わたし。〜3〜
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夏が来ないかなあ、とも思うし、来なくても良いかなあ、とも思う。ううん、複雑な乙女ごころ。
なんて。乙女ごころなんか何処にあるんだか。
「あっつい、…」
いつのまにか一人呟く。白昼のヨコハマ。丁度太陽が高い時間、影が一番短い時間。探偵社への道のり。
今日は、夏休み直前なので、半日授業だった。だから早く仕事は片付けよう。直ぐに帰れるようにして…。西瓜、食べたいな。
すると、大きな手が突然肩に乗った。
「ユキ」
「はい!?って、国木田さんか…びっくりした」
「そこまで驚かれるとは思わなかった。すまん」
「いえいえ。然し奇遇ですね」
国木田さんは手を扇みたいにして、なんとか暑さを逃がそうとしていた。シャツの袖を肘の上までめくり上げて、理想手帳を確認する。
「今から社に戻ろうとしたところでな。お前もか?」
「はい。今日は半日授業だったんです」
「嗚呼、だから早いのか。仕事をしっかり頼むぞ」
「お、お手柔らかに頼んます…」
なんて。乙女ごころなんか何処にあるんだか。
「あっつい、…」
いつのまにか一人呟く。白昼のヨコハマ。丁度太陽が高い時間、影が一番短い時間。探偵社への道のり。
今日は、夏休み直前なので、半日授業だった。だから早く仕事は片付けよう。直ぐに帰れるようにして…。西瓜、食べたいな。
すると、大きな手が突然肩に乗った。
「ユキ」
「はい!?って、国木田さんか…びっくりした」
「そこまで驚かれるとは思わなかった。すまん」
「いえいえ。然し奇遇ですね」
国木田さんは手を扇みたいにして、なんとか暑さを逃がそうとしていた。シャツの袖を肘の上までめくり上げて、理想手帳を確認する。
「今から社に戻ろうとしたところでな。お前もか?」
「はい。今日は半日授業だったんです」
「嗚呼、だから早いのか。仕事をしっかり頼むぞ」
「お、お手柔らかに頼んます…」
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