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ダンソニ長編【寄れば零れる恋のあや:第二章 求めよ、さらば与えられん】

2026/05/04 10:56
【お題】ダンデ×ソニア



「こんにちはぁ、ソニアさん!」
 明るくはじけたユウリの声に、ソニアはパッと笑顔を浮かべた。白衣をひるがえして玄関へ向かうと、先んじて客人を歓迎していたワンパチが、ユウリと傍らに立っていた相棒のインテレオンを相手に、短い尾を懸命に振っている。
「いらっしゃい、ユウリ~! 来てくれてありがとね!」
「いえいえ、こちらこそご招待感謝ですよぉ~。せっかくのオフなのに、だ~れも遊んでくれなくって寂しかったので、ソニアさんの顔が見られて超ラッキーです」
 ユウリは、先月の防衛戦で見せた鬼気迫る女王の顔とは、打って変わった穏やかな様子でのほほんと笑う。ソニアはお土産のフルーツタルトを礼を言って受け取ると、ワンパチに絡まれながら温室の方へ遊びに行くインテレオンに、ポケモン用のおやつを与えてから、お茶の支度を始めた。
「そっか、いまホップも忙しいもんね」
 湯気の立つ紅茶をゆっくりとカップに注ぐソニアの言葉に、キッチンまでついてきていたユウリがちいさく頷く。
「そうなんですよぉ。九月からの王立アカデミア入学の準備とかで、バタバタしてるって……」
「そうだね。先月条件付きで合格貰って、いまが正念場なんだよね。ホップの場合、ヨロイ島でのフィールドワーク実績がかなり高評価だったけど、基礎学力補完プログラムのレポート提出がギリギリで、その出来によって正式に合否が決まるの。まあ、あの子のことだから合格は間違いないだろうけども、この辺の結果が入学後のルートも左右するから、気合入れるっきゃないでしょ」
 ソニアが言って、やわらかく笑う。ユウリはその顔を見上げて、わずかに不安げだった眉をほどいてほほ笑み返した。
「そですよね。だから、わたしもいまは、邪魔しないようにしてるんです。ホップにはがんばってほしいから……」
「うんうん、ユウリの気持ち、ホップには届いてるよ! さあ、お持たせだけど食べよう、ユウリ」
 フルーツタルトをテーブルに運び、手作りのフィナンシェも添えてティータイムが始まった。楽しげに近況報告を交わすユウリが、こくんと紅茶を飲み込んで問う。
「それで、なんで急にメタモン研究なんですか?」
 テーブルの上に置いたボールには、ユウリの手持ちのメタモンが眠っている。ソニアの要請に、いちもにもなく快諾してくれた彼女が連れてきたメタモンは、これからしばらくソニアの研究に協力する手はずになっていた。
 ソニアは改めて居住まいを正し、博士の顔で言う。
「うん、まずはメタモンの協力を快諾してくれてありがとう、ユウリ。珍しいポケモンだから、わたしの伝手でもメタモンを飼育している関係者が少なくって、助かったよ」
「全然だいじょうぶです。でも、ソニアさんのいつもの研究テーマとは、だいぶ違うから、ちょっと不思議で……」
 ユウリが小首を傾げて問うと、ソニアは若干苦笑じみた笑みを浮かべた。
「うぅん、そう言われると、なんというか……ざっくり言えば、お酒の席の勢い、ってのもあるんだよねぇ」
「誰かからの依頼なんですか?」
「うん、先月パルデアに、結婚式でお呼ばれした時にさ……」
 そう言って、詳しく語るソニアの説明を聞き終えたユウリは、なるほどぉ、と頷いた。
「ポケモン同士の好意感情を、タマゴの謎に絡めて、さらにそこからメタモン研究につなげたんですか。なんか、ソニアさんらしいぶっ飛び具合ですねぇ」
「うっ、それは言わないお約束だよ、ユウリ」
「あはは、ジョーダンですよぉ。でも、すごく面白そうではあるんだけども……うちのこ、ちゃんとお役に立てるかなぁ?」
 言いながら、ユウリはテーブルの上のボールを掴んで、そっと放った。中から現れたメタモンが、プルンと弾力性のある身体を揺らしてふたりを見上げる。その毒気の抜ける顔に、ソニアがあはは、と笑った。
「心配ないよ。ただ、ちょっと脳波とか波動とか、色々な条件下の生態調査になるから、窮屈な思いはさせちゃうかも……この子、拘束とか怖がらない方かな?」
「う~ん、だいじょうぶだと思いますけども……メタモン、ちょっとだけ我慢できる?」
 ユウリの優しい問いかけに、メタモンはいつも通りの気の抜けた表情でにこりとする。通じているのかいないのか、いまいちわからないその反応に、ソニアは素早く立ち上がった。
「まだ本格的な機材は準備してないんだけど、とりあえず電極パッドを付けてみようか。嫌がるようならほかの手段も考えるし。いいかな、ユウリ?」
「はい、だいじょうぶです。おいでメタモン」
 プルンとした身体を抱き上げて、ユウリがソニアの後に続く。研究所の奥にある実験ブースには、ポケモン用の脳波計や、バイタルモニター、ルカリオ由来の波動センサーなどが常備されていた。
 ソニアは電極パッドを簡易な機材に繋ぎ、ゆっくり丁寧にメタモンの身体にそれらを装着していく。
 実験台の上で、ぽちょぽちょとパッドに繋がれるメタモンは、ひとつ、またひとつと増えていくそれに、徐々に落ち着かなくなっていった。そわそわと身体を収縮させながら、不安げにユウリを見上げるメタモンに、ユウリは優しく歌うように囁く。
「平気平気、メタモン。怖くないよ、だいじょうぶ。痛くないでしょ? くすぐったいかな? 終わったら、美味しいおやつをあげようねぇ」
 その声音に、メタモンの表情が徐々に緩んでいった。ソニアはすべての電極パッドをつけ終えて、メタモンの様子を慎重に窺う。
「……いまのところ、だいじょうぶそうだね。ちょっとこのまま、どのくらいじっとしていられるか確認させてもらってもいいかな?」
「はい」
 メタモンの表皮を撫でながら、ユウリが頷く。メタモンは、時折プルプルと身を震わせるが、おおむね穏やかにじっとしていた。
「……そういえば、ソニアさん。ちょっと聞いてもいいですか?」
「んー? なあに?」
 PCを立ち上げて、簡単な神経波の測定画面を起動させたソニアに、ユウリがまっすぐ問いかけた。
「最近、ダンデさんとは会ってますか?」
「――ふぇっ?」
 思わず情けない声をあげて、ソニアが肩を揺らす。その動きに、ぷるりとメタモンの身体が揺れて、神経波のスペクトルがブレた。
「なっ、なに急に?」
「えっと……最近、バトルタワーの方が忙しいとかで、リーグの方に全然顔を出さないんですよ、ダンデさん。で、タワーの方にバトルの調整で行くと、なんというか……大分お疲れというか、余裕のない感じなので、ソニアさんにも会えてないのかなあ、って思って」
「え、そなの?」
 思わず素で出たソニアの驚き声に、ユウリがこくりと頷く。
 そう言われれば、パルデアに行く前の月、アポなしのニアミスで研究所に来た、というメッセージの後、全然会えていない。短いメッセージや、ビジネスライクの連絡は相変わらずあったが、それも随分簡素になっていた。
 パルデアに行ったことで、だいぶガス抜きができていたソニアは、そのわずかな変化に気づかずにいた。人づてにダンデの様子を聞くのは幼馴染として寂しくもあるが、ダンデの立場上、いまが踏ん張り時であることも理解できる。
 ソニアはコホン、と咳払いをして、居住まいを正した。
「ダンデくんも、いまが大事な時なんだよ。わたしのところに来てる暇なんてないだろうし、そもそもわたしに会おうが会うまいが、ダンデくんの生活に関係ないっていうか……」
「そんなことないですよ!」
 思いがけず力強く言うユウリに、ソニアがびくりと肩を震わせる。合わせて、メタモンの身体もぶるりと揺れた。
「ダンデさんにとって、ソニアさんに会いに来ることは、なによりも大事な息抜きだったと思います。じゃなきゃ、あんなに時間に追われてる人が、寸暇を惜しんでここに来ません!」
「え、でもそれは、論文とかポケモン情報とかが欲しくて……」
「それだけなはずないじゃないですかぁっ」
 ユウリが握りこぶしを作って力説する。
 傍目にもじれったいほどに想い合っているような兄と師匠が、忙しさに紛れて全然会えていないみたいだ、とホップが零しているのを聞いてから、ユウリは大好きな年上のお姉さんに、コイバナを仕掛ける機を狙い続けていた。
 正直、未だにどうしてくっついていないのか謎なほど、ソニアとダンデの距離は近い。ダンデは文字通り分刻みのスケジュールの隙をついてせっせと研究所に通っていたし、その目的はソニアが言うような、味気ないものだけでは決してない。
 当のソニアがそれに気づかないのは、自分に対するダンデの態度を、完全に『幼馴染』のものだと決めつけているような、不思議な頑なさがあるからだ。
 ソニアとダンデの歴史がどういうものなのか、詳しいことはユウリにはわからない。過去になにかがあって、ソニアのこころに強力な「てっぺき」が生まれたのかもしれないが、時間は流れ、未来は変わるのだ。
 事実、博士になって以降のソニアには、少しずつダンデに対する態度に変化が生まれていた。最も顕著なのは、その視線。追いかけずにはいられない、というほど一途に、ダンデの姿を探すソニアを、ユウリは一度ならず目にしている。
 あと一押し。きっと思いもよらないほどあっさりとしたきっかけで、この不器用な年上の幼馴染同士は、世にも幸せな恋人になれるのに。
 ユウリは少女らしい無邪気さで、素敵な恋の始まりのためにせっかちに動いた。
「ソニアさん、ダンデさんのことが好きですよね!?」
「ふぁっ!?」
「だって、そうじゃなきゃあんな顔しないもん。バレバレですよぉ」
「あ、あ、あんな顔!? なにそれ詳しく! いや、違う、そうじゃなくてそれは誤解っていうか、あの、好きっていっても幼馴染的な……」
 思い切り動揺するソニアが、手元のPCに闇雲な数値を打ち込む。その挙動に、メタモンが不満げにプルプルと揺れていた。
「幼馴染としても、男の人としても、好きなんですよね!?」
「う、うぅんと、ユウリ、ちょっと落ち着こうか」
「わたしは落ち着いてますよぉ……」
 諭すようなソニアの困り顔に、ユウリは少しだけ冷静になって顔を赤くした。慣れないコイバナに、ちょっとだけ浮足立っていたのかもしれないと、ようやく反省する。
 でも、ソニアの幸せを、ダンデの安定を願う心は、本物だから。
「……いきなり不躾だったことは謝りますけども、このままじゃ、なんかダンデさんも辛そうだし、ソニアさんも悲しそうだし……」
 しゅんと肩を落として、ユウリが呟く。その素直な様子に、ソニアはドキドキと跳ねる心臓を抑えながら、努めてゆっくりと口を開いた。
「あのね、ユウリ……その、心配してくれるのは嬉しいよ。でも、わたしとダンデくんじゃ、釣り合わないっていうか、お話にならないじゃない?」
「え?」
「仮に、仮にだよ? わたしがダンデくんを好き、だったとしても……ダンデくんは、わたしのことなんか好きにならないよ。あんなに輝いてて、あんなにすごいことができるひとだよ? ほかにもっと素敵で、もっと素晴らしい相手がいるよ……」
 情けないことを言っている。ソニアは、いつの間にかこぼれてしまった弱気な本音をごまかそうかと、懸命に頭を働かせたけれど、目の前で眉を寄せるユウリのまっすぐな眼差しに、なにも言えずにただ俯いた。
「……確かに、博士になったことで、ダンデくんに近づけた、って思った時もある。でも、結局わたしじゃダンデくんには追い付けない。肩書だけあったって、つり合いが取れるわけじゃないんだって痛感したんだ」
「……」
「情けないこと言ってる自覚はあるよ。でもさ、十年無敗のチャンピオンなんて、とんでもない相手だもん。しがない新米博士には、まだまだ手が届かない……」
 その言葉を遮るように、ユウリが素早く動いた。
 ソニアのほっそりとした手をぎゅっと掴んだユウリは、驚く彼女のエメラルドの瞳を覗き込むように、ぐっと背伸びをする。
「チャンピオンだって、恋をするんですよ、ソニアさん!」
「!」
「チャンピオンだって人間だもの、好きなひとに好きって言われたいんです! でも、それで、とんでもない相手だとか、すごすぎて釣り合わないとか、そんなふうに逃げ腰になられたらすっごく悲しい! 好きなら好きだけでいいの……その気持ちだけが欲しいんだもん!」
 泣きそうに揺らぐユウリの瞳は、こっくりとまろやかな、ミルクを溶かしたような深い琥珀色。不思議な輝きを宿すそれから目が離せずに、ソニアは息を呑んだ。
 ユウリは幼さの残るまるいほほをもも色に染め上げて、プルプルと震えている。普段はおっとりと穏やかで、決してひとのこころに無遠慮に踏み込むことのない謙虚な人柄の彼女が、ここまで強い言葉を発することに、ソニアは驚き戸惑い、けれどすぐに、彼女の淡い恋心を思い出した。
 伝説のチャンピオンを降した十五歳の少女。世間が持て囃し、担ぎ上げた玉座に座る彼女は、何者でもなかったころからずっと、一途にひとりの少年を想っている。
 その、純粋で壊れやすい、けれど決して揺らがない恋を知っているから、ソニアはユウリの激情を素直に受け止めた。
「……わかったよ、ユウリ」
「ソニアさん……」
「そうだよね、チャンピオンだからって、勝手に遠巻きにされるのは悲しいよね。わたしが卑屈だった。ごめん」
 さらりと黄昏の髪を揺らして、ソニアが睫毛を伏せる。ユウリは泣きそうな顔で首を振った。
「わたしこそ、ごめんなさい! ソニアさんには、ソニアさんの事情があるのに……」
「うん。ユウリの事情と、わたしの事情は違うから、全部同じには考えられない。でも……少なくとも、わたしの弱音はユウリに刺さるものだった。だから、ごめん」
「……」
 年上らしく、鮮やかな包容力でそう告げるソニアを、ユウリは潤んだ瞳で見つめる。ソニアはユウリのやわらかな髪をそっと撫でてやりながら、苦笑じみた笑みを浮かべた。
「でもさぁ……確かに、チャンピオンだって恋をする。ダンデくんだって……まあ、いつかは誰かに恋をする? かも。でも、それがわたしである可能性は低いんだよ」
「ど、どうして?」
「う~ん……どうしてって言われると、上手く説明しづらいんだけどね。そう思うんだ、としか言えないかなあ」
 どこまでも後ろ向きなソニアの頑なさに、ユウリはだんだんと頭が痛くなってきた。
 けれど、ソニアの思い込みや先入観を、それは違うと否定できる材料もない。ダンデの気持ちも、ユウリやホップの勘違いである可能性だって否めないのだ。
 結局、恋愛は当事者同士の問題で、ユウリがいくら声をあげたって野暮な詮索にしかならない。
 わたしって、本当にこどもっぽいなあ……。思わず恥ずかしくなったユウリが俯いて、ぽつりと呟いた。
「……好きって気持ちが、目に見えればいいのに……」
 その、ちいさくかすれた呟きは、けれど正真正銘、本心からのもの。

 ――ユウリのこころが発するその強い願いに、思いがけないものが激しい反応を見せた。

「えっ!?」
 突然、メタモンに繋いでいた電極パッドからのスペクトルパターンが大幅にぶれた。PCが警告音を発したと同時に、驚いて振り返るソニアの顔面に、なにかが覆い被さる。
「……っ! っ、ぷぁ、はっ!」
「ソニアさん!? ダメ、離れて、メタモン!!」
 ソニアの頭を包み込むように、メタモンが液状に広がっている。もがくように動くソニアが、PCにぶつかって金属音が響いた。
 ユウリがメタモンを掴もうと腕を伸ばした瞬間、かれは眩しい光を発し、思わず目をつぶる。ほんの一瞬の後、激しくせき込むソニアの声にハッと顔を上げたユウリは、髪を乱して机に手をつくソニアに、慌てて声をかけた。
「そ、ソニアさん、だいじょうぶですか!?」
「う、うん……けほっ、一瞬息が、できなかったけど……だいじょうぶ、なんともないわ」
 言いながら、ソニアは確かめるように頭を押さえ、少しだけふらつく視界に目を凝らす。
 メタモンに視覚、聴覚、嗅覚を阻まれて、声も出なかった瞬間、なにか得体の知れないものが、頭の奥に流れ込んできたような感覚があった。けれど実際には、なんの痕跡もなく、違和感も消えている。
 ほんの一瞬の現象に、ソニアはなんとか説明を付けようと眉を寄せる。視線の先では、電極パッドにつながれたままのメタモンが、平和な顔でプルプルと揺れていた。
「ソニアさん、本当にごめんなさい……こら、メタモン! ダメじゃない、危ないことしちゃ!」
 ユウリが真剣に怒ると、メタモンはわかっているのかいないのか、ぷるりと震える。ソニアはやれやれと肩を竦めながら、乱れた髪に手を伸ばした。
「まあまあ、なんともなかったから気にしないで。ずいぶん長い間拘束しちゃったし、メタモンも癇癪起こしちゃったのかな……」
 ソニアがそう言った瞬間、温室の扉が忙しなく開く音が聞こえてきた。ワンパチたちが、何事かと駆けつけてきたのかな、とそちらを見やると、常に冷静沈着な様子のクールなエージェントポケモンが、バタバタと足音高くこちらにやって来るのが見えた。
「インテレオン?」
 ユウリの相棒ポケモンは、主人のもとではなく、真っ直ぐにソニアのもとに駆け付けて、そのまま優雅に片膝をついた。長い手足を折り曲げて、まるでソニアにかしずくようにするその光景に、ソニアとユウリが目をまるくする。
「うぉれん……」
 おおきな瞳をとろりとさせて、インテレオンが喉を鳴らす。聞いたことがないような、低く震えるその鳴き声に、ユウリが困惑気に声を上げた。
「え? え? なに、どうしたの、インテレオン」
「うぉれぉん、うぉん……うぉれん」
 そっとソニアの手を取りながら、インテレオンがなにかを切々と訴えているのがわかる。いつもはクールに半眼を閉じている瞳が、まるで熱に浮かされたようにうっとりととろけていて、これはただ事ではない、と、ソニアは息を呑んだ。
「ユ、ユウリ……なんか、インテレオン、めちゃくちゃ王子様みたいなんだけど……気のせい?」
「い、いえ、わたしもそう思います……てゆうか、初めて聞くよぉ、そんな声! インテレオン、どうしちゃったの!?」
 困惑したユウリが思わず叫んだ時、研究所の玄関の方から、おおきな音が響いてきた。



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