*無防備なきみに恋する5選
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同じ部屋割りの時、先に眠る小坂にキスをするようになったのはいつからか。
ダメだとは思っていた、初めは額や頬に軽くするだけだった。
「なまえさん、先にシャワーどうぞ」
『そんな気遣わなくていいよ、小坂疲れてるでしょ先に入って休むといいよ』
「ありがとうございます、じゃお先に」
着替えを持って風呂場に向かう。
初めて会った時に所謂ビビっときた。
惚れたからと言って特別何か出来る性格でもないいちにんしょうはただの先輩である。
「先にいただきました、なまえさんどうぞ」
『ん、ちゃんと髪の毛乾かすんだよ〜』
首にかかるタオルで髪の毛をわしゃわしゃすれば「ちょ、もう!」と子供みたいに笑う小坂はとても愛らしい。
シャワーから上がれば既にベッドで寝息をたてている。
起こさないように軽くタオルドライだけして寝顔が見える位置に腰をかける。
もし、いちにんしょうが好きだと伝えたら君は困るだろうか
それとも奇跡的に両思いだったりする?
悩んだところで答えなんて出るはずない。
ゆっくり小坂に近づき顔にかかる髪の毛を払う。
「ん…」と寝返りを打とうとした彼女はそのまま上を向いてまた規則正しく寝息を立てる。
ダメな先輩でごめんね、小坂
起こさぬよう静かに顔を近づけキスを落とす。
自分のベッドに戻ろうとした時小坂の口が僅かに動いた。
ヤバい、バレた…?
「なまえ…さ…ん」
いちにんしょうの名前を呼んで満足そうな顔をする彼女にほんの、少し期待してしまった。