標的19-diciannove
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『(髪の毛が血で固まってる…もうっ!これ処理するの大変なんだからね)』
ス「う゛お゛ぉい!どうしたんだぁ!?」
急ぎ足で戻り広い廊下を歩いていると正面からスクアーロが現れレナの姿を見て驚いていたので事情を説明すると髪の毛が長い者同士この苦労はすぐに理解された
ス「あ゛ぁ…ベルの奴か。汚れ落としたらオレの部屋に来やがれぇ」
朝から二人で飯に行ってただとぉ…あのクソ王子…!
『わかったわ、それじゃまた後で行くね』
スクアーロと別れたレナは自室へ戻りシャワーを浴びにいった
あの王子が他人のためにわざわざティラミスを買ってくるとは思ってないけれど、髪にこびりついた血を洗い流すのも苦労するんだから…これぐらいの仕打ちいいよね
ヴァリアーの制服の方は使用人がすぐに新しいのを持って来てくれたので
綺麗な服に着替え髪の毛を乾かすのに時間がかかるためタオルで水気をふき取りながらスクアーロの部屋へと向かった
『スクアーロ、来たよ』
部屋の前で呼ぶとスクアーロが出迎えてくれた
ス「う゛ぉ…びしょ濡れじゃねぇか!乾かしてやるからその辺座って待ってろ、ったく…」
『ん…』
コクリと頷きその辺と言われたが座れそうな場所がベッドしかなかったのでそこに座りドライヤーを取りに行ったスクアーロの背中を目で追った
普段は文句多いし大声で五月蠅いけどなんだかって言って優しいのよね
一番最初に出会ったのも彼だし…随分と世話焼きだと思うわ…ふふっ
ス「う゛お゛ぉい何ヘラヘラした顔してんだぁ気持ちわりぃ」
この世界に来てからの事をふりかえっているとスクアーロが戻ってきた
『別にー…髪の毛乾かすの大変なのにありがとうね』
ス「ハッ、ヴァリアークオリティなめんじゃねぇぞぉ!」
スクアーロは鼻で笑い私の髪の毛を乾かしてくれた
確かに手際がよく短時間で髪の毛が乾いていくのがわかった
ス「終わったぞぉ!」
どうだぁサラサラになっただろぉ?と言われ髪の毛を触ってみると確かに指通りがとても良くいつもよりサラサラだ
『凄い…サラサラ。私にも教えてよ』
ス「駄目だぁ!…だがオレの所に来たらまた乾かしてやるぜぇ」
後ろでニヤリと笑っているの事を知らないレナは少し考え偶に…お願いしようかなと返事をするとスクアーロの手の動きがピタリと止まった
ス「(まさかOKが来るとは思わなかったぜ…)」
『…?あ、そうだお礼に頭の傷治すよ』
ス「あ?…あぁ」
この前ザンザスに酒瓶ぶん投げられて怪我をしてたよねと言いながらスクアーロと場所を交代した