未来へ繋げたいという想いは、まだ冷たい春の風に乗せるしかないのだった。
終わり
☆★☆★☆
☆あとがきみたいなもの☆
こちらは…現時点で未発表作です。(※2013年にページタイトルの本に漫画として収録しました)
サイト書き下ろしというか先行発表というか、です。
大分前に脳内構想はあらかた出来上がっていたお話で、本当は、その大分前…の時期に発行された本に載せるつもりでいたのですが、時間の都合で漫画化を断念していたモノ…だったりします。げふり。
出来るようなら次回配本に入れたいなぁと思っていたのですが、
先日お友達からいただいたアズポチ本に触発され、また兼ねてから思っていた2000の世界の「命」の育まれ方…等を具体的に考えてみたくなって、何だか昨日と今日のトータル3時間強くらいでSS一本文章にしちゃいました♪
…何やってんの、この人…。
「あらかた出来上がっていたお話」は実は前半の「ポーチは子供好き」て部分だけだったりします。
「赤ちゃん云々」はこの数日数時間で浮かんだものです。
天使属と悪魔属が大方を締めるこの世界の知的生命体(?)
「遺伝子」と呼ばれるものは存在していても、どちらかというとエレメンタル的なエナジーの塊がその源のように思えて、
母親の胎内で育まれる赤ちゃんの辿る進化を思い描いた時、
地球上の生き物のような海の生き物から派生した「お魚の進化(仮呼称)」は違うよねぇ?と思いました。
どっちかというと宇宙的というか、いっそのこと神秘的に「お星様の進化(仮呼称)」とでもした方がわかり易いかなぁ?とか思ってみた次第です。←何も判り易くないよ…;;;
光と闇のエナジーが混ざり合って命の核を形成して、それは最初小さな宇宙。そこに次第に血肉の膜が覆っていき地上に生れ落ちる姿を象る…。
そんなイメージが浮かびました。
ヒトの精子、卵子に当たるものの呼称とか形とか受精にあたる現象のしくみとか。
そんなモノにまで考えが及んでしまったつわり終盤。
むしろそんな時期だから余計に考えがむいてしまったのかもしれませんが…。
まあなんていうか、切ない系でまとまったように見ていただけたら言うこと無し!でございます。
読んでいただいてありがとうございました。
2007年6月13日 イラスト系の更新はどうした―!!ごめんなさいぃぃぃ!!海王寺千愛