夢小説
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えんじ色のソファに腰掛けながら、隣に座る恋人、カブさんにアイスを手渡す。二人並んでペリペリと封を開ければ、チョコレートでコーティングされた一口サイズのアイスが六つ。
あまりアイスを食べないというカブさんの反応が気になってちらりと視線をやるが、彼の表情よりも手元のアイスに目が行った。何と台形の形をしたアイスの中に、ハート型のアイスが紛れていたのだ。
「ハート型!」
「ん?珍しいのかい?」
「はい!私もまだ友達の写真でしか見たことがなくて……!」
興奮を抑えられずに、アイスのピックを持っていない方の手を思わず握り込むと、くすりと笑われる。
少し子供っぽかったかなと反省していると、目の前にハート型のアイスが差し出された。
「はい」
物欲しそうな顔をしていたんだろうかと顔から火が出そうになる。それに貰ってしまうのはなんだか申し訳ない。
「ねぇカラテアくん」
私がうだうだしていると、カブさんが優しく話しかけてくる。思わず元気良く返事をしてしまえば、またくすりと笑われた。
「僕のハートを受け取ってくれる?」
想像していなかったその言葉に、私は目を丸くした。なんでこの人はこんなに可愛らしい事を言ってしまえるんだ。
「……なんてね。恥ずかしい事言ってごめんね」
「全力で受け止めます!!」
私は食い気味にそう叫ぶと、ピックを掴む彼の手を勢いに任せて包み込んだ。
「……ふふ、カラテアくんらしいね」
照れたように笑うカブさんに「はい」と改めて渡される、ピックに刺されたハート型の小さなアイス。
食べるのが勿体ないけれど、溶けてなくなってしまっては元も子もない。
私はカブさんが優しい瞳で見つめる中、そのハート型のアイスを口の中へと放り込んだ。
あまりアイスを食べないというカブさんの反応が気になってちらりと視線をやるが、彼の表情よりも手元のアイスに目が行った。何と台形の形をしたアイスの中に、ハート型のアイスが紛れていたのだ。
「ハート型!」
「ん?珍しいのかい?」
「はい!私もまだ友達の写真でしか見たことがなくて……!」
興奮を抑えられずに、アイスのピックを持っていない方の手を思わず握り込むと、くすりと笑われる。
少し子供っぽかったかなと反省していると、目の前にハート型のアイスが差し出された。
「はい」
物欲しそうな顔をしていたんだろうかと顔から火が出そうになる。それに貰ってしまうのはなんだか申し訳ない。
「ねぇカラテアくん」
私がうだうだしていると、カブさんが優しく話しかけてくる。思わず元気良く返事をしてしまえば、またくすりと笑われた。
「僕のハートを受け取ってくれる?」
想像していなかったその言葉に、私は目を丸くした。なんでこの人はこんなに可愛らしい事を言ってしまえるんだ。
「……なんてね。恥ずかしい事言ってごめんね」
「全力で受け止めます!!」
私は食い気味にそう叫ぶと、ピックを掴む彼の手を勢いに任せて包み込んだ。
「……ふふ、カラテアくんらしいね」
照れたように笑うカブさんに「はい」と改めて渡される、ピックに刺されたハート型の小さなアイス。
食べるのが勿体ないけれど、溶けてなくなってしまっては元も子もない。
私はカブさんが優しい瞳で見つめる中、そのハート型のアイスを口の中へと放り込んだ。