encounter<加藤>
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アノ日から史帆が更に積極的になった。
外にいる時はいつも通りなんだけど、部屋にいる時の密着度がかなり上がった。
「なまえ、今日疲れてる…?」
『え、あぁ、まあ』
「明日、朝早い?」
『夕方からバイトだけど』
「…しよ」と言いながらいちにんしょうの手をきゅっと握る。
ここ最近ほぼ毎日史帆に触っている気がする。
こんなにハマる…というか求められると思ってなかった分史帆の身体が心配で仕方がない。
『嬉しい、けど、今日は…』
「…そっか、ごめん」
『嫌いとかじゃないよ!好き、好きだからこそ、心配になる』
「…してる時はずっとししの事だけ考えてくれるんだって思ったら、ずっと…して触っててほしいって、思って…ごめんなさい」
握られた手の力抜け下にだらんと落ちる。
とんでもない勘違いだ。
正直史帆には言ってないけど自分でも驚くくらいずっと史帆の事を考えている。
講義中もバイト中も、ただ、やはり言わないと分からないのが人間なのだろう、それが恋人同士であっても。
『いちにんしょうずっと史帆の事考えてるよ』
『講義中とかバイト中は当たり前に、帰り道とか週末なんかは今ウチでご飯作ってくれてるのかな、とか』
『史帆が思ってるよりずっと、好きだから、信じてほしい、っていうのも違うのかな』
さっきとは逆にいちにんしょうが史帆の手を握る。
『し、したいって気持ちはいちにんしょうもあるけど、愛の形って、それだけじゃなくない…?』
「…ありがとう、なまえはいつもししに優しい」
『こんなの優しいにはいらないよ、それにこんなカッコつけといてなんだけど…』
手を引いて抱き寄せて首筋にキスをしてめっちゃ触りたい、と言えば耳が赤くなっていき、首が縦に動くのがわかった。
気付いたら朝になっていたのは言うまでもない。