『治すから動かないでね』






ス「あぁ…頼むぜぇ」









―







ス「もういいかぁ？な、何してんだぁっ…」







改めて近くで見ると羨ましいくらい綺麗な髪に気付けば指を通していて私はハッとなった






『あ…ごめん。もういいよ！』









ス「はぁ…レナ」






『ちょ、スクアーロ？！』







くるりと振り向いたスクアーロはレナをベッドへ押し倒しそのまま後ろから抱きしめた







ス「黙ってじっとしてろぉ…」








『…うん』







お風呂上りのためレナの髪から香るトリートメントの甘い匂いすら今のスクアーロにとって誘惑の一つに過ぎず必死に欲を抑えていた























『ところで…なんで添い寝…？』





ス「あ゛ぁ？うるせぇ。それよりもあんだけ気をつけろと忠告したにもかかわらず軽い気持ちで男の部屋に入りやがって…」





『それは…！スクアーロだから…大丈夫だと思って…』






ス「随分舐められたもんだなぁ…俺だって男だぜ…なぁ」













そう言いうと、腰に回した手に力をいれぐっと引き寄せ後ろから耳を甘噛みされて身体がゾクゾクとした










『～ッ//』









ス「クソボスの時とは違って俺の部屋に人なんて滅多に来ねえぞ？」







『…っ私が悪かったから…』





ス「…だったら黙って暫くこうさせろぉ」






そしたら何もしねぇ、と言うスクアーロの言葉を聞いたレナは大人しく抱きしめられることにした





『(何この状況、凄く恥ずかしいんだけど…でもなんだか安心感もあって…やばい…眠く、なって……)』




























ス「…レナ？」








声を掛けたが返事がないのでレナの身体をこちらに向け顔を見るとスヤスヤと眠っておりスクアーロはため息を付いた







どうやらシャワーを浴びた後すぐベッドに入ったのもあり睡魔に襲われたようだ








ス「(俺の気持ちも知らずに無防備に寝やがって。本当は滅茶苦茶にしてやりてぇところだが…でもまぁこの状況も悪くねぇか)」





本当は手合わせしてもらうために呼んだんだがな…と隣でスヤスヤと眠っている彼女の額にそっと口づけをした