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邂逅の夜
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____夜の、とある砂漠の町。
風に混じって正義の咆哮と鈍い金属音が響いていた。
ダリアは息を切らしながら、必死に路地を駆け抜けていた。背後では数人の海兵が大声を上げて迫ってくる。
「待てェ!そこの女!ナミナミの実の能力者だな!」
「お前はすでに世界政府から目を付けられている!止まれー!」
胸が苦しくなるほど走っても、海兵らの距離が縮まっていく。
袋小路に追い込まれ、背に壁を付けたダリアの肩が震える。海兵の1人が短剣を手に歩み寄ってきたその時。
ざわりと乾いた風が割り込んだ。砂が舞い、海兵の視界を覆う。
「砂嵐(サーブルス)!!!」
「ぐぁっ!目が!」
「なんだ?砂が…!」
砂煙の中、重い靴音が響いた。低く、嘲るような声が降る。
「ガキ相手にくだらねぇ海兵どもが。てめぇらのツラで酒がまずくなるんだよ…」
ダリアの前に立ったのは黒いコートを翻す大男。鰐のような鋭い紫色の瞳。咥えられた葉巻。片腕は黄金の鉤爪と、もう片方の指には色とりどりの宝石が輝いている。
「クロコダイル!?」
「なぜこんなところに!」
海兵たちの顔が一瞬で恐怖に染まった。砂が渦を巻いて、クロコダイルの手の動きに合わせて地面そのものが乾いていく。
「お嬢さん、始末しろって顔してやがるな。」
次の瞬間海兵達は体の水分を奪われ干上がり、屍のように倒れ込んだ。
静寂。ただ、砂の混じった冷たい風の音が残った。
ダリアは呆然と目の前の男を見上げた。
「………あなたは、」
クロコダイルは一瞥をくれただけで吐き捨てるように言う。
「何見てんだ、殺されてェのか?」
その声色は冷酷で、背筋が凍るほど冷たい眼差し。
ダリアを睨むと、背を向けて歩き出した。
「…ありがとうございました!」
来る日も来る日も、いろいろな組織から逃げ続けてきた少女は久しぶりの他人からの優しさに深く感謝した。
その背中が見えなくなると、ダリアもまた、別方向へと歩き出した。
風に混じって正義の咆哮と鈍い金属音が響いていた。
ダリアは息を切らしながら、必死に路地を駆け抜けていた。背後では数人の海兵が大声を上げて迫ってくる。
「待てェ!そこの女!ナミナミの実の能力者だな!」
「お前はすでに世界政府から目を付けられている!止まれー!」
胸が苦しくなるほど走っても、海兵らの距離が縮まっていく。
袋小路に追い込まれ、背に壁を付けたダリアの肩が震える。海兵の1人が短剣を手に歩み寄ってきたその時。
ざわりと乾いた風が割り込んだ。砂が舞い、海兵の視界を覆う。
「砂嵐(サーブルス)!!!」
「ぐぁっ!目が!」
「なんだ?砂が…!」
砂煙の中、重い靴音が響いた。低く、嘲るような声が降る。
「ガキ相手にくだらねぇ海兵どもが。てめぇらのツラで酒がまずくなるんだよ…」
ダリアの前に立ったのは黒いコートを翻す大男。鰐のような鋭い紫色の瞳。咥えられた葉巻。片腕は黄金の鉤爪と、もう片方の指には色とりどりの宝石が輝いている。
「クロコダイル!?」
「なぜこんなところに!」
海兵たちの顔が一瞬で恐怖に染まった。砂が渦を巻いて、クロコダイルの手の動きに合わせて地面そのものが乾いていく。
「お嬢さん、始末しろって顔してやがるな。」
次の瞬間海兵達は体の水分を奪われ干上がり、屍のように倒れ込んだ。
静寂。ただ、砂の混じった冷たい風の音が残った。
ダリアは呆然と目の前の男を見上げた。
「………あなたは、」
クロコダイルは一瞥をくれただけで吐き捨てるように言う。
「何見てんだ、殺されてェのか?」
その声色は冷酷で、背筋が凍るほど冷たい眼差し。
ダリアを睨むと、背を向けて歩き出した。
「…ありがとうございました!」
来る日も来る日も、いろいろな組織から逃げ続けてきた少女は久しぶりの他人からの優しさに深く感謝した。
その背中が見えなくなると、ダリアもまた、別方向へと歩き出した。
