encounter<加藤>
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一限目が終わる頃菜緒に起こされ学食に行き遅めの朝ご飯を食べる。
食に関心がないいちにんしょうにとって何を食べるか決めるのは少し面倒で安価なうどんに手を伸ばす。
『菜緒は何に…』
ふと横を見れば後輩に囲まれる友人の姿にそういえば菜緒の浮かれた話聞かないなと食堂のおばちゃんに券を渡す。
先に座ってうどんを啜れば目の前に同じうどんが置かれ目線を上げれば不機嫌そうな菜緒がこちらを睨んでいる
「置いていくとか酷いんちゃう?」
『邪魔したら悪いかと……菜緒って浮いた話聞かないけどそういうのないの?』
「なんなん急に」
『顔だけはいいからモテるのにそういうの聞いたことないなぁと思ってさ』
「顔だけとかいうな、性格も可愛いわ」
『いや、自分で言うなよ』
「菜緒の話はええねん、なまえこの後どうするん?」
『家帰って寝るけど』
即答やん、と笑いながら言う彼女が少し寂しそうな気がしたがうどんを啜りながら他愛もない会話をしてるうちにいつもの彼女になっていて
「じゃあ、菜緒次あるから19時忘れんと来てや」と釘をさして背中を向けた。
そのまま帰るのも何だか忍びなくて本屋に寄ったりしてみたものの日頃の疲れなのか直ぐに家に帰り横になる
19時まで時間は沢山ある、段々まぶたが落ちていくのを感じて11時仮眠──