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ダンソニ長編【寄れば零れる恋のあや:第一章 パルデアナイト】

2026/05/03 10:48
【お題】ダンデ×ソニア



「ワオワオ~! めっちゃキレキレですわな、ソニア! ワシもうヘトヘトだよー、ちょっぴり休憩タイムプリーズ!」
「えー! まだ踊れるでしょーセイジさん! その筋肉は伊達ですかぁ」
 華やかなエメラルドグリーンを指し色にしたドレスに身を包み、ソニアはくるくると楽しそうに踊っている。その相手を務めているスマートな男性は、特徴的な剃りこみを入れた坊主頭が厳つさを演出しつつも、甘く整った顔立ちが人懐っこさを強調する、なんとも魅力的な人物だった。
 ソニアが招待されたパルデアの結婚式は、テーブルシティの一等地にあるガーデンレストランを貸し切って行われていた。教会での挙式が昼前に始まり、そのままレストランに移動してのカクテルタイム、披露宴、そしてダンスパーティーと、和やかで肩ひじ張らない雰囲気ながらも、延々十時間ほど続いている。
 ソニアは旧友である新郎新婦に祝福のあいさつをして、知り合いばかりの輪の中で久しぶりにこころからはしゃいでいた。ガラルではそこそこ名の知れた新進気鋭の博士だが、この場所ではただの『研究員ソニア』でしかない。若気の至りを知り尽くした友人たちとの遠慮のないやり取りは、日々の疲労を魔法のように溶かしてくれた。
 そして、同じテーブルについていたのが、一番世話になった先輩であるジニアと、新郎の友人で、偶然にもジニアと職場を同じくする、オレンジアカデミー言語学教師のセイジだった。
 今日が初対面にもかかわらず、最強のコミュニケーション能力を誇るセイジと意気投合したソニアは、先ほどからぶっ続けで踊りまくっている。いい感じに酒が回ったうえ、日ごろの疲労が脳内物質を多量分泌しているのか、ソニアは目に見えておかしなテンションだったが、十時間にも及ぶ一連の結婚式の締め、無礼講のダンスパーティーの最中では、誰もかれもが似たような有様だった。
 まるでティーンエージャーに戻ったようにはしゃぐソニアを引っ張って、ダンスホールの隅にあるテーブルへ戻ってきたセイジは、降参、というように両手を広げた。
「ヘトヘトセイジのイッチョアガリだなー! 元気アリあまってるお嬢さん、水分補給しなきゃノンノンだよー!」
 めろりとしたラテン系イケメンの面目躍如のように、甲斐甲斐しくソニアの世話を焼くセイジのために、テーブルでにこにこと会場を見守っていたジニアが椅子を引いた。さらに、その傍らにソニアを座らせる。
「あははあ、ソニアくん、ちょっと休んだ方がいいですねえ。クラベル先生が、あっちの隅から目を光らせてますよお」
「うげっ」
 言われて、ソニアは恩師の監視の目にびくりとすくみ上る。実際には、クラベルの方でもやんやの盛り上がりを見せているので、無粋な視線を送ってきているわけではない。
 ジニアは人好きのする笑顔を浮かべながら、ソニアの視界を遮るように身をかがめた。
「今日はおめでたい日ですし、ちょっとくらいハメを外したって問題ないですけど、ちょおっと飲みすぎかもですねえ。明日に響いちゃいますよお」
「だいじょーぶですぅ、明日もパルデア泊りですんで! 研究チームの子たちと遊ぶんですよぉ」
 赤い顔を冷水のグラスで冷やしながら、ソニアがくふくふと笑う。危なっかしい後輩の様子に、ジニアは困ったようにほほ笑んだ。
「そうですかあ、でも、そろそろお酒はやめにしましょうねえ。ほら、新鮮な果実ジュースはいかがですかあ。パルデアは果物が美味しいですし、おススメですよお」
「オー、ジニア先生がヒトのお世話するの珍しいこっちゃねー!」
 褐色の肌にじんわりと汗をにじませて、首元をくつろげた伊達男がとろりと笑う。セイジの言葉に、ソニアはわずかに胸を張った。
「なぁに言ってんですかぁ、ジニア先輩は、もともとすんごい面倒見のいいひとですよ! ねえ先輩、その節は大変お世話になりましたぁ!」
「いえいえ、そんなあ。ていいますか、ぼく学校の先生ですよお。いまもみんなのお世話してると思いますけどお……」
「それもそうですなー! でもなんか、ヤッパ先輩後輩ってのはトクベツな感じしなくなくもなくない? オフタリは、カレカノだったりするのかいな?」
 果実酒にくちびるを湿らせたセイジが問うのに、ジニアはけろりと笑う。
「あっはっはあ、まさかあ。ソニアくんには、故郷にいいひとがいますよお、ねえ?」
 屈託ない様子の彼が水を向けた瞬間、ソニアが猫のように光るエメラルドの瞳をうるりと潤ませる。酔っ払って喜怒哀楽が激しくなった彼女は、わっと大げさにテーブルに突っ伏した。
「いいひとなんていなーい!! どうせわたしのかたおもいだもーん!!」
「おおっと、ワシの大好物キタコレですなー! コイバナ大歓迎だよソニア! ワシも、ワイフとの馴れ初め教えちゃうよー!」
 俄然興味を持ってきたセイジが、ずずいと椅子を近づける。ソニアは涙目になりながら、ホシガリスのようにほほを膨らませた。
「既婚者の惚気は聞きたくないです! それでなくても、ツライ片想いなんだからあ……」
「えー、ソニアくん、それってあれですかあ、例の幼馴染の……」
 ジニアが言うと、ソニアは目をまるくしてうろたえる。
「えっ!? じ、ジニア先輩、なんでそれ知って……」
「昔、きみと同室だった子からちょこっと聞いちゃいましてえ。でもまさか、いまもずーっと継続中とは思いませんでしたあ。一途ですねえ、ソニアくん」
 にこにこというジニアに、ソニアはうぐぐと顔を伏せる。酔いのせいではなく真っ赤になった彼女に、セイジが気やすく声をかけた。
「なるほど、ロングロングタイムカタオモイとな! ワシそういうの大好きだよもっとプリーズ!」
 騒がしい周囲の喧騒の中、女子高生のようなノリでグイグイ迫ってくるセイジに根負けしたソニアが、ぽつぽつと語りだす。
 五歳の出会い、十歳の別れ、そこからのそれぞれの道……さすがに相手がガラルチャンピオンだとは明かせなかったが、しがない研究者のタマゴだった自分とは、住む世界が違ったのだと述懐した。
「それで……晴れて、ポケモン博士になれて、これでようやく対等になれたかと思ったんですけどぉ……相手もどんどん先に行っちゃって、全然まったくちっとも近づけないんですよ!」
「ふむふむ~、ポケモン博士よりもずっと先に行くなんて、相手はだいぶバケモノじみてまんなあ!」
 素直に驚愕するセイジに、ジニアも頷く。
「そうですねえ、でもなんか、ソニアくんもずいぶん相手に圧倒されてるというか……そんなにすごいひとなんですかあ」
「そんなにすごいひとなんです! わたしだって、死に物狂いで博士になって、これでも新進気鋭の若手とかって持ち上げられたりもしてるんですよぉ! でも、ぜんっぜん敵わないし、どんどん先に行っちゃうし……もう、どうしたらいいの~~……」
 しおしおと肩を落とすソニアに、セイジがにっこりと邪気のない笑顔を見せる。
「セイジが思うに、オヌシはオサナナジミとの関係性にビビりまくってまんなー! もっとフレキシブルに動かんとノンノンだよー!」
「フレキシブル……」
 ソニアが酒精に潤んだ眼差しを上げる。切れ長の瞳を優しくほほ笑ませたセイジは、口調とは裏腹に、親身な様子で言った。
「ソモソモ、敵わないとか先行っちゃうとか、ソニアはなにと勝負してまんの?」
「えっ……」
 あっさりとした問いに、けれどソニアは核心を突かれたように絶句した。
 どうしてもぬぐえない劣等感と焦燥感。それは、チャンピオンダンデの光に焼かれて恋心を殺し続けてきた長い歴史があっての反射的な感情で、ソニアにもうまく説明できない。
 彼女のうろたえた様子に、セイジはにっこりと太陽のような笑みを浮かべた。
「思い切って一歩踏み出すドキョウも大事でんがな! 案外ボール投げちまえば、サクッとゲットしちゃえるかもよ!?」
「そんな簡単にぃ……」
「人生ケ・セラ・セラ! ワシだってワイフにアイラブユーする時、緊張でチビリソウだったもんなー! でも、思い切ってトットキのマスターボールぶん投げて、ばっちりゲットしましたがな! ワシの人生最大のハピネスは、ワイフに会えたことだとダンゲンできるよー!」
 屈託のないセイジの惚気に、ソニアは正真正銘羨ましそうに眉を寄せた。
「いいなぁ~~~~~……」
 その、見栄も毒気もない素直な感想に、年上の男性たちが思わず失笑する。まるで少女のように他愛無く、恋心に振り回される様子のソニアに、ジニアはのんびりと言った。
「まあ~、行き詰っているときにいくら悩んだって無駄って場合もありますしねえ。こういう時、ぼくら研究者はガラッと思考を切り替えるのがいいと思うんですよねえ」
「オー、なら今度は、ワシのお悩み相談、いいかなー?」
 セイジがずいっとテーブルに身を乗り出す。まるで内緒話をするような雰囲気に、気を取り直したソニアが視線を上げ、ジニアが六角形の眼鏡を光らせた。
「ジニア先生にはオナジミの、ワシのパモさんのことだよ! ワシには大分こころオープンでベリーベリー可愛いけども、このままナカマと仲良しせんでもイイもんか、悩みまくり!」
「ああ~、パモさんですねえ」
 ジニアがうんうんと頷く。ソニアが聞くと、野生のポケモンに襲われて学園に迷い込んだパモを保護し、なんらかの事情から声が出せなかったかれの世話を優しく焼くうちに、ついにセイジの前で鳴き声をあげた、という、とてつもなく可愛く尊いエピソードだった。
「このままセイジとスエナガク暮らすのは決定事項! ただ、それとは別に、パモさんはパモファミリーとも交流した方が、なにかと安心できる気がしないでもないんですよなー!」
 難しそうに小首を傾げるセイジに、ソニアはあっという間に『博士』の顔に切り替わって言う。
「なるほど。野生に戻さないのは問題ないけど、同種個体との没交渉が、生体としての機能に影響しないかどうかは、未知数ですもんね」
 それに頷きを返しながら、ジニアもふわりと笑った。
「いまはまだ、パモさんはセイジ先生の優しさに慣れていく段階で、それほど急ぐ必要はないと思いますけどねえ。それでも、パモさんの可能性を考えようとするセイジ先生は素晴らしいと思いますよお」
 のほほんとした言葉に、セイジは珍しく照れたように、褐色の肌を上気させた。
「そんなにオダテると、セイジも木に登るよー! でも、パモさんのためになにが一番いいか、ここはカンガエドコロだからね!」
「幸い、学園にもテーブルシティにも、ポケモンたちはあふれてますから、ちょっとずつ慣れるためにも、いきなり群れに接触させるより、まずは仲のいいお友達を作るのがいいかもですねえ」
「オー、パモさんにもワイフでんな!?」
 セイジが明るく叫ぶと、ソニアはわずかにずっこけながら言う。
「いやいや、別にワイフじゃなくても……って、いや? それが一番手っ取り早い、のかな?」
 気の合う同種個体ならば、友達でもツガイでもいい。でも、セイジのパモさんのように、一度怖い思いをしているポケモンにとっては、より深い結びつきの相手を作る方が、こころの傷に効くのではないだろうか。
 すでに、セイジとの間には絆があるようだ。ならば、同じポケモン同士のツガイを見つけられれば、より精神が安定するかもしれない。
 研究者らしく思考を遊ばせ始めたソニアと同じく、ジニアも小首を傾げながら唸る。
「ツガイですかあ。タマゴを産む目的がない限りは、トレーナーのいるポケモンがツガイを作るのは難しいかもですねえ……でも、ポケモンの好感情、恋愛感情のようなもののメカニズムがわかれば、今後パモさんのように、群れから外れた野生の子たちの保護にも役立つかもしれませんねえ」
「イッチョ、研究してほしいよー!」
 ワクワクと嬉しげなセイジに背中を押され、ソニアとジニアが目を合わせる。まるで昔に返ったように、互いの瞳の中にうずうずとした好奇心が見て取れた。
「でもそもそも。ポケモンに恋愛感情ってあるんでしょうか?」
 早速ソニアが口火を切る。すっかり酒が抜けたような顔で、真剣に問題提起をする彼女に、ジニアもふむ、と腕を組んだ。
「それは未だに未知の領域ですねえ。好悪の感情はありますが、恋愛感情となると……まず、なにをもって『恋愛』となすのか。これは、ポケモンのタマゴを研究している先駆者たちも頭を抱える命題でしてえ」
「そもそも、ポケモンの『タマゴ』は、ヒトや他の生物のように、生殖が必須の現象じゃないですしね。『有性生殖』よりも『無性生殖』に近い……というよりも、『産んだ』のではなく、どこかから『運ばれてきた』という説まであるし」
「運ばれてきた? コウノトリさんですかいな?」
 セイジの問いに、ソニアは難しげに眉を寄せる。
「いいえ、残念ながら実際に『何者かによってタマゴが運ばれてきた』という現象は確認されていません。でも、ポケモンのタマゴを扱う機関……ガラルでいえば、預かり屋というシステムですけど、それらの報告からも、人間が目視できる状況下での産卵や托卵は確認できていないんですよ。つまり、現状なにもかもが、謎」
 ふう、と一息ついて、さらに続ける。
「もっと不思議なことに、著名な博士の研究では、タマゴの殻は土や植物の繊維で作られており、幼児を安全に育てる『保育器』の役割を担っているのではないか、という仮説まで提唱されています」
「ホイクキ?? えっ、アレは鳥とかが育ててる『卵』とは、違うんですかいな?」
「違いますねえ」
 ソニアの後を引き継ぐようにのんびりと頷いて、ジニアはゆっくりと優しい言葉で続ける。
「セイジ先生が言うように、鳥類や魚類なんかでいう『卵』は、母体が体外に排出した状態の繁殖方法で、体内か体外かの差はありますが、受精行動が必須ですねえ。でも、ポケモンの『タマゴ』は、それらとは全く性質が異なる現象なんですよお」
 そこでいったん口をつぐみ、ダンスパーティーの喧騒に流されないように、ちょっと顔を近づけて続ける。
「つまり、ポケモンの繁殖とは、他の生物とは違い、『遺伝子を継承した個体が生まれる現象』ではなく、『種の情報が安定して顕現した状態』である……と、仮説が立てられますかねえ」
 丁寧に言うジニアの言葉は、けれどセイジの眉を曇らせた。
「ドユコト? オヌシら、ちょっとは手加減プリーズだよー! セイジはそこまでジーニアスではないよ!」
 くちびるを尖らせる成人男性に、ソニアはあはは、と笑う。
「ちょっと面倒臭い話になっちゃいましたね! まあ要するに、ポケモンの繁殖にはまだまだ謎がいっぱいってことなんです」
「それはオーケーだけど、そうすると、パモさんのワイフの話は……」
 がっかりしたように眉を寄せるセイジに、ソニアは気を取り直すように明るく言った。
「ツガイやタマゴの謎を解くのは難しいけど、パモさんを無理なく同種族に馴染ませるヒントなら、掴めそうな気がするんですよ」
「え、マジですかいな!?」
 パッと顔を上げたセイジに、ソニアは猫のように輝くエメラルドの瞳を細める。悪戯っ子の表情に、きらきらとした知的好奇心の光が差した。
「要は、パモさんが他のパモたちに『好かれる条件』を整えられないか? って話なんですけどね。つまり、先ほどジニア先輩が言っていた『種の情報が安定して顕現した状態』ってやつです」
「ハァン?」
 また小難しくなってきた話に、セイジが鼻を鳴らす。ソニアは研究者然とした口調で続けた。
「ポケモンがタマゴを顕現させる条件って、色々あるんですけど、相性も確実にあるんです。で、それをいわゆる『好意感情≒恋愛感情』だと仮定すると、どの相手とも安定的にタマゴを顕現させることができる能力って、限りなく『好かれる条件』に近いと思いませんか?」
 ソニアの問いに、セイジはパッと眉根を解いて頷いた。
「なるほどなー! タマゴを産むほど仲良しになれるルール、みたいなのがあるってことかいな?」
 理解が及んだセイジに、ジニアは嬉しそうに破顔した。
「そうゆうことですねえ。まあ、即興で考えついた仮説にすぎませんけど、結構いい線いくと思うんですよお。で、ぼくたちはすでに、その謎を解明するのに最適なポケモンを知っていますねえ」
「おお!? そのポケモンとはナンゾヤ!?」
「ずばり、メタモンでえす」
 ジニアがあっさりと告げる。セイジは目をまるくして、長い指をぱちりと鳴らした。
「アイシーユーシー合点承知! メタモン、アメージングなやつだね! 確かにあのファニーな顔からは想像もナッシングな生態だよー!」
 はしゃぐセイジににこにこと頷いて、ジニアは生徒を相手にするように、丁寧で優しい言葉で続ける。
「はーい、メタモンはとおっても不思議なポケモンですねえ。ほとんどの種族と安定してタマゴを顕現させられますし、必ず相手の遺伝情報を獲得できます。つまり、先ほどの仮説で言えば、『種の情報を確実に顕現できる』力があるわけでえす」
「そしてそれを、『ポケモン同士における好意感情』と仮定する……というわけで、メタモンの研究をすることが、相手に受け入れられるメカニズムの解明に光を当てられるかもしれない、てわけです!」
 ソニアが胸を張って締めくくると、セイジは感激したように目をキラキラとさせる。
「スバラシーでんな! ぜひオフタリにはガンバって謎を解明してほしいよー! セイジも協力はオシミません! なんでも言っておくんなまし!」
 その言葉に、ソニアとジニアが再び顔を見合わせる。熱くなって持論を展開していたが、話が具体的になってくると、改めて考えるべきことがあった。
「あ~……ぼくは、本職先生ですからねえ……すみませんが、あんまりお力にはなれないかもですう」
「ですよねぇ。わかりました、これはわたしが独自で手を付けてみます! 幸い、いま取り掛かってる研究案件もないですし……ただ、ちょっと門外漢なんで、進捗は遅くなるかなぁ~……」
 ソニアの言葉に、セイジはにっこりと柔和にほほ笑んだ。
「ノープロブレム! セイジもパモさんも逃げませんし、ソニアの気晴らしにもなればワンストーンツーバード! 気長にのんびり、ロングタイムかけましょうなー!」
「セイジさん……」
 どこまでも気さくに、明るくソニアの悩みを受け止めてくれるセイジの言葉に、ソニアは改めて感謝する。実際、鬱々と日々を過ごすよりも、毛色の違う研究にとりかかる方が、いまのソニアにはありがたい。
 早くもガラルに帰ってからの段取りを考えながら、ソニアは賑やかなダンスパーティーのリズムに合わせて心地よく揺れていた。



コメント

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  • シャウラ2026/05/08 16:52

    やっと読むだけの余裕と時間が取れるようになって来たので、ぼちぼち読ませていただきます。
    感想いっぱい書きたいけど、日記は文字数が少ないので違うとこで書くデンガナ、少々お待ちくださいまし。

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    • 由紀ちぐわ2026/05/08 20:20

      ワオワオシャウラさん!とってもアリガトウだよ―――!!!🤣👍✨
      みんな大好きセイジ先生(笑)ついつい癖になるこの語調…でも、実はすっごい難しくて、書いてる時はゲームテキストと首ったけでした~!ルー語ともまた違う味が…
      って、感想いただけるんですか!?ぎゃーうれしい!!!楽しみすぎる~💖
      シャウラさんもお忙しそうで、なかなか慌ただしげですが少し落ち着かれたようでなにより…ゆっくりと、隙間時間にのんびりと、お楽しみいただければ嬉しいです🥰🫶
      なんてったって、無駄に長いので…💦本当に無理せず、思い出したころに暇つぶしにしていただければ幸いです!

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