みそしる<河田>
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「ねえ、なまえさん…?」
『なに、どうした?』
「今楽しいですか?」
『…愚問だな』
ふと、思ったことを聞くと眉間に皺を寄せ答えられる。
楽しくないと思うのか、陽菜は楽しくないの?と逆に問い詰められてしまった。
「楽しい、けどこれからもずっとこの楽しさが続くのかなぁって」
『なるほどね〜、哲学的だね陽菜は』
「馬鹿にしてる」
『してないよ、とりあえず明日も早いので今日は寝ましょうね』
「はぁい」
絶対馬鹿にしてると思いつつ頭を撫でられてしまえばそんなのどうでも良くなる。
私はなまえさんの腕の中で眠りについた。
───
『あ、陽菜』
「はいっ」
今日もにこにこといちにんしょうの傍に駆け寄ってくる。
なんて愛らしい。
『この間楽しさが続くのか〜って言ってたじゃん』
「…そんなこと言いました?」
『忘れてるのかよ、まあ、いいや』
「あ、寝る前の話ですか」
『そうそう』
『いちにんしょうはね、これから先もずっと好きな人の隣にいると楽しいし、幸せだと思うよ』
「そうですね…?」
『だから、陽菜にもそうであってほしいな?』
「…はい」
頭に少しハテナを浮かべてる表情。
もっと簡単に好きだと、これからも隣にいてくれと素直に言葉に出来ないのはいやな大人になったからだろうか。
『意味わかった?』
「また子供扱い!もう20歳ですから!わかってますよ」
『絶対わかってないよ~』
「わかったって!だから…その」
『味噌汁毎朝作ってくれ、的な事だよ』
またハテナを浮かべて急にあっ!と顔をした途端赤く染る。
「そう、いうのは、ちゃんと言ってほしいっ」
『あはは、今度、ちゃんとした時に言葉にするよ』
今度、次の休みが被る時、その日が2人の記念日だから、ちゃんと言葉にして伝えようとポケットにある指輪を軽く握って心に決めた。
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