1話
物心着いた時にはもう両親が死んでいた
この大きな城と財産を残して
そのおかげで俺はこうして生きている
しっかり自分の責務も全うしている
俺がやらなきゃ誰がやる?
俺には兄弟がいる
三人兄弟だ。
1番上は28歳の竜人兄貴
2番目は26歳の悪魔兄貴
3番目が俺で18の竜人と魔王の血を引いたハーフである
1番目と2番目はすこぶる仲が悪い。
母親が竜人で父親が魔王だったらしい
上の二人は綺麗に混ざらず純血
しかし俺だけは混血になったらしい。
まあそんなことはどうでもいい。
「シュテー!」
そう叫びながら飛びついてくるのが2番目の兄貴で、名前はサタナという
「またそんなムッとした顔して…ほらお兄ちゃんに笑顔を見せておくれ…」
「サタナ兄さん、俺はこれでも笑ってるつもりですが…」
「わかりにくいよシュテ…もっと分かりやすく!!」
「朝から騒がしいぞ」
見るからに不機嫌そうなこの人が長男のドラグ兄さん
「おはようございます、ドラグ兄さん」
「うわ、来たな魔王ドラグ!」
「あ?魔王の血引いてるのはそっちだろうが」
このままだと派手な喧嘩が始まってしまう
「兄さんたち、落ち着いてください。ほら、朝ごはんが覚めてしまいますよ」
2人の背中を押して食卓へ向かう3人
しかしこの二人はホントに身長が高いな。
俺もだけど
ドラグ兄さんもサタナ兄さんも188cmもある
俺は180cm
何食ったらそんなに育つんだ
「あ、ところでシュテルクはこれから用事とかあるかい?」
「おい、抜けがけするな。仕事をしろ」
「俺はこれから学校です。」
「そうだったぁ…」
その場に崩れ落ちたサタナの背中をよしよしとさするシュテルク
そしてそんなサタナを見て蔑んだ視線を注ぐドラグ
こんな2人だが、実力はあるので普通に強い
2人ともランクでいえば最上級クラス
そもそもこの家系自体が強いのでなんかすごいのである。
この世界には4つの派閥がある。
1つは竜派
2つ目は魔派
3つ目は獣派
4つ目は聖派
これを竜魔獣聖と呼ぶ
ちなみに俺たちの家系は複雑なので、とりあえず竜派と魔派のトップには君臨している状態だ。
それが気に食わない下の者が俺たちの暗殺を企てているという情報もしっかり耳に入るほどこの家系はなんかすごい
なので兄達には必ず騎士の護衛が付いている
俺はいらないと言って断った
が、兄達は心配性なので俺にバレてないとでも思っているのか、こっそりと護衛をつけた
全く…
色々考えていると、朝ごはんは食べ終わっていたので兄達に行ってきますと挨拶をして城から出た
※※※
この大きな城と財産を残して
そのおかげで俺はこうして生きている
しっかり自分の責務も全うしている
俺がやらなきゃ誰がやる?
俺には兄弟がいる
三人兄弟だ。
1番上は28歳の竜人兄貴
2番目は26歳の悪魔兄貴
3番目が俺で18の竜人と魔王の血を引いたハーフである
1番目と2番目はすこぶる仲が悪い。
母親が竜人で父親が魔王だったらしい
上の二人は綺麗に混ざらず純血
しかし俺だけは混血になったらしい。
まあそんなことはどうでもいい。
「シュテー!」
そう叫びながら飛びついてくるのが2番目の兄貴で、名前はサタナという
「またそんなムッとした顔して…ほらお兄ちゃんに笑顔を見せておくれ…」
「サタナ兄さん、俺はこれでも笑ってるつもりですが…」
「わかりにくいよシュテ…もっと分かりやすく!!」
「朝から騒がしいぞ」
見るからに不機嫌そうなこの人が長男のドラグ兄さん
「おはようございます、ドラグ兄さん」
「うわ、来たな魔王ドラグ!」
「あ?魔王の血引いてるのはそっちだろうが」
このままだと派手な喧嘩が始まってしまう
「兄さんたち、落ち着いてください。ほら、朝ごはんが覚めてしまいますよ」
2人の背中を押して食卓へ向かう3人
しかしこの二人はホントに身長が高いな。
俺もだけど
ドラグ兄さんもサタナ兄さんも188cmもある
俺は180cm
何食ったらそんなに育つんだ
「あ、ところでシュテルクはこれから用事とかあるかい?」
「おい、抜けがけするな。仕事をしろ」
「俺はこれから学校です。」
「そうだったぁ…」
その場に崩れ落ちたサタナの背中をよしよしとさするシュテルク
そしてそんなサタナを見て蔑んだ視線を注ぐドラグ
こんな2人だが、実力はあるので普通に強い
2人ともランクでいえば最上級クラス
そもそもこの家系自体が強いのでなんかすごいのである。
この世界には4つの派閥がある。
1つは竜派
2つ目は魔派
3つ目は獣派
4つ目は聖派
これを竜魔獣聖と呼ぶ
ちなみに俺たちの家系は複雑なので、とりあえず竜派と魔派のトップには君臨している状態だ。
それが気に食わない下の者が俺たちの暗殺を企てているという情報もしっかり耳に入るほどこの家系はなんかすごい
なので兄達には必ず騎士の護衛が付いている
俺はいらないと言って断った
が、兄達は心配性なので俺にバレてないとでも思っているのか、こっそりと護衛をつけた
全く…
色々考えていると、朝ごはんは食べ終わっていたので兄達に行ってきますと挨拶をして城から出た
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