標的40-quaranta
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昨日は女子達と沢山お喋りして、10年後の恭弥が用意してくれた部屋に帰ってそのまま気絶するように眠った
♪~♪~
鳥の囀りと並中の校歌が聞こえる
ヒバード…?
あぁこの子も10年後に飛ばされていたのね
いつも彼の傍に居るのに、珍しい…
再び寝息を立てようとしたら仰向けになって寝ている彼女の上に何者かが跨り視界を手で隠された
部屋の鍵はちゃんと閉めたはず
閉めた………は…ず
昨日の記憶が曖昧でレナは焦った
『ーだ、だれ…』
恐る恐る声を出し誰なのか聞いても返事がなく不安になったが自分の両手が自由なのと相手から敵意や殺意は感じられないのが幸い
跨っている相手が誰か確認したくて手探りで手を這わすと胸板に触れてしまい慌てて手を引いた
『…ッ、』
するとその人はもう片方の手でレナの手を掴むと自分の頬へと運びそっと髪を触れさせた
───この髪…感触 知っている
『…恭…弥…?』
名前を呼ぶと 目隠しされていた方の手を退けてくれた
「やあ、僕の部屋でそんな格好で寝てるなんて 襲ってほしいのかい」
上に跨る着物姿の恭弥と目があった
『ちが…これは…10年後の恭弥が「ふぅん、10年後の僕の計らいね …悪くないね」
妖しく笑う恭弥を見て冷や汗をかいた
「部屋の鍵も閉めずに…」
『それは、やっ…』
雲雀はそのままレナの首筋に甘噛みしてからキスマークを付けた
『なっ…、』
驚く顔の彼女を見て雲雀は意地悪そうに微笑んだ
「首じゃ物足りないなら、もっとしようか」
雲雀はレナの両手首を布団に押し付けると顔を近づけてきたので顔を横に向けて抵抗をした
『 ダメ… 』
─ほら、歳の差的にも…と彼に呟くと
ほんの僅かだが雲雀の表情が揺らいだ
「ねぇレナ…10年後のボクとはどういう関係なんだい」
少し間があったが10年後の私達の関係を問われた
『仲は良い…はず』
ほら…とレナは物があまり置かれてないデスクに視線を移すと
そこには卒業式らしき日に2人で並んで撮った写真が飾られており、写真の中の彼女は花束を持ち雲雀の腕を組んで微笑んでいた
聞きたい関係性とは少しズレてはいたが、10年後も彼女とは仲が良いことを知れた雲雀は安心した表情をした
雲「そう…暇してるんでしょ 外行くよ 」
『良いけど…でも恭弥、帰ってきたばかりじゃ…』
それに寝てないのではと返すと 雲雀は仰向けになっている彼女の胸を指先で這わせた
雲「まぁ ボクはこっちの修行でも悪くないよ」
「…こら 現役の風格委員長とあろう者が風紀を乱しちゃだめでしょ」
少し怒ると 渋々退いてもらったので乱れた着物をなおして先に部屋で朝食とることした