標的16-sedici
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『ボス、レナです』
部屋の中に入るとベッドに横になっているザンザスに手招きされたのでそちらに行った
『ボス…わっ!?』
体調でも悪いのかと思いザンザスの様子を見ようと手を伸ばしたら手を捕まれそのままザンザスの胸へとダイブした
『ボ…ボス?』
X「…昨夜死炎印が渡された時何故俺を見た」
『―!』
ザンザスと目が合い見つめあう形に
何度見ても彼の真っ赤な瞳は綺麗
まじまじと瞳を見つめていると聞いてんのかと掴まれている手を強く握られた
『いっ…き、聞いてるわ。じゃあ聞くけどあの死炎印って9代目に無理矢理押させたフェイク品じゃなかったの?』
X「…。」
『私のも?』
そんなことも知ってんのかと言いたげな顔をした後テメェのは俺も知らねぇむしろこっちが聞きてぇぐらいだと返事が来た
つまり私に手渡された死炎印は9代目があの騒動より前のタイミングで既に用意していた事になる
なんで私なのかなぁ…
『前に話たけど今回のリング争奪戦は大まかに知ってる。でも、私はどんなことがあっても貴方に着いていくわ』
掴まれていない方の手でそっとザンザスの古傷に触れ微笑むとザンザスは驚いた顔をした
『貴方の邪魔はしないわ…だから、この先の事を知っている私を許して…』
X「…ハッ、邪魔すればかっ消すだけだ。それよりもテメェこの状況理解してんのか?」
『えっ‥』
レナはザンザスの上に跨っている状態
ドサッ
寝ていた身体を起こしたザンザスは上からレナを見下ろしニヤリと口元を吊り上げた
『っ//』
X「やっと状況が理解出来たようだなカスが」
『は、離してザンザス!あっ…』
―しまった、勢いあまって名前で呼んでしまった
X「…テメェみたいな生意気な女には躾が必要だな」
名前を呼ばれピクリと反応したザンザスはレナの両手を片手で頭の上に固定しスカートから覗いている太ももを指でツーッと撫でた
『ぁ…っ//』
身体がビクリと反応する彼女の姿を見たザンザスは鼻で笑い今度はシャツに手をかけた
―襲われる
身の危険を感じぎゅっと固く目を閉じ覚悟をした直後部屋の扉が豪快に開き聞きなれた声がした
ス「う゛お゛ぉい!!朝飯の時間だぁレナ!いつまで話してやが…何してんだぁ!」
『ス、スクアーロ!』
ナイスタイミングと心の中で叫んだ
X「ちっ…ドカスが」
『スクアーロ、朝ご飯食べに行こ!』
ス「お、おう…」
興が覚めたザンザスは舌打ちをしながらベッドから降り解放されたレナはスクアーロの手を引き逃げるように部屋を出た