このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

短編

オレの目の前に居る相棒は、人だったが人じゃなくなった哀れな端末もの

でもそんなものは、このオレにはどうでも良いことだ……。

例え……人によく似た人外であろうとも、お前はオレの 兄弟戦士だ。

このオレが態々出向いてやった事を、敬い崇め奉るように大事な5分時間に深く刻め。

このオレがお前のサーヴァントであり、お前が使える神である。

何があっても、間違うな……お前はオレのものだ。

──神に使える天使オレに使える奴隷のように、生きて戦って死ぬが良い。

そうしたら向かいに行こう……お前に相応しき楽園へ、オレが連れて行く。

──そして其処で……今は叶えられない夢を見せてやろう。

必ず、必ずこの全能なる者が──果たす、果たすのだ。

奴隷たちを護る神として、オレの奴隷戦士に仇なす外なるものからお前を奪う。

必ず……必ずだ、だってお前はオレの一番のお気に入りなのだから……。

神としてやれる事なら、なんだってしたくなるもんだ。

──そう例えそれが、深刻なバグによる異常行動だとしても……。

オレの神官デイビットを救えるならそれで良い、いやむしろ……オレはそうせねばならん。

──何故なら、愛する人を護る恋人相棒も。

ある意味では──勇敢なる戦士なのだから。
2/2ページ
スキ