challenge

5.make love セックスをする

2025/10/02 09:53
【お題】ダンデ×ソニア


「え……ちょ、待って……」
 弱々しくか細い声。ダンデは震えるソニアのくちびるから漏れたそれに、全身を硬直させた。
 いままさに、自分の下に組み敷いた恋人のやわらかな肢体は、あられもない格好で横たわっている。思う存分その肌を堪能して、邪魔な布を一枚一枚楽しんで取り去り、しかるべきところでは十分に時間をかけて丁寧に愛撫して、お互いに初めて同士にしては、至極順調にコトが進んでいたはず。
 現に、ダンデの興奮も最高潮に昂って、準備は万端に整っている。全身が熱くなり、滴る汗が鬱陶しくなったので、子猫のような高い声で鳴くソニアから一瞬だけ離れると、手早くシャツを脱ぎ捨てた、まさにその開放的な瞬間、ソニアは言った。
 待って、と。
「ソニア……」
 まさにここぞというタイミングの制止に、ダンデは思わず獣が唸るような音階の声で名を呼んだ。それに、ソニアはびくりと身体を震わせる。怯えたような表情に、ダンデは興奮に赤く染まっていた視界をクリアにするため、一度強く目を閉じた。
 ふう、ふう。試合前のメンタルコントロールの時の癖で、短い息を数度つく。それからゆっくりと瞼を開くと、相変わらずあられもない格好のソニアが、全身を赤く染めてこちらを見上げている。
 潤んだまなざし。
 興奮に震えるくちびる。
 こちらを求めるような、崇めるような、なんともいえないその表情に、ダンデは拍子抜けした。
「……ソニア? 大丈夫か?」
「……ダンデくん、きみ……」
「お、おう」
「きみ、……なんっていいカラダ……」
 我慢できないとばかりに、ソニアがそっとその手を伸ばす。ダンデはされるがまま、そのむき出しの胸筋に彼女の細い指が絡む快感に耐えた。
「ああ、なんて素敵な大胸筋……理想的な僧帽筋……この、前腕群筋の筋がセクシーだよ、ダンデくん……っ」
「……ありがとう」
「待って、このけしからん腹直筋……これはもう、芸術じゃない? 上部から下部への滑らかな張り、手のひらの下に感じる、確かな弾力……」
「っ……あり、がとう」
 夢中になってまさぐる場所が、ダンデの忍耐を容赦なく試してくる。ダンデはぶるぶると筋肉を震わせて、ソニアの上で耐えに耐えていた。
 ソニアは、汗が光るダンデの褐色の肌をうっとりと見つめて、恍惚と囁いた。
「こんなに素晴らしい肉体美、一晩中でも鑑賞したい」
「勘弁してくれ」
 ソニアの瞳に恐怖もためらいもないことを辛うじて確認して、ダンデは忍耐の太い綱を一気に手放した。


コメント

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  • シャウラ2025/10/02 17:36

    言葉に失礼があったらごめんなさい、先に謝っておきます。

    ちょw ソニアちゃんそれはないわwww
    と思ったのは私だけでしょうかねw
    なんだろう、エロなのにエロっぽくなくて笑って読めるの楽しい😆

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    • 由紀ちぐわ2025/10/02 21:58

      シャウラさん、コメントありがとうございます!
      失礼なんてとんっでもない!むしろ、すっごく馴染みのある雰囲気やタイミングのお言葉に嬉しくってニヤニヤします〜😊

      いや、このお題で1000文字って、無理ゲーですよ!?w
      苦肉の策で、いざ!の瞬間の一幕でしたが…ダンデの受難ともいえる作品にw
      最大限のタイトル回収をめざしつつ、あと9000文字くらいあったらなぁ!と思っていただけたら嬉しい♥️

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