標的8-otto
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『おまたせ恭弥』
手紙を読み終え残りのお菓子をしまい待っていてくれた恭弥にお礼を言うと別に。とそっぽを向かれレナは困った顔をしたがチラリとこちらを向いた
雲「…ご飯食べた?」
『ううん、まだだよ』
雲「元気そうだしご飯食べに行こ」
草食動物達の荷物もわざわざ持ってきたんだから行くよねと言わんばかりの顔をされたので私は黙って頷き支度をした
『準備出来たよ。何を食べに行くの?』
プライベートなので髪の毛はおろし瞳も紅色
落ち着いた色のワンピースに
秋の夜は肌寒いのでロングカーディガン羽織った格好
そして入隊祝にもらったピアス
並盛とヴァリアーの制服ばかり着ていたので私服は久しぶりだ
雲「…」
普段とは違う大人びた印象に思わず見惚れそうになった
眼の色もそっちの方が綺麗だ
気軽に口には出来ないがそう思った
レナは急に黙りこちらを見ている雲雀に首を傾げた
『恭弥?』
雲「…和食。行くよ」
我に返った雲雀はレナの手を引き自身が先ほど乗ってきたバイクへと向った
『バイク…』
雲「何してるの、乗って」
初めてのバイクにレナは立ち止まっていた
雲「あぁ、初めてね」
見かねた雲雀はレナに乗り方を教え後ろの席に座らせた
結構不安定で怖い
そう思っていると雲雀に手を捕まれ自身の腰にまわさせた
雲「行くよ…しっかり捕まっててね」
『う…うんっ』
走り出すと同時に怖くなったレナは雲雀の腰にまわした手に力を込め後ろから強く抱きしめた
―こういうのも悪くないね…と呟いた言葉はレナには聞こえなかった
雲雀の耳はほんのり赤く色づいていた