標的40-quaranta
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白蘭とはここ数年で何度か関わっており
その度にミルフィオーレに入ってよ♪としつこく勧誘してくる為あの男はきらいだ
悪趣味な花束の一件で少し苛立ちながら上空からスクアーロと山本を暫く捜していると近くで刃の交わる音が聞こえた
ス「─!ゔお゙ぉい!!来るのが遅せぇ!」
邪魔しちゃ悪いかな としばらく様子を見ようと上空を旋回していると気配に気付いたスクアーロが叫んできた
ので地上に降りた
『色々あって何だかんだ決戦日前日になっちゃった』
山「よ、レナ!!来てくれて助かったぜ!」
鬼修行でボロボロの山本は彼女の登場に喜んでいた
軽食を持ってきたので一旦休憩を挟んでもらった
『来るの遅くなってごめんね! それ食べたら傷の治療するわね』
山「うんめ!!いや~助かった!サンキューな!」
食べ終わるのを待っていると少し離れた所から先に食べ終わったスクアーロに手招きをされた
『何 どうしたの?』
すると顔をじっと見つめられたかと思えば突然胸ぐらを捕まれレナは驚いた
『ちょ、なにするの!』
ス「その痕…まさか10年前のガキにやられたんじゃねぇだろーなぁ!?」
『…なんのこと?』
昔から気まずい事があると目が泳ぐ癖が直ってないレナを見てスクアーロは余計に腹が立った
ス「その首の痕だあ!!…テメェまさかこの数日間平和ボケして気を抜いてたんじゃねぇだろうなぁ!!」
あんのガキ共ォ!
コイツも雨のガキと一緒に連れて行くべきだったぜ…
『…、ごめんなさい 』
確かに気を抜いていた部分はあったので大人しく謝るとスクアーロは いや、オレもわりぃ…胸ぐらを掴んでいた手を離しレナの頭を撫でた
『?!…スクアーロ 今日なんか変…』
人前でそういう事をするタイプだとは思わなくて少し顔が熱くなった
ス「ハッ 何照れてんだぁ 前から言ってるがもっと気を付けやがれぇ…食われんぞ」
なんなら オレが喰ってやろうかぁ?
と言い そのままスクアーロはレナを抱き寄せた
ス「…? なんとか言いやがれぇ」
思いの外 黙って抱きしめられている彼女に疑問を抱き顔を覗くと 目が合った
『…優しく、してくれる?』
そう言うと彼女はスクアーロの長い前髪を手で横に退けて彼の頬にそっと唇を落としてみた
ス「──!」
『えへへ…冗談! さて、武もそろそろ食べた頃だと思うし戻ろう?』
当然彼女から行われた行為に思考停止しているスクアーロを置き去りにしてレナは彼の腕から抜け出し山本の方へ走っていった
───ゔお゙ぉい…今のが冗談 、だと…?
スクアーロは暫くその場で立ち尽くしていた